「カリスタの海に抱かれて」
4月18日 11時公演 10列サブセンターで観劇してきました。
宝塚オリジナルのお芝居は 1時間半という尺の制約のある中、
いろいろ詰め込んだ為に 描ききれず消化不良な感じがする作品が多いです。
だから、再演ものじゃなかったら、
怖くてチケットエントリーをためらうという…
が! この「カリスタ~」は、とても分かりやすくていい!
観劇後感が爽やか!
友情、恋愛(三角関係)、独立運動 どれも上手くまとまっています♪
流石、大石静作。
演出(石田昌也)も、適材適所の配役で、観ていてストレスフリー。
あ!唯一の疑問点は、なぜマイティ(水美舞斗)をもっと使わないのか、
それのみ。
ヅカ師匠曰く、1回しか観劇しない人にも分かるような芝居にしないと
世間の評価が・・・マズイことになるぞ(by ダンサセレナータ ホアキン=紅ゆずる)
今日は、キャスト別
明日海りお
好青年全開! グイグイ行くほど強くもないけど
爽やか~な風がみりおの回りに吹いていて
カリスタのアクの強い島民と一線を画している感。
花乃まりあ
声がいい! 滑舌がいい! 芝居がうまい!
と、私の評価がうなぎのぼり。
口跡がいいのは舞台人にとって大切なこと。
トップ娘役として 5人の中で一番好きな声かも?
芹香斗亜
長身で小顔の可愛い系若手から
骨のある、しっかりした男を演じても説得力ある二番手に成長!
まだまだ これから、の二番手さんだけど
期待できそう!
柚香光
今回から三番手。
本公演でも新公でも大活躍♪
ラスト、みりおと花乃ちゃんのラブシーンの横で
一人で小芝居しているのがめちゃくちゃ面白く、見どころです。
今日もぶわぁ~っはっは!と快調でした!
瀬戸かずや
独立を勝ち取るために、血を流すのも厭わない、否、
自分たちの親を殺したフランス軍に復讐の炎をたぎらせている。
そんな熱い男、土臭い男を好演♪
さすがの存在感です。
花野じゅりあちゃんとのキスシーンも話題ですね。
いいね、あのシーン。 (〃∇〃)
鳳月杏
端正な佇まいのちなつちゃんが大好きです。ダンサーだし♪
友人も、上品さがいい、と。
みりおの副官役によく合っています。
カルロの親書を携えて 丸腰でロベルトのアジトへ乗り込むところなど
キュンときます~^^
天真みちる
敢闘賞を上げたい。 今回に限らずですが、
芝居がうまい!!
アドリブに クスっと笑わされます。
ご本人は何気なく演じておられるのですが
ずっと観ていたいくらい説得力のあるお芝居 小芝居。
2013年 スマスマで「タンバリン芸人」として 一世風靡。
でもそんな名前で一時の人として扱って欲しくない!
芝居の厚みを増す大切な生徒さん。
末永くご活躍して欲しいです!
美穂圭子
言わずと知れた 泣く子も黙る歌唱力。
ひたすら独立に燃える女戦士として
一本筋の通ったところを見せていました。
もう、歌に酔う!!!!!!
もっと! もっと歌って!
美穂圭子さんと花乃ちゃんが一緒に歌う所もいい!
花乃ちゃん、負けてません。
今回は、カリスタの男たちも女達も
セリフ回しが小気味よかったです!
特に女性が男言葉使って、荒っぽいのがいい。
フライパンをカンカン叩きながら 「昼飯~~~!」と
皆を呼びに来たアリシア(花乃)が、
カルロを見つけた瞬間 「・・・だよ」と言い足すところが可愛いです。
ナポレオンの登場もあり、
独立は、自由を勝ち取ることだ、
復讐ではない、という カルロ(明日海りお)の理念が通って
カリスタ島独立、めでたし!
愛するカルロと結ばれることは
カルロがロベルトを裏切ることになってしまう、と悩むアリシア
キュンポイント♪
最後は カリスタのリーダーは一人でいい、と
カルロは、アリシアと旅立つ、めでたし!
あ~~~楽しかった!
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