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夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

愛と革命の詩 9月5日11時公演観劇♪

愛と革命の詩 9月5日11時公演観劇してきました。

  

最初、タイトル聞いた時、ダッサ-って思いました。

愛=マッダレーナ、革命=ジェラール、詩=シェニエ、なのは分かるけど。

もう一捻りして欲しい

 

今年だけでも、月組も雪組もベルばらで、フランス革命に食傷気味なのよ。

愛も革命も、もう使い古されて手垢付き過ぎ!!

お腹いっぱい!!

 

 

ワタクシの記録用です 思ったことをそのまま書いています。

大丈夫な方のみ、読み進んでください。苦情

 

 

長文失礼します 

 

 

 

   ↓

 

 

 

オープニングの紗幕も白と黒に二分され、白黒のネガ&ポジ反転カラーリング

白と黒の天使が、羽ペンを持っています 

  

この白黒天使が、ずっとロミオとジュリエットの愛と死のように

終始登場するのですが…意味わかりにくかった

 

ロミジュリの愛と死は、ロミオとジュリエットの出会いや

恋に落ちる場面で愛が登場し

マーキューシオやティボルト、ロミオが死ぬ場面では死、と

ストーリーにリンクしていましたが

こちらの白黒天使は…必要なのでしょうか? (ロミジュリ彷彿

 

 

幕開けは、サロンで、だいもん(望海風斗)扮するパンジュ候爵が

亡きシェニエの詩集を手に、彼を偲んでいます。

 

そしてそこから回想、

 

アンドレア・シェニエの物語が語られていきます。

 

いきなり舞台いっぱいに広がる天使の羽根に圧倒されます!!

おぉっ!!って感じ。

斬新でした。

 

この羽根の裏側は、縦横に支柱が渡されているのですが

舞台が反転した時には、革命のシーン等で

効果的に使われていました。

 

【2013.9.8追記】

この舞台美術は、2004年トニー賞候補にもなった松井るみさんだそうです。

 

背景なども、木炭で描いたデッサンの様なタッチで

モノトーンで落ち着いた雰囲気

舞踏会のシーンですら、モノトーンです(シャンデリアはあった、かな?)

でも不思議と質素な感じは無し。

舞踏会で使われている音楽も素朴なガボットのような感じでした。

 

カラフルでゴージャスな今までの宝塚の舞台セットとは

全く趣を異にする、クールでスタイリッシュな印象です。

 

舞踏会でのシェニエと弟マリー

生き方の違いをみせつける場面。

 

シェニエの高潔な精神が垣間見れます。

そして、そんなシェニエに蘭とむさんの雰囲気がぴったりはまってます!

マリー演ずる華形ひかるくんが、セリフも多く、もうけ役でした♪

 

 

逆に、オーシャンズ11までは二番手を演じていただいもんが

今回は、最初と最後、シェニエの理解者として顔を出す程度。

とても勿体無い使い方でした。

もっと だいもんを観たかったわ~

 

蘭乃はなちゃんは、何も知らないお嬢様から、転落の人生。

貴族が故に母は処刑され、使用人(桜一花)の元に身を寄せていた。

そんな時、自由と平等を説くシェニエの詩集を目にして、

自らも目覚めていった。

 

植田景子先生、この辺りのプロセスを上手く描いていました。

蘭はなちゃんも、マッダレーナの心の変化を上手に表現。

見応えありました。

 

で、みりおちゃんは、マッダレーナのお屋敷の従僕。

ジャコバン党に肩入れしている。

そして、密かにマッダレーナに思いを寄せていた・・・。

けど、植田先生、その心の内を描ききれてなかった

だから、シェニエとマッダレーナが愛し合ってると知った時に、

悔しがり、苦悩する、といったシーンが唐突

へ? いつからそんなに好きだったの???ってビックリしたよ。

 

明日海りお@ジェラールのマッダレーナへの熱い思いを

深く描かれていないのが残念!!

後半の、ジェラールの苦悩に心動かされ、泣きポイントになるはずだったのに。

 

真面目一徹なシェニエが、差出人もわからないけど、実は

マッダレーナからの手紙を心待ちにしているところがかわいいです♪

そんな、ワクワク気分を蘭とむさんが…上手い!

 

二人が結ばれる場面、白の衣裳で6組のペアダンス

月央和沙くんのペアの振付がお気に入り♪

 

透けるカーテンが開くと

ベッドに横たわるシェニエとマッダレーナ… (ロミジュリ彷彿

 

冷酷なジャコバン党員モランの、みーちゃん(春風弥里)がはまってた。

長身でスラリとしたスタイルは、この役にピッタリ!

オーシャンズでは、陽気なマジシャンの役で好演だったし、

歌って踊って芝居も上手いみーちゃんの退団が惜しい!

花組の春風弥里、になるまでもう少し居て欲しかったな

私は彼女の魅力に気づくのが遅れ、さぁこれから注目、という矢先の退団発表

残念でなりませんっっ!

 

 

 

 

最後に、ジェラールは、愛するマッダレーナが、

恋敵アンドレア・シェニエと断頭台に上る決意を受け入れ

処刑の予定になっていた娘と入れ替わる手助けをする。

 

ジェラールって、かなりの屈辱的な役なんですね~

すごく辛い。ジェラール@みりおちゃんは見処のひとつなんだけど

ジェラールの心情を描ききれてないため感情移入しにくい

 

苦悩するみりおちゃんは美しい。 

(e.g. 清様@春の雪、ティボルト@ロミオとジュリエット)

キュンキュンくるのに。観たかったのに。あーあ。

 

断頭台に向かう二人…The end

 

かと思いきや、

白に衣装替えした蘭蘭コンビが登場、幸せの表情を浮かべ昇天

                (エリザベート彷彿

 

 

まぁ お約束のストーリー展開で、理解に苦しんでのモヤモヤはないけど、

ワクワクもない 

可もなく不可もなし。 

「宝塚的」と言われていますね。

 

それより、既視感満載の演出に、えーーーーsita.gif

 

 

頑張れ、植田景子先生。

 

 

 

花組の娘役さんを知ってたらもっと楽しめたのに・・。

知ってるのは蘭乃はな、桜一花、華雅りりか、仙名彩世の4名のみ!

花組をもっと楽しめるように、勉強しておきますっ!!

 

 

 

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花組公演・スポニチ薮下評で予習しとこ~♪ (^m^ ) 2013.8.18

 

 

 

最後まで読んで頂きありがとうございます