宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

【花組】キャスト別感想|NICE WORK IF YOU CAN GET IT

とっても楽しい作品を作り上げたメンバーたちの感想を書き留めておきます

華やかで楽しいハッピーミュージカル!

柚香光の良さが前面に出ていて…心を持っていかれました。

れいちゃん(柚香光)が演じたお役の中で一番好きです!

伊集院忍、道明寺司、アラン・トワイライト…れいちゃんならでは、のお役は今までにもありましたが、私は、このジミー・ウインターが一番好きですっ!!

華やかオーラでは右に出るものがないくらいのれいちゃんのお役が、地味ーだなんて!

^^

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適材適所で輝く主なキャスト

⚠自分用の記録ですからネタバレしてます。ネタバレが困る方はブラウザバックお願いします。

 

 

 

 

ジミー・ウィンター役 柚香 光

オンワードのブランド・JOSEPHのモデルを務めるだけあって、立ち姿が美しく、素敵な魅せ方を知っているれいちゃん。

すべての動きが美しいし、笑わせるところでは、笑いを誘う動きをしていて目を離せません。

ブコメディでもあるから、しっかり笑わせてくれて、嫌味のない金持ちのボンボンがとっても似合ってました^^

アイリーン(永久輝せあ)に振り回され、ビリー(華優希)とは、もどかしいような心のすれ違いもあり…

このお芝居の成功の鍵を握っていたれいちゃん、最高でした!

タップダンスも軽快で、本当に楽しませてもらいました!

ビリー・ベンディックス役  華 優希

酒の密売人だからはすっぱな物言いや、キャスケットにダブダブのサロペット…くすんだカラーの衣装で登場ですが、「ジミーに色仕掛け」と、ピンクのサテンのドレス姿や、お屋敷のメイドの衣装も…七変化のような華ちゃん。

本当はジミーが好きなのに、気持ちが行きつ戻りつして 「それが恋だよ」と言われるまで気づかない恋心。

身分違いの恋がうまくいって玉の輿、というシンデレラストーリーは、いつの時代も色褪せることのない安定のラブストーリーですね!

華ちゃんの歌唱力も安定していて、努力の跡が見えました。

密売人仲間のリーダーのクッキー(瀬戸かずや)とのやり取りもテンポよく、いいコンビでした。

クッキー・マクジー役 瀬戸 かずや

二番手として、頑張ってましたね!

あきら(瀬戸かずや)も、立ち姿が美しく、時々、元月組トップスター・瀬奈じゅんさまの立ち姿を思わされます。

クッキーは、酒の密売人の場面より、ウィンター家のニセ執事の場面が多くて、テキトーな仕事ぶりに笑わされますが、ジミーに、今までの中で最高の執事だ、と褒めてもらうまでに…(*´艸)

ビリー(華優希)とのセリフの応酬もテンポよく、阿吽の呼吸で気持ちがいいです。

アイリーン・エヴァグリーン役 永久輝 せあ

配役が出た時にえぇ~~~??と驚いた、まさかの女役。

でも、金髪の脚長美人、プロポーション抜群のダンサーという設定、ぴったりでした!

登場シーンから、客席の心を鷲掴み!!

大仰な仕草も面白く、いっぱい笑わせてもらいました。

男役ですが、高い声もチャーミング!

バブルバスにシーンも可愛かったです!

適材適所で輝くその他のキャスト

ベリー署長役 汝鳥 伶

酒の密売人を探して、ロングアイランドのジミーの実家周辺を警らしています。

しばしば、ジミーの実家の邸宅に捜査名目で入ってきて・・・とうとう寝室にまで!

ビリー(華優希)が逮捕されるのを防ぐため、ジミーがとっさについた嘘が「妻は変装するのが好き」。で、なんと署長の亡き奥様も同じ…ということで署長は奥様を懐かしみ…捜査は有耶無耶に・・・笑

で、ラストでは、アイリーン・エヴァ・グリーン(永久輝せあ)のダンスだか、発作だかわからない、ダンスが好きで女神、と崇拝する信奉者だ、とカミングアウト。

それを聞いたアイリーンがぎゅっと抱きつくと…ひとこちゃんが回した腕の中で小さくなってる汝鳥伶さんが超可愛かったです!!

ミリセント・ウィンター役 五峰 亜季

これは…超ネタバレなんですが…

 

 

みんなが恐れていた酒密売の元締め・ブラウンベアードの正体がこの方。

最後の最後、種明かしにドーンと真打ち登場!って感じで、その存在感たるや!!

ちゃら男なジミーも、お母さんの前ではタジタジ。

五峰亜季さんのボスっぷりと、商売はからきし駄目そうなジミーの柚香光の対比も面白く、今までのドタバタを一気にまとめ上げるミリセント・ウィンター様!

登場は、ここだけなんですが、キョーレツな印象のお役、お見事です!

さすが専科さん♪

エストニア公爵夫人役 鞠花 ゆめ

ゆめちゃん、お芝居もお歌もお上手でした~!

ブロードウェイ版の公演評を読んだ時に、公爵夫人がかなり重要なお役をされているのだ、と知りました。

とは言え、宝塚では、役の比重が、原作と同じかどうかは、観るまでわからないです。(潤色によってさじ加減が変わるため)

 

禁酒法反対を遂行する夫人団体のリーダーにして、和海しょう演じる上院議員の妹、という役どころ。

自分の活動に誇りをもっているのに…アイリーンとジミーの結婚パーティで、あきら演じるクッキーが、レモネードの入っているピッチャーに、スキットルに入れて持ち歩いている自分用のお酒を混ぜちゃう!

エストニア公爵夫人は、周りのドタバタも意に介さないで手酌でお酒入りレモネードをおかわりして飲んでましたw

最後は、大いびきをかいてテーブルがベッド代わりに…w

そんな エストニア公爵夫人にも、ラストにラブが…❤

マックス上院議員役 和海 しょう

上院議員にして、裁判官で、牧師様でもあるというマックスは、なんと、アイリーンのパパ。

「パァパ~~~❤」と言われると、鼻の下が伸びる、大甘のパパ。

和海しょうくんは…いつも書いてますが、滑舌がよくて、セリフまわしがいい!

今回は、上院議員として毅然とした態度で声も低めでかっこよかったです。

先日ナウオンステージだったか、で、マックス上院議員が、汝鳥伶さん演じる警察署長に強く命令?するところがあって、大先輩なのですごく緊張する、とおっしゃってました。

が、実際お芝居は、そんな事は微塵も感じさせない堂々っぷり。良かったです!

デューク・マホーニー 飛龍 つかさ

ヘタレな感じを醸し出してるデュークは、密売人仲間。

デュークという名前は、「公爵」の意味があるから デュークはいつか英国国王になる、とジェニー(音くり寿)にクッキーが吹き込みました。

王室入を目論むジェニーは、デュークに、一目惚れ、ではなく、計算で近づくのですが…

デュークはお料理なんてしたことがないのに、コックをさせられて・・・

飛龍つかさくん 3枚目役ですが、とってもお芝居お上手で、デュークが可愛くて可愛くて…♪ 素敵でした。

ジェニー・マルドゥーン 音 くり寿

幕開き一番から、ひとりテーブルの上で背中を見せてお尻を振っているのが音くり寿。

そして、振り返ってびっくり!!当時の流行の?眉の形に描いていて、この眉を観ただけで、1920年代のアメリカ!ってわかるぐらい特徴的に弧を描いてました。

ジェニーのみ 酒場の踊り子の中でモブじゃないお役。

歌もダンスもお芝居も上手なおとくりちゃん(音くり寿)、大活躍でしたね!

素敵な演出と、舞台を作ってくださったスタッフさん

写真撮影禁止なので撮ってないですが、ジョージ・ガーシュウィンの音楽を使っているからか、中央に丸い鍵盤が紗幕代わり。

いくつかのパネルが合わさって、幕の代わりを果たしていました。

この前の「ポーの一族」と同じような感じだと思ったら、同じくこちらも松井るみさんが装置ご担当でしたね。

 

演出:原田諒

音楽:玉麻尚一

装置:松井るみ

衣装:有村淳

演出助手:指田珠子