本日夜。東京から帰ってまいりました。
上野の辺りを歩きすぎてかなり疲れているので、サクッと軽い話題を…
2023年公演ポスターのベスト3(評価A)と、う〜〜〜〜ん、なポスターについて語ります。
私見語りますので 大丈夫な方のみどうぞ。
目次:
- 2023年公演(宝塚ベース)タイトル 29公演
- 作品世界を彷彿とさせるポスター 3点(公演日時順)
- C評価のポスターは、顔だけのポスターと雰囲気のないポスター
- 一番苦手なのは、修正して誰かわからなくなっているポスター
2023年公演(宝塚ベース)タイトル 29公演
作品世界を彷彿とさせるポスター 3点(公演日時順)
あら。奇しくも、3作とも再演物ですね…
しかも、どの作品も人気の名作。
花組公演『うたかたの恋』 演出:小柳奈穂子
「マリー 、来週の月曜日 旅に出よう。」「あなたと御一緒なら 何処へでも…」
大階段でのこのセリフでおなじみの『うたかたの恋』。
絶望の皇太子とマリーの悲恋。
破滅への足音が聞こえそうな不穏さを漂わせる1枚のポスターが物語世界を雄弁に語っていて素晴らしいです。
先行画像から、ポスターが出るまで時間がかかっていましたが、れいちゃん(柚香光)とまどかちゃん(星風まどか)の表情や、
構図、白い軍服と白いドレス、様々なディテールが想像力を掻き立ててくれるます。
名画のように美しく、大好きなポスターです。
月組公演『月の燈影』 演出:大野拓史
月組はこの作品の他に、『応天の門』や『DEATH TAKES A HOLIDAY』にも月が登場してシックですね。
月は、夜の薄闇の中で輝いているので抑えめのトーンですね。
『月の燈影』の世界も瓦が月の光で濡れたようにつややかに光っていて綺麗。
右上に満月、左下に紫陽花、という構図も好きです。
初演はダブル主演だったということもあり、幸蔵と次郎吉が背中合わせに立っているところもいい。
作品世界に引き込んでくれるしっとりとした雰囲気がいい!
星組公演『ME AND MY GIRL』 演出:三木章雄
見た瞬間に、可愛い〜〜っ!!って声を出してしまいました。
そして、見るたびに顔がほころんでしまうキュートななこちゃん(舞空瞳)、チャーミングなマイティ(水美舞斗)とありちゃん(暁千星)。
今まで、ミーマイのポスターといえば、長テーブルの上でビルとサリーが手を伸ばしている図でしたが、
今回、ビルが役替りでダブル主演、ということもあり、新しいポスターになりました。
コレが、ワタクシ的に大正解!!
3人ともいきいきしていて微笑ましい。
大好きな作品、大好きなポスターです。
C評価のポスターは、顔だけのポスターと雰囲気のないポスター
宝塚の生徒さんがいくら美しいからと言っても、「顔だけ」だと、あ、そ。で終わっちゃう。
どんな作品かな?と興味を引くのがポスターの役割だと思ってます。
顔だけポスターは、ブロマイドっぽくてつまらないな〜と。
美しい方だから、と前面に押し出しているのかもですが、つまらない。
それと、『舞姫』『My Last Joke』ただ写ってます、という語りかけて来ないポスター(個人的感想です)もC評価。
1枚のポスターから、作品の奥を読み解きたい派なので、ごめんなさい。
一番苦手なのは、修正して誰かわからなくなっているポスター
修正する必要のない、美しいジェンヌさんにも、ちょこっと修正して、別人のような、「似てる人」に仕上げてることがありますが、あれ、なんだろ?
修正する方が、「自分好み」の顔にされるんでしょうか?
もう、違和感しかなくて、気持ち悪いんですが。
『1789』は、登場する6人、全員に少しずつ修正が入っていたような??
2023年は、『1789』が一番違和感あったかな?
2022年は、『グレート・ギャツビー』
なんてことしてくれるのっ!とちょっとイラッとするレベルでした。
ポスターは夢の入口。
作品世界へ誘ってくれる素敵なポスターを期待しています。