宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

オーシャンズ11☆マイ初日感想(第2幕)♪

さてと、昨日の観劇の感想、今日は第二幕です。

ネタバレ あります、 ご注意あれ~

第二幕の始まりは ちえちゃんの蛇のダンス、と聞いてたから

タカラヅカ絢爛のような蛇のダンスかと思ってたら、

舞台上、 エデンの園の設定の(テスのためにベネディクトが作らせた)舞台で

イブがテス、アダムがベネディクト・・・ ねね&べにが美しく踊ります。

アダムが去った後、イブに金の林檎(禁断の木の実)を渡す蛇の役がちえちゃん。

衣裳もダンスもワイルドな感じで 真っ白なロングドレスのねねちゃんとは

対照的な黒衣装の蛇役でした。

3人の仲を象徴するような幻想的なシーンです 

1幕の終わりに11人の仲間がようやくそろったところで、

いよいよ ここから、一気にお話が進みます!

金庫破りも、 ねねちゃんテスれみちゃんダイアナの戦いも

そして テスをめぐる ダニー・オーシャンベネディクトの戦いも。

金庫破りは、映画でのハラハラドキドキをどこまで伝えられるのか、と注目していましたが

イェンが金庫室に潜入し、ダニーとライナスがワイヤーを伝って下りて来るところの演出、

上手いな~ って感心しました

金庫破りに時間を割いてない分、ハラハラドキドキと達成感みたいなものは

映画よりは希薄ですけども

タカラヅカ版は恋愛中心なので致し方ない。

テスのライバル役のれみちゃんが、

愛と青春の旅立ちで見せた「ちょっと嫌な女」役を上手に演じて

お芝居に深みを与えていました。

ダイアナにも 声援を送りたくなるよ~

で、ダニー、テス、ベネディクトの三角関係は

ダニーは 今でも愛してる、と熱い思いで待ち続けていて切ない。

冷たくされても 突き放されても一途なところが女心をホロっとさせますね。

ダニーとは別れる、と言いながらも どこかしら未練を残しているテス。

ねねちゃん、揺れ動く女心を上手に表現していました。

カジノのスロットマシーンの前で

ちえちゃんが、グイっとねねちゃんを引き寄せてキスするところがツボです

(ちえねねファン好み・・・ファン心理を心得るちえちゃんでありますっ!)

地上げ屋まがいの事をしたり、ひどいやり方でのし上がっていくベネディクト。

テスには「ECO活動に力をいれる実業家」の顔を見せ、

裏ではやはりECO活動家の夫婦から大事な森林を奪おうとしている。

映画には無かった筋書きだけれど そのサイドストーリーが加わったおかげで

変化が生まれ、厚みが増して楽しめました。

が!!!

なんといっても楽しいのが マジック&イリュージョン!

ストーリーに絡む、おぉ~!っていう大掛かりなイリュージョンから

クスッと笑える通りすがりの、小ネタ的マジックまで多彩に披露。

楽しい~

フィナーレでねねちゃんが、すごい長く大きいトレインを引いたドレスで下りて来るのですが、

実は下にミニのドレスを着ていて、スカートの部分が階段に置き去りに・・・

それを誰だったか(どいちゃんか? ゆりかちゃん) くしゃっと丸めて大階段上に持ち去るのですが。

くしゃっと丸めて 中から薔薇の花束を出したりするのかと

ガン見してましたが・・・フツーに片付けられちゃいました 

エトワールは銀橋下手より ベニがせり上がりでエトワール。

もう、押しもおされぬ「二番手っぷり」! 

すごいオーラを放ちながら、フィナーレの始まり。

かわいいロケットと ゆりかちゃん(真風涼帆)たち若手のヒップホップの後は・・・

お待ちかね、男役さんのダンス。 もう、ため息モノ~

センターでキラキラ輝きながら踊るちえちゃんを堪能! やっぱりこれじゃなきゃ!

はぁ~  眼福、眼福

デュエットダンスは、ねねちゃんがミニのドレスだったのでうっとり感が半減でした。 残念。

(ワタクシ的には たっぷりフレアーのロングドレスの裾をふわりと翻して踊って欲しいの。)

しかし・・・あの映画をよく舞台化できたな、と 小池先生に拍手!

サイドストーリーの絡め方もわざとらしくなく 話に立体感がでてるし

登場人物をうまく増やしていて違和感なく

ジェンヌさんの個性を生かした配役を当てて 人物をうまく描き出していました。

天晴れ! 

マイ初日故に 私の中を感動が怒涛のように駆け抜けてしまった。

もっとしっかり自分につなぎとめておきたかったのに・・・

次回の観劇では、見どころは押さえたので じっくり楽しみたいと思います