宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

今日こそ!「カリスタの海に抱かれて」 観劇感想♪

カリスタの海に抱かれて」の感想です、今度こそ。

 

    

 

 

まだ始まって日が浅いので、ネタバレ嫌な方はUターンお願いします。

自分用の記録ですから 好きなこと書いてます。

 

大丈夫な方のみどーぞ。

 

   ↓     ↓     ↓

 

 

 

明日海りお トップお披露目が「エリザベート」で

大盛況だったのですが

大体お披露目の次の作品、って微妙なのが多いので

どうかな、またオリジナルだし・・・とちょっぴり心配してました。

(私が最近観たオリジナル 殆どビミョー for me)

 

一筋の希望は、「大石静作」。

 

カリスタ? どこ?・・・架空の島だそう。

 

フランスと行き来できるくらいだから地中海だろーと思ってた。

 

上手袖のセリからみりおちゃん登場♪ 銀橋を渡っていきます。

オリーブの小枝を手に持って歌う、

地中海から吹く風が オリーブの花をゆらす 常夏の島」 は? ハテナ

ちなみに 大石静 作詞。

 

紗幕には、たくさんのヤシの木の絵  は? 

 

地中海に常夏の島は・・・無いよ、温帯だから。

 

ちょっと入り口でつまずきましたが 必死でスルー 汗

 

28年前にカリスタ独立運動を指揮して処刑された

英雄アルドは 自分の命日に生まれた男子は

「我が遺志を継いで 独立を勝ち取る」、と言い残して亡くなりました。

 

その日に生まれた男子が 

カルロ=仏名・シャルル(明日海りお)と ロベルト(芹香斗亜)。

二人は幼なじみで 友情の証に 

ナイフで腕の同じ箇所に傷をつけておりました。

 

長じて、全く違う立場に置かれた二人

 

ロベルトは、独立運動を指揮し

シャルル(カルロ)は、フランス軍カリスタ守備隊司令官。

 

ロベルトの右腕・セルジオ(瀬戸かずや)の妹アリシア(花乃まりあ)は、

フランスから来た指揮官 シャルルに恋をします。

 

う~~~~~~ん! 恋愛物の王道!三角関係!

それぞれの立場故に自分の思いを持て余す三人。

観客 ハラハラドキドキ!

 

ロベルトの片思いの切なさ、

自分を思ってくれるのはロベルト、

自分が恋慕うのは シャルル、

けれど、自分がシャルルと結ばれれば

二人の友情が壊れてしまう・・・と悩むアリシア。

幼なじみでありながら 互いの立場故に理解し合えない

シャルルとロベルト。

 

3人が それぞれ複雑な思いを抱く

その心の襞を丁寧に演じていて お上手でした。 

 

みりおシャルルは、どこまでも 好青年で

懸命に 友情と独立運動を両立しようと奔走しています。

 

ロベルトは、独立運動で、自分の親や島民を殺した

フランス人への復讐の思いを込めています。

アリシアをめぐる恋のライバルでもあり フランス軍司令官の

シャルル憎しの思いを重ねて流血もやむ無しと暴走寸前。

 

ちょっと暗いエネルギーを発散するところは

かつての 柚希礼音のショーブラン(スカーレット・ピンパーネル)を

思い出させるほど 骨のある演技で ききちゃん良かったです!!

 

最終的には フランスも貴族社会が崩壊し 

カリスタ島も独立を勝ち得ることができました。

 

 

生まれてからずっと ロベルトが重荷に感じていた

カリスタ独立運動の「リーダー役」

 

その背中をおすのは 亡きアルドの恋人・アニータ(美穂圭子)

 

美穂圭子さんは、ショーでも活躍されてましたが

お芝居でも美声をたくさん聴かせてくださいました。

その定評のある力強い歌唱は、

独立運動を支えてきた女性像にリアリティを出していました。

 

そして 驚いたのが、

かのちゃん@アリシアと美穂圭子さんが

歌うシーンがあるのですが、

美穂圭子さんの歌唱に負けてない花乃まりあの歌声。

うん、これくらい歌えないと やっぱり娘1は務まらない! 納得 kuma_unaduku.gif

 

 

最後 カリスタ島は独立し

シャルルとアリシアは結ばれて

万事、めでたし、めでたし。

 

舞台中央奥で 独立を勝ち取ったロベルトと

アルドの遺志を継いで独立運動を見守ったアニータが

カリスタの大旗をゆっくりと振って 幕。 

じわ~っと感動。

 

 

アリシアは、フランスから帰郷した シャルル(=カルロ)を通して見る

外の世界に憧れています。

カリスタ島という狭い世界で息苦しさを感じながら奔放に生きる

アリシアを 花乃まりあが好演!

 

今回 みりお きき かのちゃんの3人が安定のお芝居で

ものすごく入り込めました。

3人とも、癖のないセリフ回し 力強い演技、お上手でした。

 

さらに お笑い部? お笑いぷっ?

 

たそ(天真みちる) @カリスタ守備隊曹長

本当にお上手! 楽しい!

たそさんが加わることで お芝居に厚みが増します!

絶対必要な人材。 長く活躍して欲しい生徒さんです。

将来 未沙のえる路線で。

 

れいくん(柚香光)@ナポレオン

ちえさま(柚希礼音)の記憶も生々しいけど

あのお衣装は ちえナポレオンの?? 酷似。

とにかく、三枚目というか、かなり軽いナポレオン。

何かあると ブワーッハッハ!と笑い飛ばして 煙に巻く??

こちらも 思わずつられて大笑いしてしまうナポレオン様。

 

使われてる派

瀬戸かずや

もう、ショーと言い、お芝居と言い、大活躍。

ヒロインの兄で 独立運動のリーダーの右腕という美味しい役どころ

アニキ感満載なあきらなので ハマってました!

芝居も安定、安心。

 

使われてない派

水美舞斗

なんで??・・・新公主演するけれど、扱い酷すぎ!

本公演では ほとんどセリフ無し ga-n.gif

そりゃ、おーっ!とか そうだそうだ!ぐらいは言ってたかも知れないけど、

すごく 歌って踊れて芝居もできて ビジュアルもいいのに・・・

もったいない!!

 

作品は 友情、恋愛、独立運動を上手く絡めて

どれもハッピーエンドで うまくまとまっていました!

 

新生花組も新体制を打ち出して

今 とてもまとまったいい雰囲気を感じるので

今後が楽しみですね!

 

・・・と、ざっくり思いつくままに書いてみました♪

 

この作品、シャルルとロベルト、みりお ききちゃん、逆でもいいかも!

と あっちとこっちの友人2名が言ってました。

なるほど!それもありかも!!なるほど

 

 

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平成27年3月7日付 スポニチの

Saturaday 宝塚に明日海りおがピックアップされていました。

 

前回公演は、再演に再演を重ねる名作「エリザベート」

 

再演され、たくさんの「基準」のある作品は、

突飛なことはできないのに比べたら

オリジナルを作り上げていく過程は

楽しいでしょうね~

 

 

やっぱり(オリジナル)は 違いますね。

自分だけの役だから、どういうふうに作るか

一から考えて 自由に作れるのがうれしい。」

                               (スポニチ・記事より)

 

 

トップさんにとって オリジナルは、

「自分の為に書いてもらった」という事で大変嬉しい、と聞いたことがあります。

 

さらに みりおちゃんの弁からして

自由裁量で 役をふくらませることができるのが 楽しいんでしょうね!

 

 

花乃まりあと組んだ当初は 初めまして、って感じだったので

「二人で反省会」「ふたりでご飯」して 距離を縮めているそうです♪

 

集中して二人の世界観を作っていってるようです。

 

新生花組 トップコンビの今後の展開にも期待できそうです!