タイトルと演出家を聞いたときから期待してて
先行画像出たときに ぐわっとハートをつかまれ
早く、早く、早く、観た~~~~い!と思っていた
金色の砂漠、ようやく観てきました。
先に観てきた友人に、ネタバレしてもいいから、教えて、教えて!!と
待ちきれず 教えてもらったけど
実際観てみたら、こういう事か~~~と
人物設定も セリフも 緻密な作り込みも
想像以上!!
ネタバレあります、ご注意ください。
トップスターに奴隷役を当てるのもすごいけど
王女様が輿に乗り降りするときに
奴隷を踏み台にするという発想もすごい!
*少年少女時代の ギィとタルハーミネ(明日海りお・花乃まりあ)が可愛い♪
*王様役のちなつ(鳳月杏)の貫禄が素晴らしい!
*タソさん(天真みちる)とべーちゃん(桜咲彩花)の場面がほっとする。
などと聞いていました
始まる前から 砂漠を行く人の列がスクリーンに映し出されています。
いつしかそれは 役者と重なって…芝居が始まります。
砂漠で行き倒れた二つの骸。
「放っておきなさい 砂が運んでくれる…」と人の列から声がして(ビルマーヤ?)
骸が運ばれていきますが…
王と妃だったのですね。
家に帰って プログラム読んで分かった。
そう言えば 友人も 芝居のラストが、冒頭の部分だった、と言ってたな。
こういう手法、好きですわ♪
お芝居の中にたくさん伏線が張り巡らされているのですが
後半で すべて回収され、気持ちがいいです、
そうか、ここにつながるのか、
そういうことだったのねと符合して 納得。
よく考え、練り上げられているストーリーなのですが
上田久美子先生のこだわりで
さらに、日々セリフに変更が加えられたりしているようですね。
友人が好きだったセリフが 無くなってた~と
私と3回目の観劇をした友人が話してました。
あれ? 序章だけでこんなに語っちゃった 汗
プロローグは 登場人物紹介のような場面で
王宮の宴シーンで華やかです♪
眼福、眼福
求婚者テオドロス(柚香光)の問に応えないギィ(明日海りお)
そんな華やかな宴で人々の前で 「奴隷は口をきいてはならないのです」と
辱めを受けるギィ。
自尊心をずたずたに傷つけられても 唇を真一文字に結んで
耐えるみりおギィに胸が締め付けられます 涙
第二王女ビルマーヤ付きの奴隷 ジャー(芹香斗亜)は
語り部でもあるのですが 突然でてきて 説明セリフ、ではなく
お芝居にうまく溶け込んでいて違和感なく見れました。
ギィのように 屈辱に耐えるシーンもなく
ビルマーヤ(桜咲彩花)との ほんわかしたシーンに癒やされます。
突撃レポでも言ってましたが ジャーだけに…
事あるごとに ごはん食べよう、って誘ってホッコリ。
同じ奴隷なのにえらい違いです。
回想シーンがまた…苦しいです
算術の先生(高翔みず希)が 算術の答えを王女が間違う度
奴隷を鞭打つという…ひどい~
王妃アムダリヤに聞いた「金色の砂漠」を見たい、と探しにいくタルハーミネ。
砂漠で迷ったら死んでしまう、と必死で引き止めるギィ。
明日海りお 花乃まりあ 二人の渾身の演技に
砂漠の世界に一気に引き込まれました!
布を使って砂漠の砂嵐?を表現してとても美しいです♪
スクリーンに壮大な砂漠の映像や 大きな太陽など映し出され
エキゾチック全開です!
王女を砂漠から連れ戻す為、ギィは奴隷ではあるけれど
タルハーミネを打って怪我をさせてしまいます。
王宮に戻ると タルハーミネは ギィの自分が傷をしたのと同じところに
ナイフで傷をつけるのでした → 後でこの傷が効果発揮
いやもう 愛憎が深すぎて 観るのが苦しい。
それにしても すごいのが 奴隷のギィが
主人である王女に 恋心を告白するんですね!
動揺を隠せない、けれど毅然と突き放すタルハーミネ。
みりおもかのちゃんも ホントに神経消耗するよね、このお役。
王妃様付きの奴隷ピピ(英真なおき)に苦しい胸の内を聞いてもらう
みりおギィが ピピの膝に頭を預けて
諭されるシーンがまた泣けます。
みりおちゃんのあの憂いと怒りを含んだ眼差し!!
上手いわ~~ あっぱれ!
みりお&かのちゃんのお芝居に心揺さぶられっぱなし!!
こんなに長くなったのに お話の半分しか書いてないし。
疲れたから もう寝ます