宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

「レベッカ」、観劇♪

大阪、梅田芸術劇場で 「レベッカ」13:30公演を観て来ました♪

 

レベッカ

 

 

去年 とうこ(安蘭けい)さんのAIDAを観に行ったときにもらったチラシの中に

レベッカ」のチラシがあって 絶対行く~!観たい~!と

9ヶ月もの間 心待ちにしていた公演です

 

エリザベート」や「モーツァルト」でお馴染みの

脚本:ミヒャエル・クンツェ&音楽:シルベスター・リーバイさんのコンビ

・・・となれば 絶対面白いに決まってる! どーしても観たいっ!

 

ダンヴァース夫人役がダブルキャストで 涼風真世さんで観たのですが

こわ~い役だから シルビア・グラブさんの方が迫力あって良かったかな・・?

シルビアさんの評価がめちゃくちゃ高い、とチケット申し込んだ後で知ったもので・・

 

↓ ネタバレあり

 

モンテカルロの一流ホテルで 上流階級のヴァン・ホッパー夫人の付き添いをしている「私」と

前年、ヨット事故で妻を亡くした 上流の紳士、マキシム・ド・ウィンターは出会った

2人は恋に落ち、マキシムからプロポーズを受けた「私」は 夢いっぱいで

イギリス・コーンウォールのマキシム邸「マンダレイ」にやってくる

 

そこには 家政婦頭・ダンヴァース夫人がいて、 今は亡き前妻・レベッカが 

今でもそこに存在するかのように振る舞い 「私」を戸惑わせる

レベッカを知る人は誰しも必ず その美貌と 評判のレディであったことを口にし

若い「私」はマキシムの妻が務まるのかと 不安にかられる日々・・・

 

若い大塚ちひろさんが ハリのある伸びやかな声で 聴かせてくれます♪

ダンヴァース役の 涼風真世さんも 見た目以上に声量があって

マンダレイの階段で 2人で歌う場面は 見応えありです!

ニコリともせず 冷酷な雰囲気を漂わせる涼風ダンヴァース夫人が怖い!

 

散歩をしてるうちに入り江のボートハウスの近くに迷い込んだ「私」に

ボートハウスはレベッカの部屋だ

二度とここに来てはならない、と マキシムは 烈火のごとく怒る

ボートハウスが怪しい・・・何かある・・と感じさせる一幕

 

「私」はマキシムに 私を愛していなくても ここに置いて欲しいと懇願すると・・・

誤解を解くために ついに マキシムの口から真実が語られる

レベッカを愛していたどころか 憎んでいた だからヨットに乗せて沖に出し 

船底に穴を開けて沈めた、と。

 

ここから 一気にミステリー色 濃くなっていきます

 

なんだかんだあって(←省略し過ぎ・・・ 複雑すぎて書くの面倒になってきた

実は レベッカは自殺で マキシムの無実が証明された

が、幼少期からレベッカに仕えて来た ダンヴァース夫人は

この事実を受け入れることが出来ず マンダレイ邸に火を点け

自らもこの邸の中で燃え尽きる

 

マキシムを信じ 彼への愛を貫いた「私」に

幸せで静かな日々が訪れた           幕

 

「私」の衣裳が レベッカの亡霊におびえ 自信を持てないでいる時には

薄いグレーやベージュのワンピース

そして マキシムが自分を必要としていることが分かって 

ミセス・ド・ウィンターとして 堂々と ダンヴァース夫人と渡り合えるようになったら

衣裳は明るいピンクのドレスやスーツに!

衣裳の色は「私」の自信の表れなんですね

 

タイトルロールのレベッカは 既に亡き人で レベッカ役の俳優さんはいない

 

この「レベッカ」の面白いところは 登場人物が語る台詞から 

その人となりや イメージが

徐々に我々観客の心の中にできあがっていくところですね

 

そして ダンヴァース夫人が レベッカが亡くなった今でも

ミセス・ド・ウィンターはレベッカだけだ レベッカこそ

ただ一人のミセス・ド・ウィンターだと 主張し続け

その時 後ろのスクリーンに 薄っすらと

白いストールのレベッカの亡霊が浮かび上がるんです、 ぞーっ

 

いやぁ~ 感動した割りに 上手く表現できない自分が情けない

ホントに もう一度観たい、って思う作品です

 

最後はもちろん スタンディングオベーション

 

今日も 生オケあって 感動~

前から3列目のセンターでも オペラグラス使用で ガン見

あ~ 面白かった