宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

みっちゃん、ありがとう!桜華に舞え、感動~~~~っ!!

北翔海莉・妃海風 退団公演

桜華に舞え/ロマンス 観てきました。

 

今日は 月組の紫門ゆりやくん 有瀬そうくん 輝城みつるくんがご観劇。

 

桜華に舞え1

 

 

桜華に舞え、噂通りの感動作で

泣けました~~~!

 

ネタバレあります、未見の方ご注意ください。

 

 

 

ラストで号泣必至ですけど、私はもう幕開けすぐから泣きそう!

 

かっこいいんですもの、演出が!

 

銀橋チョンパですよっ!! 度肝抜かれました。

幕開きではなく、途中からです。念のため。

犬養暗殺場面から始まります。

 

居並ぶ薩摩藩士、かっこよすぎ!!

刀の柄を浮かせて 鞘に収める時に カチーン☆と

一斉に鯉口を鳴らしてから 舞台に出ていく演出が素敵♪

 

北翔海莉主演「風の次郎吉」を担当された 斎藤吉正先生演出。

 

期待通りでした!! お見事!!kuma_hakushu_20160314000742db7.gif

 

 

次々登場する 登場人物の歌い継ぎもよく

真彩希帆ちゃんの 会津のお姫様のお歌に聞き惚れました!!

もっと聴いていたい!と思いました。

 

会津城の戦いの場。

みっちゃんas桐野利秋と ふうちゃんas大谷吹優の出会い。

剣を交わす2人に砲弾が当たり、気を失った2人は別れ別れに…

舞台に出ると 甲冑のせいで歩くだけで大変と言っていたまこっちゃん(礼真琴)が

凛々しく男らしくなっていて 役者として更にステップアップしてる!

怒りを秘めた男を好演♪

 

場面は一転 場所は鹿児島 ここのシーン好き~♪

桜島は 今日もの~んびり煙ば吐いちょるばい」

いいね、いいね、方言大好き、真似したい!

若き日の桐野利秋(北翔海莉)と幼なじみの衣波隼太郎(紅ゆずる)

剣の稽古をする2人が なんか 可愛いです。

 

利秋が 侍に楯突いて 大変なことになりそうになったときに

通りすがりの西郷さん(美城れん)が ここはワシに免じて許してやってくれと助けてくれます。

名を問うと 「なぁに。浪人もんじゃ ワッハッハ」、と豪快に立ち去りますが…

「あんお方こそ、西郷吉之助先生じゃ!!b-orooro_20160831091020c21.gif」by天寿光希 ここ好き~

 

桐野利秋と西郷吉之助(後の隆盛)との出会いでした。

 

もう この役のために生まれてきた?というくらいハマっている美城れんさんの西郷隆盛 

お歌が心を震わせる!! セリフも心に響く!

星組から専科に異動になって ご活躍の場も増えて

これからも いっぱいいろんなお芝居を観せて頂きたかったのに

退団の報を聞き、残念で仕方ありません 

 

みっちゃん演じる桐野利秋は 西郷隆盛の国造りに命を懸けようと

その人生を 激動の明治黎明期に捧げたんですね~

 

あ~ 思い出すだけで 胸がきゅ~んと痛くなってこみ上げてくるものがあります。

 

山縣有朋の馬車に轢かれて母を亡くして孤児になった太郎を

娘役の小桜ほのかちゃん(お歌お上手!)が好演♪

これから 上がってきそうですね!

 

みっちゃん演じる利秋は 

大久保利通の裏切りなどがあっても あくまでも薩摩藩士として

薩摩隼人の心意気を貫いているところが心憎いです。

 

隼太郎(紅ゆずる)の政府軍は 西郷の薩摩軍を討つべく熊本へ。

「我々は、熊本に向かう!」その瞬間、

故郷を敵に回してしまった…ベニの苦渋の表情に泣ける!

自分の家族を安全な所へ逃がそうと故郷に戻ったのに

姉はじめ 故郷のみんなから「敵」視され 追い返されてしまいます。

 

国を良くするために走ってきたのに 何故こんなことになるのか・・・

隼太郎の苦悩が痛々しいです。

 

西郷隆盛は自刃

 

次々に敵の砲弾を受けて倒れ ついに利秋も…

 

号泣する隼太郎の腕の中で静かに永久の眠りに付く利秋

 

ちょっと ベルばらのバスティーユ要塞前彷彿。

 

客席もすすり泣きの音があちこちで。

私も流れる涙を止められませんでした。

今、この文章を書きながらまた 涙がじわ~と溢れてきました。

 

共に幼き日を過ごし 日本をいい国にしようと志をひとつにしていたのに

いつの間にか 気がつけば 敵対しあう仲になってしまっていた…

非情な運命のいたずら。 Oh my god! muri_20160829234900d26.gif

 

これって 「星逢一夜」みたいね、と友人。

 

一つの時代が終わり 新しい時代を迎える時

民衆のエネルギーが大きなうねりとなって国を変えようとしますね。 

日本でも フランスでも オーストリーでも。

 

生きてくる時代を間違えたという利秋は 自分はボケ桜(違う時期に咲く桜)だ、

ボケ桜らしく 散っていく!

と 信念を貫いて死んでいきます。 まさに桜華に舞え、ですね。

 

かっこいい!

 

ラスト それぞれの衣装に身を包んで舞台に組子が並ぶ中

みっちゃんがゆっくりと銀橋を渡っていきます…

 

さよなら演出だ~~~  もう、泣くしかない!

 

SAMURAI The FINALの紗幕が下りて 幕。

 

ここがちょいと 斉藤先生らしいですね。

風の次郎吉はもっと 英語多用でしたけど ( *´艸`)

 

 

ずっと 理想の退団公演は壮一帆退団公演「一夢庵風流記 前田慶次

だとおもっていましたが この度、

北翔海莉退団公演「桜華に舞え」が加わりました。

 

みっちゃんのお人柄がよく現れていて

次期トップのベニ(紅ゆずる)との友情もあり

星組全員が 退団公演で熱く盛り上がっていて

観終わった後に、立ち上がりたくないくらい浸ってしまって…

大満足、大感動でした!!

 

 

みっちゃんの男役芝居、もう観れないと思うとすごく寂しいけど

心の中に とても爽やかな一陣の風が吹き去りました。

 

終わってしばらく席を立ちたくなかった、

お芝居の余韻に浸っていたかった、そんな素晴らしいサヨナラ公演でした。

 

みっちゃん、ふうちゃん、そして星組の皆さん、

感動をありがとう!!

 

斎藤吉正先生、ブラボー!!

 

ひとりひとりについて 感想を書きたいくらいだけど長くなるので止めときます。

 

今日はこのくらいで…

 

ショー ロマンス!!の感想は また明日♪