宝塚花組「ファントム」観て来ました。
普段あんまり 花組とはご縁がないのですが
今回は
1.演目が「ファントム」で 心が動いた
2.蘭寿とむさんのトップお披露目だ
3.三井住友VISAカードの冠公演で、ゴージャス期待
ということで チケット取ってもらいました
蘭とむさんのコートの前立て、袖口がゴージャスにキラキラ
セットも2006年版とほぼ同じの豪華なセット、満足~♪
ネタバレあり ご注意ください
辛口批評あり 大丈夫な方のみ どうぞ ↓
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16列センター 気持ちよく観れるお席なのに
第1幕は睡魔が・・・ダメダメ!!
私の感動の受信アンテナが折れてるのか
らんとむ(蘭寿とむ)さんをよく知らないってのも
入り込めなかった理由のひとつなのかも?
しかも haappyendが大好きなhappyですから
このような悲劇&結末は・・・
わかってはいたけど・・・。
ちょっぴり心配してた 蘭乃はなちゃんの歌唱力は
少し不安定かな?と思うところもあったけど
ビストロで歌う場面は
最初は自信なさげにか弱い声で
だけど エリック(=ファントム)の後押しで自信を得て
最後は堂々と歌いきるという 台本どおりで
なかなかのセンターっぷりでした
やはり 2006年版のファントムと同じく
後半銀橋での オペラ座の前支配人・キャリエールが
エリックに父であることを告白するという場面に感動
サブタイトルをつけるなら
哀しい生い立ちの孤独な青年エリックの苦悩・・・
少年エリックが登場して 出生のいきさつが
父・キャリエールの口から語られます (回想シーン)
生まれてこの方、太陽をみることなく
オペラ座の地下で育ったエリック
僕は何のために生まれてきたんだ!
自分を愛してくれた母の声を胸に刻み
母と同じ声のクリスティーヌに母の面影を追い求める
僕は音楽を聞くために、クリスティーヌに出会うために生まれてきたんだ
と悟るエリック
少し救われた気分に・・・。 ふぅ~
そしてエリックは新しく来たプリマドンナのカルロッタや警官などにを殺めた為捕らえられ
最期は彼の望みどおり 父の手によって殺され息絶える・・・
めちゃくちゃ哀しいはずなのに 心が揺さぶられないのは何故?
頭では哀しい場面だ、ってわかっているのに
淡々と観ている私がいました
全篇通して トップお披露目である主役の蘭とむさんより
キャリエールのえりたん(壮一帆さん)の抑えた演技が光っていました
彼もまた エリックと同じ、いやむしろそれ以上に苦悩し
エリックの人生を 密かに陰で支えてきたのだ
それが 痛いほどわかる いい芝居してましたよ、えりたん
もう一人、特筆すべき人物は
新しいプリマドンナ・カルロッタ役の桜一花さん
意地悪な感じは 2006年版の出雲綾さん以上
101匹わんちゃんに出てくる クルエラ張りの
見るからに、なメイクで見事な悪役ぶりで、異彩を放ってました
good job!
でも、な~んか。 あっさりしてるなーーーって印象。
エリックとクリスティーヌの愛は殆ど感じられなかった
フィナーレのデュエットダンスでも 力強いリフトがあったけど、
2人のラブ度が低い
蘭とむさん、まだ余裕がないのかもね
トップコンビが、初顔合わせだからか、情感がこもってない感じ
お芝居は 脚本どおりきちんと演じてるのかもしれないけど
悲しみや苦しさ、相手に対する愛しさなど、感情がほとばしり出てない
行間を読み込んで 表現して欲しいわ
私の花組への愛が足りなくて
感動の感度が鈍っていたのかも知れませんが
リピはありません(きっぱり)
これが私の正直な感想
花組ファンの皆様 ごめんなさいね