宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

愛と青春の旅だち☆2回目♪

昨日の観劇の続き

愛と青春の旅立ちの感想です

↓ネタバレだらけ 注意報発令中!

和もののショーで着流しもイケルじゃん!と思ったものの

やっぱりスラリとした長身のちえちゃんが

革ジャン着て登場したら

やっぱり、かっこいい~ うん コレコレ!って思いますね

愛と青春の旅だち

士官と製紙工場に勤める女性の恋の物語という軸と

鬼軍曹フォーリーvs士官候補生の 汗と涙の青春ドラマという

2つの軸が うまく絡み合いながらお話は 進んでいきます

母は自殺で亡くなり 父は軍人でありながら酒と女に溺れ

家庭的に 不遇な少年時代を過ごしたザック

孤独故に 相手を思いやることができず 

仲間意識を持てず 生きることに不器用なザック

そんな彼は 愛してくれるポーラの気持ちにすら応えることができない

愛されたことがないから どう接していいのかわからず

ポーラにさえ ひどい言葉を投げつけ 悲しませてしまう

それでも ポーラは真摯に彼を愛し 

辛抱強く 凍ったザックの心が解けるのを待っている

そんな ポーラとは対照的に描かれるポーラの友人・リネットは

士官との結婚を目的に

ザックの親友シドをものにして 妊娠をでっちあげ

結婚の約束を取り付ける

シドは士官になる道を辞退(DOR)して 

貯金をはたいて買った婚約指輪を手にリネットを迎えに行くが

DORしたと聞いたリネットは 

「私はジェット機乗りと結婚して ハワイに住むのが夢だったの」、と

指輪を突き返し、結婚はできないわ、と家に駆け込んでしまう

悲嘆にくれたシドは自嘲し やがて その笑いは慟哭へ・・・

ベニ、上手い!! 泣けるわ

その後 海岸でシドの溺死体が発見される

やっと ポーラの深い愛に気づいて目が覚めたザックは

晴れて少尉となった日に

制服制帽姿で ポーラの工場へ 迎えに行くのだった

あ~ いいお話

よくあるパターンだけど・・・

これに 鬼軍曹フォーリー士官候補生のドラマが加わり

さらに お話に厚みがでています

入隊後 ドミトリー(宿泊所)での同室者は

ちえ すずみんに続き、星組ホープの 

ともみん、しーらん、みやるり、今急上昇中のゆりか、れんた、と芹香斗亜

注目のメンバーですね~

ともみんは 今回はおとぼけでドジな候補生デラセラ役で

そんなに目立った役ではないけれど

ドジな感じを演出する小芝居に笑えます 

今回 ショーでもお芝居でも八面六臂の活躍のベニは

誠実な青年シドを 好演していました 

私が好きなシーンは

ジェット機の前で 訓練服で踊るシーン

文句なしにかっこいい まさに柚希礼音、炸裂です!

ダンスシーン、 この作品の中ではあまりないからねー

バックで 戦闘機が隊を組んで飛んでいるのも迫力のある演出です

ドミトリーで喧嘩してるうちに集合に遅れ バケツを持って立たされ

抜き打ち所持品検査で 私物を発見され また罰を受ける

今度は 腕立て伏せを強要されたり、と過度のシゴキ

仲間が虐待ではないか、と憤慨するほどの激しさ

ザックを励まそう!とザックを応援する

すずみん ゆりか(真風涼帆)ちゃんのチアガール姿 笑えます(下手花道)

かなめちゃんが胡坐でDORするか?と挑発する横で ちえちゃんの腕立て伏せ

なかなか無い、面白い場面です

いよいよ 13週間の訓練も後少しというところで

シドが亡くなったのは「おまえらのせいだ!」と叫ぶザック

上官に向かって おまえ呼ばわりしたらどうなるのかわかっているのか?

と、問われ、 もうDORしてやる!と自暴自棄になるザックは

フォーリーに決闘を申し込む

ここ ちえちゃんが 上着を脱いで ネクタイを緩めて

銀橋から 舞台上のリングに向かっていくところが カッコイイ~♪

ザックとフォーリーが闘う場面も迫真の演技

息を飲んで見守りました

阿吽の呼吸で うまく 蹴りと受身が合ってたけど

一歩間違えると 本当にお腹に蹴りが入りそうで

観ていて緊張したー fuu.gif

フォーリーはベトナム戦争で左目の視力を失っている

ザックは 決して フォーリーの弱点の左側を攻撃することはなかった

対決では フォーリーに打ちのめされ、負けてしまったが・・・

それに気づいた フォーリーと校長

「彼は 名誉の敗北を選んだのでありますっ」

と、フォーリー・・・泣ける~、このシーン

そして 晴れて 卒業の日

フォーリーに勝ったぞ~と 制帽を放り上げて喜ぶ士官候補生

今日からあなたは 上官であります、メイヨー少尉殿

落ちた帽子を拾い上げ ザックに手渡し 敬礼するフォーリー

おお~ またまた じわ~っと熱いものがこみ上げてくる~!

ザックがポーラの工場へ迎えに行き 

おなじみの曲がかかって 気分 ちえねね2人は手を取り合って銀橋を渡り

下手で駆け出したねねちゃんをちえちゃんが抱きとめて、お姫様抱っこ~

ちえちゃんの制帽を取って 自分の頭にお茶目にのせてるねね

はぁ~ と甘いため息をついてる間に2人は花道を退場していきました・・・

あぁ・・・感動名作! 映画さながらに、いや映画以上に良かったです!

舞台は生だから 演者の熱気がじかに伝わってくるもの

この公演で退団の水輝涼さんがカウボーイ姿で

ねねポーラに迫るが 嫌い!と袖にされ

まさに舞台袖で ヘイヘイポーラ♪と往年の名曲の一節を口ずさみ

笑いを取るのですが

その後、もう1回演奏お願い(^人^)とオケとの掛け合いあり

楽しい一幕でした

二番手の凰稀かなめちゃんが 歌が上手になっていたし

なんと言っても フォーリーを演じて 一皮剥けたのか?

堂々としていて とても頼もしく映りました

今まで ちょっと二番手としては 物足りなさを感じてたんだけど

ホントにいい男になったねぇ・・・

短いショーがありまして ちえねねの赤いドレスでのデュエットダンスは

短すぎて あら?もう終わり・・・?と 少し盛り上がりに欠けるものでした

まぁ、和もののショーで 存分に酔わせてもらったから よしとしましょう(上から目線

次 中日劇場で観劇できたらいいなー