宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

映画「レ・ミゼラブル」を観てきました♪

2011年6月、帝劇で、幕を下ろしたミュージカル「レ・ミゼラブル」。

 

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絶対観たい!と思っていたのに行けずじまい…

 

がっ! 新演出で、あのレミゼが戻って来るらしい。

 

で…予習がてら、映画「レ・ミゼラブル」を観てきました。

 

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年末、NHKのあさいちの「特選!エンタメ」のコーナーでも紹介されていました。

 

 

ミス・サイゴン」観劇の際に、座席に置いてあったチラシの中に

映画のレミゼのチラシも入っていました。

 

ミュージカル映画は、通常、口パクで後から音声を入れるそうですが

この作品は、感情の盛り上がりを求めて

実際に、俳優陣が歌っているところを撮影したそうです。

 

見応えありそう…と期待したとおり

迫力のある歌声と映像に引き込まれ…

上映時間、正味2時間35分があっという間!!

 

 

映画の新聞広告には…「映画館は感動の嵐!!」と。 

謳い文句に偽りなし。

 

この映画のコンセプト

愛とは生きる力

それを実感した時に、ハラハラ流れる涙を止めることはできませんでした。

 

 

自分用の記録ですので、ネタバレあります。 

映画未見の方は、ここから先はご遠慮ください。

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飢えた妹の子供のために盗んだひとつのパンのために

19年の間投獄されていたジャン・バルジャン

 

オープニングは、ジャンたち奴隷が腰まで海水に浸かり

難破船をドックに引き入れる過酷なシーンから。

監督官は、法が全て、が信念のジャベール警部

 

仮釈放されたジャンは、教会でも罪を犯したけれど

司祭の寛い心に触れ

今まで、人を憎悪してきた人生を深く恥じた。

まっとうな人生を生き直そうと決意し、かつての自分、

ジャン・バルジャンの名前を捨てて生きるべく 

身分証を破り捨てた…

 

8年後、ジャンは名前を変えて、立派な市長になっていた。

 

そこへ赴任してきたジャベール警部が挨拶に…。 

なんという巡り合わせ!! ga-n.gif

 

 

ジャンが経営していた工場で働いていたファンテーヌは、

隠し子がいた事がバレて追い出され、娼婦に身を落とした。

偶然通りがかったジャンに、

わが子の将来を託してファンテーヌは亡くなる。

 

今まで一人ぼっちで生きてきたジャンにとって

ファンテーヌの娘・コゼットは、希望。

この子のために…その思いが生きる糧となった。

 

執拗に追ってくるジャベール警部の追っ手を

幼いコゼットを連れ、

すんでのところでかわしながら生きていくジャン。

 

時は流れ…

 

当時、フランスは王政復古していて市民の不満が渦巻いていた。

 

革命を志す学生のマリウスは、街角で見かけた

美しい女性・コゼットに一目惚れ。

コゼットもまた、マリウスに心をときめかせた…

 

マリウスを愛していたのは、かつてコゼットと共に暮らした

コゼットの里親の娘・エポニーヌ。

我が思いが、マリウスに届かないことを悟り

自らもマリウスと共に革命に身を投じて行く…

彼女の気持ちが切ないです。

 

 

全身全霊をかけて愛し育んだコゼットに好きな男性が現れた。

いつか来るとわかっていたけれど、

自分の支えとなっているコゼットが離れていくことを

受け入れられないジャン。

ここの歌が切ない…

 

 

マリウスとはどんな男か?

ジャンは、革命軍が築いたバリケードへ探しに行く。

折しも、フランス軍と革命軍がバリケードを挟んで

激しい銃撃戦が…

 

 

革命軍に紛れ込んでいたジャベール警部が

処刑されようとしていたが

ジャンは、彼の命を救った。

 

取って返した時、マリウスが撃たれ、倒れた。

ジャンは彼を担いで地下水路に逃げ、命からがら逃げ延びた…

が、地上で待ち受けていたのは、なんとあのジャベール!!

くーーーーーっ!

 

ここをこの男の墓場にしたくない!

病院に運ぶ間の猶予が欲しいと哀願するジャンだった。

 

 

ジャベールは自分の信念に疑問を持ち始めた。

「法が全て」とジャンを追い詰める鉄の信念を持っていたけれど、

ジャンの生き様を目の当たりにして

かつてのパンを盗んだ罪、脱獄の罪で追い詰める必要があるのか?と。

自問自答し、ジャベールもまた苦しんでいた。

 

ジャベールを憎むことなく、命を救い、

自分の命と同じように、人の命を尊ぶ姿に

生き方を根底から覆されたジャベール警部は…

橋の欄干から身を投げたのだった。

 

 

ジャンは自分は、未だかつての囚人No.24601だと

密かにマリウスに打ち明け、コゼットの人生を託して

黙ってコゼットの元を去った。

 

 

快復したマリウスとコゼットの結婚式の日。

マリウスは自分の命を救ったのが花嫁の父・ジャンだと知る。

 

 

修道院へとジャンを訪ねた二人。

余命いくばくもない状態のジャン(何故?)は

皆に見守られながら、天国へと旅立ったのだった。

 

あ~~~~ 涙が…止まらない。

 

エンドロールが終わる頃、ようやく気持ちの切り替えが付いた次第。

 

 

 

「生きるのが難しい時代だからこそ輝きを増す、人との絆。

誰かのために生きることの尊さ

困難に立ち向かっていく勇気と、希望を持つことの大切さ

それらを高らかに謳いあげた『レ・ミゼラブル

―今の私たちが心から欲し、共感できる映画がここにある。」(映画のチラシより)

 

 

セリフ一切無し!

全編力強い歌で観客を引き込みます。

 

 

キャストの皆さんは、歌唱力がスゴイ!

 

主演のヒュー・ジャックマン、ダントツ!!

他の皆さんも大熱演!

ライブで撮影してるので、迫力あります。

 

ジャン(ヒュー・ジャックマン)が、苦悩や切ない胸の内を

にじませながら歌い上げる姿に感動!!

 

ジャン、マリウス、コゼット、エポニーヌが

それぞれの思いを歌い上げるところでは感動して

歌い終わった瞬間に、拍手しそうになりました。ここは映画館だった~。

 

 

朗々と歌い上げる歌詞が聞き取りやすくて、

英語でなんて歌っているのかを考えるという

雑念が生じて頭の中がちょっと忙しかった。

 

 

舞台の方も、楽しみです♪

絶対、山崎育三郎マリウスで観たいっ!!