望海風斗 宝塚人生最後のお役も苦難の人生を歩む主人公
ルードヴィヒ(ベートーヴェン=望海風斗)と父・ヨハン(奏乃はると)との対談を観ました。
父は、いつもガミガミ怒っている存在で…
少年時代のルートヴィヒを演じる野々花ひまりちゃんは全身で父の怒りを受け止めている?
青年時代のルートヴィヒはあみ(彩海せら)。
ワンスで少年時代から壮年までを通しで演じただいもん(望海風斗)ですが、今回の「ルードヴィヒ」は成長過程が見えるのが面白いですね。
「NOW! ZOOM ME!!」のパロディコーナーでも言ってましたけど、望海風斗様が演じてこられたお役は…ビンボーや反社会的なお役が多かったから 悲劇を喜劇で演じてみたんですよね~♪
数々の悲劇のヒーローを演じて来ただいもんの宝塚人生の中でも、逆境に立ち向かう力は今までで一番強いそうです。
公演解説にも
「男の名は、あらゆる不運に彩られている。失恋、孤独、失聴…。」と。
今回も?…お金に無頓着で貧乏な作曲家だったルートヴィヒ、更に襲いかかる 作曲家には致命的とも思える失聴。
宝塚を卒業するその日まで、苦悩する主人公を熱演するだいもん、最後にして最高のハマり役ですね?
自分の中に芸術を持っているから 強くまっすぐに突き進めたのだ、とおっしゃってました。
この公演は、コロナ公演中止がなければ2020年、ベートーヴェン生誕250年を記念しての公演になるはずでしたが…年越してしまいましたね。
大人気演出家・上田久美子先生書き下ろしのこの作品の脚本を初めて読んだ時、「想像力のすごさに言葉もでなかった」と脱帽するだいもん。
やっぱり「さすが、ウエクミ先生」とまた武勇伝が増える上田久美子先生かしらね。
真彩希帆ちゃん演じる「謎の女」に興味津々!
役名が「謎の女」。謎でしかないのですがw
ルートヴィヒと「不思議な関係」で、ずっとルートヴィヒに関わっているんですね。
人生と言う名の「旅」を共にする友、として描かれているそう。
とても大きな存在
真彩希帆いわく、
「人間であり、人間じゃない。」
「ベートーべンだけじゃなく、みなさんお一人お一人の中に絶対にあるもの」
それは「希望」なのでは? とTwitterでみかけたような気がします…
正解のない役なので、存在の意味をぜひお客様に見つけていただきたい。
きっと最後には心があたたかくなると思います。
ラストで霧が晴れたように、すっと腑に落ちるようです。
あ~ 早く観たい!
真彩希帆ちゃんの希、希望の希。
希=のぞみですから 望海風斗ともつながって。
トップコンビ 望海風斗・真彩希帆のお披露目は「希望の海」で、ご卒業の時も「希望」で締めくくられるのかな~♪
ナポレオン、ゲーテ、ベートーヴェン
ナポレオンもゲーテもベートーヴェンも歴史上の有名人物ですが、
それぞれジャンルが軍人・皇帝、文学、音楽とジャンルが違うので、彼らの人生が交差していたことは、うっかり気が付かなかったりします。
そう言えば、ベートーヴェンの「交響曲第3番 変ホ長調 英雄」、ナポレオンのために書かれたというのは有名な話なのに。
ナポレオンは人を巻き込んで動かしていく、
ゲーテは言葉によって感情を掘り起こさせる
ベートーヴェンは…音楽でよりよいものに変えていこうとしている、のだそう。
ゲーテは、ベートーヴェンよりかなり年齢は上ですがゲーテに心酔してた時があるようです。
だいもんは、演出の上田久美子先生から、ずっとゲーテを見ていてください、と言われたそうです。
こうして人と人とのシンフォニーが広がっていくのですね。
ベートーヴェンの物語だけに、音楽が素晴らしい
ベートーヴェンの曲が効果的に使われているのだそう。
耳に馴染みのある曲がたくさんあるといいな~と期待しています。
音楽担当は 甲斐正人先生。
先生がアレンジされた曲が全曲好き!!という、望海風斗&奏乃はるとのお二人。
曲だけで感動できるそうです。
ここに素敵な歌声が載ったら…おぉ~~~!!楽しみすぎます!!
コロナの影響で、生オーケストラは入りませんが、録音演奏でも、演奏にすごくこだわっているそうです。
どんな感じになっているのでしょう??
そして、オーケストラピットが空いているので、オーケストラピットを使った演出もあるのだとか。
オケピと言えば?? 暗転中に、こっそりオケピから銀橋に出てきていきなりピンスポ浴びたり‥というような演出はよくありますね。(最近では宙組のオーシャンズ11、アナスタシア)。銀橋に出る待機場所になったりね^^
ピガール狂騒曲では、銀橋と本舞台の間に二本の橋が渡されました。
今回は?? どう使うのか。わくわく^^
劇中劇「若きウェルテルの悩み」も、見どころらしいです。
初日映像やら、早めに観に行く友人の感想など、楽しみにしています!!