花組公演 新源氏物語/Melodia
10月10日11時公演、観てきました♪
「新源氏物語」も ショー「Melodia」も良かったです♪
今日は、新源氏物語の感想など、覚えているうちに書き留めておこう。
スカステで初日映像を何度も観て、
いろんな方のレポ読んで、すっかり観た気になってましたが・・・
生の舞台を観て その華やかさ、艶やかさに
もうため息♪
幕開けの衝撃は、その華やかさに どよめくと聞いていたのですが
本当に、チョンパで、ライトが点いた瞬間に おぉ~と
客席から声が上がりました。
緋毛氈が敷かれた大階段に平安装束で居並ぶ様はお雛様のよう。
雅やかな王朝絵巻、圧巻です!
お話をよく知らないので、予習しようと思っていたのに
できずじまいでしたが、セリフがすーーっと入ってきて
分かりやすかったです。
光源氏の理想の女性は 自分の母親である桐壺の更衣。
父・桐壺帝の女御 藤壺に母の面影を見て思いを募らせます。
ある夜、藤壺のもとを訪れ、藤色の御簾を分け入り、思いを告げます。
桐壺帝を裏切る行為と知りながら 抑えきれない思いを
切ない表情で舞う みりお(明日海りお)とかのちゃん(花乃まりあ)。
最後は 横たわったかのちゃんに寄り添って
セリ下がっていきます・・・(/▽\)キャッ♪
今公演の目玉の一つ??
柚香光くんの六条御息所。
男役なので、凛としたしっかりとした女性、という感じでした。
お芝居も、すごく良かった!!
狂おしいまでの切なさが出ていて素晴らしい!!
一条大路で六条御息所の牛車と葵の上(光源氏の正室)の牛車が鉢合わせ。
御息所の車が葵の上の家来に壊され、恥をかかされた御息所は
夜叉のようになって怒り狂う。
後に、生霊となって、葵の上を苦しめるのですが・・・
ここの演出が妖しげで、雰囲気があります。
続きでれいくんについて語っちゃうと、
後半、頭の中将の息子・柏木として登場。
光源氏の元に嫁ぐ(降嫁)ことになった
女三の宮(朝月希和)への思いを断ちきれず
強引に逢瀬を重ねて 女三の宮は、子を宿してしまう。
六条御息所に続き、ここでも
夕霧(鳳月杏)のアドバイスも聞き入れず
熱く一途な思いで 女三の宮のもとへ走るという役。
狂おしいまでの切ない愛に、私の胸がキューン
やっぱり 柏木のれいくんがかっこいいですね、当たり前か。
昨日の朝日新聞の夕刊に出ていました。 ↓
「長袴を脱いで女性から男性に戻ると解放感がある。
それをエネルギーにしたい」 と柚香光 談。
女性から男性に戻る、ってところが面白いですね。
女役から男役に戻る、じゃなくて??
もう、心はすっかり「男」なのですね♪
先日初日を観た友人が、我が子との対面のみりおちゃんが良かった、と。
桐壺帝の息子として 藤壺が産んだ赤子(若宮)のお披露目の場で
実は自分の血を分けた子だと知っているみりお@光源氏。
心の揺れを、落ち着きのない目の動きで表現しています。
うまい!!
直情的な愛に走った結果 父の女御との間に不義の子をもうけた光源氏は
今度は 自分の正室を寝取られるという繰り返し。
プログラムに、「運命の輪廻」と。 なるほど~うまいこと言う!
「花の宴」で舞う みりお(明日海りお)とあきら(瀬戸かずや)@頭の中将
いや~、今回も あきら、本当にいい場面をたくさんもらってました。
みりおちゃんとの二人芝居もあり 見せ場が多かった!
二番手の従者役のききちゃん(芹香斗亜)は 目立った役でなくてもったいなかったね。
右大臣役のタソさん(天真みちる)が、今回もお上手でした!
おとぼけな感じのメイクで ほのぼのとした笑いを取る!!
なくてはならない存在ですね!
芽吹幸奈さん、ゆきちゃん(仙名彩世)、音くりすちゃんの歌声に酔いました。
本当にお上手、透き通るような歌声。
ずっと聴いていたいと思わされました。
若紫(紫の上の子供時代)役の春妃うららちゃん。
銀橋で光源氏から 手習いを教えてもらうところ、本当に可愛かったです!
光源氏の正室、女御 ↓
藤壺、六条御息所、葵の上、朧月夜、紫の上、女三の宮
他、 どの娘役さんも平安装束が美しく 見てるだけでも楽しいです。
今回は、セットも美しく、
須磨のシーンなども雰囲気があり、いろんな意味で大満足!
にしても、光源氏という役、
明日海りおをおいて、他に考えられない、と言っても
過言ではないくらい、適役!!
みりおちゃんが 「新源氏物語」を引き寄せた感じですね。
「人並み外れて美しく聡明な貴公子」
「並の殿上人にはない麗しさ」 そんな形容も
みりおちゃんなら説得力ありますね~♪
今日は初見なので、ザックリと。
チケットは、一時はHPで全部☓になっていましたが
△も戻ってきたし 劇場のチケットセンターで買えそうです。
観劇予定なかった方も・・・必見です♪
◆関連リンク
ベルばらの優雅さ光源氏に生かす 花組・明日海りお (日刊スポーツ・プレシャス宝塚)
スターフォト 花組「新源氏物語/Melodia」 (神戸新聞・Viva!宝塚)