北翔海莉・妃海風 退団公演
桜華に舞え/ロマンス 観てきました。
今日は 月組の紫門ゆりやくん 有瀬そうくん 輝城みつるくんがご観劇。
桜華に舞え、噂通りの感動作で
泣けました~~~!
ネタバレあります、未見の方ご注意ください。
ラストで号泣必至ですけど、私はもう幕開けすぐから泣きそう!
かっこいいんですもの、演出が!
銀橋チョンパですよっ!! 度肝抜かれました。
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幕開きではなく、途中からです。念のため。
犬養暗殺場面から始まります。
居並ぶ薩摩藩士、かっこよすぎ!!
刀の柄を浮かせて 鞘に収める時に カチーン☆と
一斉に鯉口を鳴らしてから 舞台に出ていく演出が素敵♪
北翔海莉主演「風の次郎吉」を担当された 斎藤吉正先生演出。
次々登場する 登場人物の歌い継ぎもよく
真彩希帆ちゃんの 会津のお姫様のお歌に聞き惚れました!!
もっと聴いていたい!と思いました。
会津城の戦いの場。
みっちゃんas桐野利秋と ふうちゃんas大谷吹優の出会い。
剣を交わす2人に砲弾が当たり、気を失った2人は別れ別れに…
舞台に出ると 甲冑のせいで歩くだけで大変と言っていたまこっちゃん(礼真琴)が
凛々しく男らしくなっていて 役者として更にステップアップしてる!
怒りを秘めた男を好演♪
場面は一転 場所は鹿児島 ここのシーン好き~♪
「桜島は 今日もの~んびり煙ば吐いちょるばい」
いいね、いいね、方言大好き、真似したい!
若き日の桐野利秋(北翔海莉)と幼なじみの衣波隼太郎(紅ゆずる)
剣の稽古をする2人が なんか 可愛いです。
利秋が 侍に楯突いて 大変なことになりそうになったときに
通りすがりの西郷さん(美城れん)が ここはワシに免じて許してやってくれと助けてくれます。
名を問うと 「なぁに。浪人もんじゃ ワッハッハ」、と豪快に立ち去りますが…
「あんお方こそ、西郷吉之助先生じゃ!!」by天寿光希 ここ好き~
桐野利秋と西郷吉之助(後の隆盛)との出会いでした。
もう この役のために生まれてきた?というくらいハマっている美城れんさんの西郷隆盛
お歌が心を震わせる!! セリフも心に響く!
星組から専科に異動になって ご活躍の場も増えて
これからも いっぱいいろんなお芝居を観せて頂きたかったのに
退団の報を聞き、残念で仕方ありません
みっちゃん演じる桐野利秋は 西郷隆盛の国造りに命を懸けようと
その人生を 激動の明治黎明期に捧げたんですね~
あ~ 思い出すだけで 胸がきゅ~んと痛くなってこみ上げてくるものがあります。
山縣有朋の馬車に轢かれて母を亡くして孤児になった太郎を
娘役の小桜ほのかちゃん(お歌お上手!)が好演♪
これから 上がってきそうですね!
みっちゃん演じる利秋は
薩摩隼人の心意気を貫いているところが心憎いです。
隼太郎(紅ゆずる)の政府軍は 西郷の薩摩軍を討つべく熊本へ。
「我々は、熊本に向かう!」その瞬間、
故郷を敵に回してしまった…ベニの苦渋の表情に泣ける!
自分の家族を安全な所へ逃がそうと故郷に戻ったのに
姉はじめ 故郷のみんなから「敵」視され 追い返されてしまいます。
国を良くするために走ってきたのに 何故こんなことになるのか・・・
隼太郎の苦悩が痛々しいです。
西郷隆盛は自刃
次々に敵の砲弾を受けて倒れ ついに利秋も…
号泣する隼太郎の腕の中で静かに永久の眠りに付く利秋
ちょっと ベルばらのバスティーユ要塞前彷彿。
客席もすすり泣きの音があちこちで。
私も流れる涙を止められませんでした。
今、この文章を書きながらまた 涙がじわ~と溢れてきました。
共に幼き日を過ごし 日本をいい国にしようと志をひとつにしていたのに
いつの間にか 気がつけば 敵対しあう仲になってしまっていた…
これって 「星逢一夜」みたいね、と友人。
一つの時代が終わり 新しい時代を迎える時
民衆のエネルギーが大きなうねりとなって国を変えようとしますね。
日本でも フランスでも オーストリーでも。
生きてくる時代を間違えたという利秋は 自分はボケ桜(違う時期に咲く桜)だ、
ボケ桜らしく 散っていく!
と 信念を貫いて死んでいきます。 まさに桜華に舞え、ですね。
かっこいい!
ラスト それぞれの衣装に身を包んで舞台に組子が並ぶ中
みっちゃんがゆっくりと銀橋を渡っていきます…
さよなら演出だ~~~ もう、泣くしかない!
SAMURAI The FINALの紗幕が下りて 幕。
ここがちょいと 斉藤先生らしいですね。
風の次郎吉はもっと 英語多用でしたけど ( *´艸`)
ずっと 理想の退団公演は壮一帆退団公演「一夢庵風流記 前田慶次」
だとおもっていましたが この度、
北翔海莉退団公演「桜華に舞え」が加わりました。
みっちゃんのお人柄がよく現れていて
次期トップのベニ(紅ゆずる)との友情もあり
星組全員が 退団公演で熱く盛り上がっていて
観終わった後に、立ち上がりたくないくらい浸ってしまって…
大満足、大感動でした!!
みっちゃんの男役芝居、もう観れないと思うとすごく寂しいけど
心の中に とても爽やかな一陣の風が吹き去りました。
終わってしばらく席を立ちたくなかった、
お芝居の余韻に浸っていたかった、そんな素晴らしいサヨナラ公演でした。
みっちゃん、ふうちゃん、そして星組の皆さん、
感動をありがとう!!
斎藤吉正先生、ブラボー!!
ひとりひとりについて 感想を書きたいくらいだけど長くなるので止めときます。
今日はこのくらいで…
ショー ロマンス!!の感想は また明日♪