星組公演 「ナポレオン」NOW ON STAGEを観ました。
皆さんのお話から、ご苦労が忍ばれます…
「いろんな要素がたっぷり入りすぎて
すべての役を掘り下げている場面がないので
皆、大苦労してた。
ジョセフィーヌとの所でも、もう少し行けるところも
お芝居が短いことによって
お客様に共感して頂けるかどうかを不安に感じながら演っていた。」
と、ちえちゃん(柚希礼音)。
やっぱり。
ベニ(紅ゆずる)@マルモンは、
いろんな説があり過ぎて どんな事を感じてたのか
ナポレオンに対しての気持ちを自問自答している、と。
出演者は、演じるにあたり
役の人物像を掘り下げれば掘り下げるほど
ラビリンスに迷い込んだようですね
人によって、見方によって、良い人にも悪い人にも見える役がタレーラン。
どのように演じるか、みっちゃんも葛藤したようです。
ううむ…役者泣かせの難しい作品ですね。
初日を観劇された方の感想も、その部分にスポットを当てて観ると
やはり消化不良だったんだと思います。
今まで 数多くの作品を演じてきたちえちゃんたちにも
「お客様に伝わるのだろうか」という戸惑いがあったのね。
作者の描きたいものが多すぎると、焦点がぼやけてしまいますね。
なんか方向性が定まらず、感情移入しにくいのは
私だけじゃなかったみたいで、ホッ。
気持ちが盛り上がる前に場面転換してしまうのが
本当に惜しい!!
生徒さんたち、
気持ちを込める暇もなかったようで、もったいないです。
歌が50曲と、すごく多いそうで
ねねちゃんが、「小池先生の歌詞がとても素敵で
その役の言いたいことを全部ストレートに入れてくださってる」と
褒めてるんですけど…
私はその歌詞を聞き取るのに必死で、
お芝居から感動を受け取る力が半減してしまいました orz
これはラブストーリーでもなく
サクセスストーリーでもなく
一時の栄華も儚く消えた 哀しい男の物語。
だから、ラストシーン、ちえナポレオンが、満天の星を仰ぎつつ
スモークの中消えていく後ろ姿が哀愁を帯びているように見えて
キュ~~~~ン
その前にじゅんこさん(英真なおき)@グランマルモンの歌で
かなり ヤラれているので
感動なんだけど、ズドンと落ち込むラスト。
ホントに。
ロミジュリのラストのような幸せな高揚感が欲しかった…。
華やかな100周年の幕開けに。
今にして思えば、一幕ラストで栄華を極め、
二幕で一気に凋落っぷりを際立たせ
ナポレオンに客席の同情を集める作戦か、と納得。
ちえちゃんは、100周年ということで、
衣裳も舞台も豪華ですね、とよく言われるのだとか。
「出演者の役作り、
心が伝わることが一番メインなので
セットや衣裳がスゴイ!だけにならないように
一人ひとり、心が飛んで行くように
力を合わせて頑張りたい」
それが、お芝居の真髄でございますっっっ!!
にしても、
NOW ON STAGEでは、へぇ~~~ボタン連打でしたわ♪
みっちゃん(北翔海莉)特出について語る場面で
まさこさん(十輝いりす)が、「美智子さんのええ声、懐かしい~」
って、それはもう、ほんわかな笑顔で癒やされました。
真風っちは、「志というか、そこにある意味、みたいなものを学んだ」と。
おぉ~~!
そしてフィナーレで気を集めて客席に送る、って教わったそうで…
それって、かめはめ波~~~みたいな感じかな??
そうそう、あのちえねねの濃ゆいラブシーンは、
小池先生の振り付けだそうです。
普通は、振り付けの方が担当されるのだけれど
今回は小池先生、御自ら!!
先生の思いと妄想?がたっぷりのシーンは見所の一つですね~
ちえねねの戴冠式の衣裳(マント)は、
ちえちゃんが、じゅうたんを着てるみたい、と言えば
ねねちゃんは、綱引きみたい、とふたりとも上手いこと言ってました♪
ちえちゃんが学年1つ上のみっちゃん(北翔海莉)に
「みっちゃん」呼びしてたのが面白かったです!
逆にみっちゃんは、「柚希さん」…あれ?
んで、フィナーレ
あのナポレオンハットに男役さん達、苦労してるみたい。
やっぱり~
ねねちゃんもフィナーレのデュエットダンスの衣裳が
「パンツ」ですが、と司会者に振られ、
100周年にこれでいいのかな?と思った、とのこと。
ですよね!!
かつらは・・・ちえちゃんがREON!!IIで使ったかつらを
使う計画あり、だそうです。
金髪ストレートかな~~~?
あ~、早くもう一度観たい!!
あと10日、早く来い来い30日。
おっと、その前に、
またレポしますね♪