宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

「金色の砂漠」…胸が苦しくなる!!

タイトルと演出家を聞いたときから期待してて

先行画像出たときに ぐわっとハートをつかまれ

早く、早く、早く、観た~~~~い!と思っていた

金色の砂漠、ようやく観てきました。

先に観てきた友人に、ネタバレしてもいいから、教えて、教えて!!と

待ちきれず 教えてもらったけど

実際観てみたら、こういう事か~~~と 

人物設定も セリフも 緻密な作り込みも

想像以上!!

ネタバレあります、ご注意ください。

トップスターに奴隷役を当てるのもすごいけど

王女様が輿に乗り降りするときに 

奴隷を踏み台にするという発想もすごい!

*少年少女時代の ギィとタルハーミネ(明日海りお・花乃まりあ)が可愛い♪

*王様役のちなつ(鳳月杏)の貫禄が素晴らしい!

*タソさん(天真みちる)とべーちゃん(桜咲彩花)の場面がほっとする。

などと聞いていました

始まる前から 砂漠を行く人の列がスクリーンに映し出されています。

いつしかそれは 役者と重なって…芝居が始まります。

砂漠で行き倒れた二つの骸。

「放っておきなさい 砂が運んでくれる…」と人の列から声がして(ビルマーヤ?)

骸が運ばれていきますが…

王と妃だったのですね。

家に帰って プログラム読んで分かった。

そう言えば 友人も 芝居のラストが、冒頭の部分だった、と言ってたな。

こういう手法、好きですわ♪

お芝居の中にたくさん伏線が張り巡らされているのですが

後半で すべて回収され、気持ちがいいです、

そうか、ここにつながるのか、

そういうことだったのねと符合して 納得。

よく考え、練り上げられているストーリーなのですが

上田久美子先生のこだわりで 

さらに、日々セリフに変更が加えられたりしているようですね。

友人が好きだったセリフが 無くなってた~と

私と3回目の観劇をした友人が話してました。

あれ? 序章だけでこんなに語っちゃった 汗

プロローグは 登場人物紹介のような場面で

王宮の宴シーンで華やかです♪

眼福、眼福 

求婚者テオドロス(柚香光)の問に応えないギィ(明日海りお)

そんな華やかな宴で人々の前で 「奴隷は口をきいてはならないのです」と

辱めを受けるギィ。

自尊心をずたずたに傷つけられても 唇を真一文字に結んで

耐えるみりおギィに胸が締め付けられます 涙

第二王女ビルマーヤ付きの奴隷 ジャー(芹香斗亜)は

語り部でもあるのですが 突然でてきて 説明セリフ、ではなく

お芝居にうまく溶け込んでいて違和感なく見れました。

ギィのように 屈辱に耐えるシーンもなく

ビルマーヤ(桜咲彩花)との ほんわかしたシーンに癒やされます。

突撃レポでも言ってましたが ジャーだけに…

事あるごとに ごはん食べよう、って誘ってホッコリ。

同じ奴隷なのにえらい違いです。

回想シーンがまた…苦しいです

算術の先生(高翔みず希)が 算術の答えを王女が間違う度

奴隷を鞭打つという…ひどい~ 

王妃アムダリヤに聞いた「金色の砂漠」を見たい、と探しにいくタルハーミネ。

砂漠で迷ったら死んでしまう、と必死で引き止めるギィ。

明日海りお 花乃まりあ 二人の渾身の演技に

砂漠の世界に一気に引き込まれました!

布を使って砂漠の砂嵐?を表現してとても美しいです♪

スクリーンに壮大な砂漠の映像や 大きな太陽など映し出され

エキゾチック全開です!

王女を砂漠から連れ戻す為、ギィは奴隷ではあるけれど

タルハーミネを打って怪我をさせてしまいます。

王宮に戻ると タルハーミネは ギィの自分が傷をしたのと同じところに

ナイフで傷をつけるのでした → 後でこの傷が効果発揮

いやもう 愛憎が深すぎて 観るのが苦しい。

それにしても すごいのが 奴隷のギィが

主人である王女に 恋心を告白するんですね!

動揺を隠せない、けれど毅然と突き放すタルハーミネ。

みりおもかのちゃんも ホントに神経消耗するよね、このお役。

王妃様付きの奴隷ピピ(英真なおき)に苦しい胸の内を聞いてもらう

みりおギィが ピピの膝に頭を預けて

諭されるシーンがまた泣けます。

みりおちゃんのあの憂いと怒りを含んだ眼差し!!

上手いわ~~ あっぱれ!

みりお&かのちゃんのお芝居に心揺さぶられっぱなし!!

こんなに長くなったのに お話の半分しか書いてないし。

疲れたから もう寝ます 

おやすみにゃん