宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

金色の砂漠、2回目 観てきました♪

雪華抄/金色の砂漠 観劇してきました。(2回目)

前回 裸眼だったので オペラ使ってたら一部しか見えず

見えてなかったところがいっぱいあったことがわかりました。

オープニング、ギィ(明日海りお)がバルバトという

琵琶のような楽器を弾いているのに見入り

ビルマーヤとジャーが セリ下がったのに気づかず

列に入って捌けていった、と前回感想に書いたのですが 

違っておりました 失礼しました panda_pekori_20161205195952434.gif

さて~~ 今回は雪華抄の感想は割愛しますが、

ラストの場面、幾重にも桜の花が下りてきて

銀橋には 母の好きだった松本悠里さんが 華やかな桜の柄のお衣装で…

母の好きな桜と松本悠里さん、急に母を思い出して涙が止まりませんでした。

泣くところじゃないのに…

1年前 花組公演「新源氏物語」を

亡き母と一緒に観劇したことが蘇って…あ、またウルウル‥

今回は、前回よりちゃんと観ることができて

2回目ということもあり 更に細かいところまで観れた気がします。

1回目は観ながら、いろんなこと考えるので 

聞き取れてないセリフがあるのです

ショーのラストに続き、お芝居でも涙、涙。

ネタバレあります、ご注意ください。

金色の砂漠が観てて苦しいのは、

愛憎による 葛藤があるからなんです…

愛と憎しみ 相反する気持ちが 心の中でせめぎ合っています。

愛しているけれど 王女、奴隷と言う立場故に 本当の気持ちを口にできず、

愛しているけれど 冷たくあしらったり 距離をおいたり

互いが紙一重の所で踏みとどまる苦しさ。

ギィ(明日海りお)が 何故自分は奴隷なのか

何故奴隷は 砂や土と同じと言われ 軽んじられるのか。

王妃様の奴隷ピピに 訴えるところは 本当に泣けます。

ずっと王妃様のお側に仕えるピピが

ギィに優しく諭すところは いつも泣けます。

怒りを含んだギィの眼差しが 何かの決意を感じさせます♪

タルハーミネ(花乃まりあ)とテオドロス(柚香光)の婚礼前夜、

2人はついに結ばれ

「私は奴隷の妻になることを誓います」 2人で逃げましょう!

愛が成就するかに見えたのに…

とんでもない誓を 奴隷に落とされた 元王女の算術の先生が

こっそり聞いていました。

彼は王に密告し、2人は囚われます。

王国の誇りを踏みにじった、と 我が娘に死刑を宣告し

剣を突きつける王。

冷酷なジャハンギール王をちなつちゃん(鳳月杏)が好演♪

ニコリともしない 猛々しい王様、似合ってました!

イスファン国の民の前で 国の誇りを傷つけた王女が立場を回復する、

ただひとつの方法は…

その奴隷に死を申し渡すこと、と 王女の婚約者テオドロスが耳打ち。

民衆の前で その者に死刑を!と叫びます

王女として 国の威信を守るために そうせざるを得なかったのか…??

自分に愛を誓ったタルハーミネが その舌の根も乾かぬうちに

自分に死を言い渡した…

驚きと苦悩の表情を浮かべるみりおちゃん…観るのが辛い…

拷問で瀕死のギィ これだけで胸が苦しく

王妃様が 瀕死のみりおちゃんじゃなかった、ギィに真実を語り

秘密の抜け穴から 砂漠へと逃してくれるのですが…

胸に深く 復讐を誓ったギィは盗賊の仲間になります。

砂漠の公益の邪魔をする盗賊を討つ、とテオドロスは兵を挙げる構え。

この機に、イスファンの城を攻める、と宣言するギィに盗賊仲間も加勢して

秘密の抜け穴から 城に入ったギィは 王・ジャハンギールの首を掻き切った!

怒りを渾身の力に込めて。

テオドロスは去っていきます。結局 国が欲しかっただけなのでしょうか?

かつてタルハーミネの愛を欲したテオドロスは もういない。

残った王女・タルハーミネを妻とする!と

高らかに宣言するギィ=イスファンディヤール(本当の名)

昔 自分の両親がされたことを 同じ方法で復讐したギィ。

暗いエネルギーの塊を自身の身体の中で燃焼させるみりおちゃん。

観ている私達も 鉛玉を飲まされたような 重苦しい気分になりますが

演じる役者さんたちは この役になりきることで、

もっともっと神経を消耗されるのでは、と思います。

やっと本当の後継者ギィが 国を取り戻した、まさにその時に

タルハーミネは 砂漠へと走り出したとの知らせが入ります。

後を追うギィ

そして2人は帰らなかった。 いえ、

2人は砂漠で結ばれたのでしょう。

そこが 追い求めていた 金色の砂漠であることを祈らずにはおれません。

涙、涙。

2人の姿を砂嵐がかき消し…

今度現れた2人は 真っ白の衣装に身を包み

衣装の裾を翻して軽やかに にこやかに踊る姿を観て

ようやく 私達も緊張から解き放たれ 幸せな気持ちになるのでした[emoji:e-51]

すごい作品だわ。

演出の上田久美子先生、すごい、よくこんな作品がかけたものだわ。

こういう 黒みりおな作品、観たかった。

そして 演じる花組生もすごい!

感情と感情がぶつかりあう役は 演じる方も大変だと思います。

観てる方も辛いけど。

一服の清涼剤は、狩りの場面 たそ(天真みちる)の婚約者と

ビルマーヤ(桜咲彩花)、ジャー(芹香斗亜)のやりとり。ホッコリしますね~♪

やれやれ。

帰り道、ため息ばかりの友と私。

観劇もヘビーですわ。

ふぁ~~~、あと1回観ます。

今日は「グランドホテル」お稽古中の月組さんが観に来られてました。

あーさ(朝美絢) 輝月ゆうま、からんちゃん(千海華蘭)、他

そして 月組トップコンビ 珠城りょう&愛希れいか登場!!

客席では 軽く拍手が。

ちゃぴを劇場で観ることは少なく

外箱でも一人で観劇してましたから

相手役さんと一緒という姿がとても新鮮でした♪

どこの組もトップコンビが一緒に観劇、というのが多いので

やはり トップコンビが(嘘でも)仲良くしている姿を観ると

なんだか安心するというか あったかい気持ちになります。

新生月組、すてきな組になりますように。