大阪、梅田芸術劇場で 「レベッカ」13:30公演を観て来ました♪
去年 とうこ(安蘭けい)さんのAIDAを観に行ったときにもらったチラシの中に
「レベッカ」のチラシがあって 絶対行く~!観たい~!と
9ヶ月もの間 心待ちにしていた公演です
脚本:ミヒャエル・クンツェ&音楽:シルベスター・リーバイさんのコンビ
・・・となれば 絶対面白いに決まってる! どーしても観たいっ!
ダンヴァース夫人役がダブルキャストで 涼風真世さんで観たのですが
こわ~い役だから シルビア・グラブさんの方が迫力あって良かったかな・・?
シルビアさんの評価がめちゃくちゃ高い、とチケット申し込んだ後で知ったもので・・
↓ ネタバレあり
モンテカルロの一流ホテルで 上流階級のヴァン・ホッパー夫人の付き添いをしている「私」と
前年、ヨット事故で妻を亡くした 上流の紳士、マキシム・ド・ウィンターは出会った
2人は恋に落ち、マキシムからプロポーズを受けた「私」は 夢いっぱいで
イギリス・コーンウォールのマキシム邸「マンダレイ」にやってくる
そこには 家政婦頭・ダンヴァース夫人がいて、 今は亡き前妻・レベッカが
今でもそこに存在するかのように振る舞い 「私」を戸惑わせる
レベッカを知る人は誰しも必ず その美貌と 評判のレディであったことを口にし
若い「私」はマキシムの妻が務まるのかと 不安にかられる日々・・・
若い大塚ちひろさんが ハリのある伸びやかな声で 聴かせてくれます♪
ダンヴァース役の 涼風真世さんも 見た目以上に声量があって
マンダレイの階段で 2人で歌う場面は 見応えありです!
ニコリともせず 冷酷な雰囲気を漂わせる涼風ダンヴァース夫人が怖い!
散歩をしてるうちに入り江のボートハウスの近くに迷い込んだ「私」に
ボートハウスはレベッカの部屋だ
二度とここに来てはならない、と マキシムは 烈火のごとく怒る
ボートハウスが怪しい・・・何かある・・と感じさせる一幕
「私」はマキシムに 私を愛していなくても ここに置いて欲しいと懇願すると・・・
誤解を解くために ついに マキシムの口から真実が語られる
レベッカを愛していたどころか 憎んでいた だからヨットに乗せて沖に出し
船底に穴を開けて沈めた、と。
ここから 一気にミステリー色 濃くなっていきます
なんだかんだあって(←省略し過ぎ・・・ 複雑すぎて書くの面倒になってきた)
実は レベッカは自殺で マキシムの無実が証明された
が、幼少期からレベッカに仕えて来た ダンヴァース夫人は
この事実を受け入れることが出来ず マンダレイ邸に火を点け
自らもこの邸の中で燃え尽きる
マキシムを信じ 彼への愛を貫いた「私」に
幸せで静かな日々が訪れた 幕
「私」の衣裳が レベッカの亡霊におびえ 自信を持てないでいる時には
薄いグレーやベージュのワンピース
そして マキシムが自分を必要としていることが分かって
ミセス・ド・ウィンターとして 堂々と ダンヴァース夫人と渡り合えるようになったら
衣裳は明るいピンクのドレスやスーツに!
衣裳の色は「私」の自信の表れなんですね
タイトルロールのレベッカは 既に亡き人で レベッカ役の俳優さんはいない
この「レベッカ」の面白いところは 登場人物が語る台詞から
その人となりや イメージが
徐々に我々観客の心の中にできあがっていくところですね
そして ダンヴァース夫人が レベッカが亡くなった今でも
ただ一人のミセス・ド・ウィンターだと 主張し続け
その時 後ろのスクリーンに 薄っすらと
白いストールのレベッカの亡霊が浮かび上がるんです、 ぞーっ
いやぁ~ 感動した割りに 上手く表現できない自分が情けない
ホントに もう一度観たい、って思う作品です
最後はもちろん スタンディングオベーション
今日も 生オケあって 感動~
前から3列目のセンターでも オペラグラス使用で ガン見!
あ~ 面白かった