宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

2014年版 PUCK 観てきました♪

再演の希望が多かったという「PUCK

初演が1992年ということで22年ぶりの再演です。

私は初演を観ていないので比べようもないので

昨日観た感想を率直に書きたいと思います。

では。

プログラムの演出家の挨拶のページ。

小池修一郎先生は、

『「PUCK」は、1992年涼風真世さんの月組の為に創ったミュージカルである

と、きっぱり。

「PUCK=涼風真世」だから、

なかなか この領域を侵すことができなかったのかな。

それが100周年の魔法で封印が解かれて

再演の運びになったのかな~なんて思ってます。

初演をご覧になった方は…どんな感想を持たれたでしょうか?

22年の時の経過は 観る方にどんな作用を及ぼしたのか…?

初演を観た友人は、

「心温まるお話」という印象だったようです。

今回のPUCKは、アドリブポイントもはっきりしていて

オベロン様(星条海斗)も強烈な個性で 笑いを取りに来ますので

ちょっと 毛並みの違ったものになっているのかもしれません。

それはいいか、悪いかという問題ではなくて好みかな?

初演では、涼風真世さんの為に書かれた作品なので

しっかりはまってたと思いますが、今回は龍真咲主演。

そこを同じレベルで比較したら 違うっ!てなると思いますが…。

初見の私は 純粋に、楽しませてもらいました!!

わっ 前置き長っ 

ミッドサマーイブ(夏至の前日)、グレイヴィル家の領地の森で

音楽祭が開かれるのでした。

招かれたホテル王の息子ダニー(美弥るりか)も

貴族の御曹司ラリー(凪七瑠海)も 

優しい少女ハーミア(愛希れいか)に夢中♪

ラリーに想いを寄せるグレイヴィル家のヘレン(沙央くらま)は

ヤキモチを焼いて、ハーミアに辛く当たります。

もう、ここね!こまちゃんのヘレンが意地悪な女の子全開!

ここまであからさまな子は 今では絶滅したかも、ですけど笑える♪

森番の息子ボビーにたまきち(珠城りょう)ってことで

初演、天海祐希さんが演じた「二番手役」ゲットですね~!

森のストーンステージでは ミッドサマーイブの音楽祭が行われていたが

ボビーとバンドの仲間が ストーンステージに乱入して一騒動。

皆が帰った頃 ストーンステージに煙があがり PUCK誕生!

衣裳も可愛いし、ルックス的にも妖精的なまさおくん

生まれたばかりの妖精が初めて声を出してみる所、

「あ、あ、あ~~」と ハイトーンな澄んだ声、きれいで可愛い♪

妖精たちは、月組実力派娘役さんたち。

衣裳も、私好みで、めちゃくちゃ可愛いです。着てみたい 

テーブルクロスぐらいの布の向こうで

妖精娘役さんたちの手で 白い羽根のような衣裳から

赤白ボーダーのシャツに

サロペットジーンズに着替えさせてもらうPUCK。

そしてグレイヴィル家に潜入~

皆には見えないので、PUCKのイタヅラで

不思議なことが起こる、という楽しい場面が展開します。

そして そこでPUCKは ハーミアには自分が見えていることを知り・・・

フォーリンラブ♪

ハーミアもヘレンも ラリーもダニーも少しずつ成長していく過程を

うまく描いていて面白い!

ちょっと軟弱なおぼっちゃまなラリー役のかちゃ(凪七瑠海)が

ハマっていて良かったです!

PUCKが生まれてから9年後

ダニー(美弥るりか)が若きホテル王になって戻ってきた

グレイヴィル家の養子マシューに光月るうさん。

風采の上がらない夫の役を演じるのがお上手!

遊戯室で ビリヤードのシーン、

他の方のブログやTwitterに上がっている情報で

当たってないのに カキーンと音がするwって~ 

今日は調子がいいな、とか 

美弥ちゃんと るうさんの会話がアドリブで面白いです!!

森の奥で、オベロン王が、喧嘩中の妻・タイテーニアに取り入ろうと

ネックレスを贈ったのに、フン、こんな安物、捨てておしまい、と

家来のユニコーンに渡すので・・・ムッカー!怒るオベロン。

いつもながら マギーとすーさんのお笑いコンビが笑わせてくれます♪

PUCKにヒマラヤ奥地に「恋の三色すみれ」を取りに行かせます。

その雫をまぶたにかけると 惚れ薬になる模様。

その花を手にもどったPUCKは、

森を騒がせる人間たちのまぶたに雫をかけ

タイテーニアのまぶたにも、ダニー&ラリーにも・・・。

ダニーとラリーはヘレンに恋をして ヘレン大喜び(ぬか喜び)

ボビーの耳はロバの耳に変えられて

耳がピコピコ動くのは 蔓のリフトに乗ったPUCKが

リモコンを操作して動かしてます。

ここは、隠さずに 堂々とA5版くらいの大きさのリモコンを

オベロンがPUCKがに手渡してるのですが・・・ちょっと興ざめ~

22年前もこんなシーンあったのかなぁ?

これは今回 ハイテクになったので登場したのかしら??

夜の森で PUCKを思い出したハーミアにくちづけた瞬間

雷鳴がとどろき、オベロン王の怒りがっ!

妖精は、人間に恋をしてはいけない。

もし掟を破れば ただの人間になってしまうのです。

大切なもの=声を取り上げられ 人間界に堕ちたPUCKは

PUCKの記憶を消されたハーミアのいるグレイヴィル家で働きます。

1年間声を出さなければ また妖精に戻れる、あと少しという時

ダニーの画策で、ハーミアの結婚を我が物にするため

グレイヴィル家を破産に追い込み

ストーンステージの下に人工の海を作る計画があることも

明るみ出た。

ボビーは、阻止しようとしたが 眠り薬入りのお酒を飲んでしまい

万事休す!

意を決して PUCKは、声を上げました、

ダニーとの不本意な結婚からハーミアを救うために。

緑豊かな グレイヴィル家の森を守るために。

その時、掟を破ったためにオベロンからまさに「雷を落とされた」PUCK。

記憶を失い 焼けた服を着て人間に堕ちたPUCKとハーミアは

今度こそ結ばれる、という一筋の希望を抱かせます。

PUCKが生まれた ストーンステージの上に腰掛ける二人・・・で幕。

いいお話やった~という ほんわか温かい気持ちになる作品でした。

ユーミン作曲の「ミッドサマーイブ」も ユーミンらしい曲でとても耳に馴染みました♪

期待していた 輝月ゆうまくんとまんちゃん(貴千碧)は、

最初から最後まで 黒服でした。

輝月ゆうまくんは、かちゃのラリー率いる合唱隊にも入ってます♪

この作品は1992年7月3日~8月18日上演。

まだ宝塚ファミリーランドがある頃でしたので

夏休みに親子で観るのに相応しい作品を、という小池先生の思いがあったようです。

大人の恋とかではないのが 面白みに欠けるとも言えるし

単純に楽しめるメルヘンだと思えば成功してるともいえます。

でも、皆さん適材適所で輝いていて良かったです。

まさおくんが 妖精なのに いつもの歌舞伎的セリフ回しだったらどうしよう ga-n.gif

と思ってたけど 見事封印してくれていて よかったです。

これからも 抑揚をつけすぎるクセのある

セリフ回しは封印していただけると助かります。

ちゃぴがかわいくてよかった!って言ったら

初演の麻乃佳世さんも、すっごく可愛かったんですって♪

今度 画像ググってみよう。

最後まで読んでいただきありがとうございます♪

◆宝塚公式HP

PUCK 人物相関図

◆関連記事

PUCK 初日映像観て、期待高まる~♪ 2014.9.27

月組公演 CRYSTAL TAKARAZUKA 観てきました♪ 2014.10.2