公演関係のニュースが次々と発表されて、想像するのが楽しい今日このごろ。
雪組退団者の発表とともにその他の配役も出ましたので、チェックしてみます。
目次:
『ベルサイユのばら フェルゼン編』、2013年雪組の壮一帆さん主演の公演と比較してみたいと思います。
今回発表になったキャストは、前回2013年のフェルゼン編とはかなり違っていて驚きました。
2013年には登場しなかったお役
グスタフ3世 夏美 よう
モンゼット夫人 万里 柚美
ヨルゲン陸軍大将 透真 かずき
シッシーナ夫人 杏野 このみ
カロンヌ夫人 愛 すみれ
エストラゴン 天月 翼
ノワイユ夫人 ⚠ 妃華 ゆきの
ウラジミール 叶 ゆうり
ミレイユ 有栖 妃華
二コラ 咲城 けい
シャルル 聖海 由侑
イブ 壮海 はるま
シルビア 莉奈 くるみ
ジャン 蒼波 黎也
ロミー 愛陽 みち
ジャンヌ 音彩 唯
⚠妃華ゆきのちゃんのお役が、マリー・アントワネットの教育係でしたら、正式名称は
Anne-Claude-Louise d'Arpajon, Comtesse de Noailles、なので ノアイユと書かせて頂きました。
因みに、ノアイエ(Noyer)は、胡桃の木です。
前回2013年雪ベルばらは、役替り祭りだった…
2013年のフェルゼン編は、壮一帆・愛加あゆの新トップコンビ 大劇場お披露目公演でした。
宝塚99周年で、翌年の100周年への前哨戦的な位置づけで、ベルばら祭りだったのかもしれません。
2013年1月の月組公演 オスカルとアンドレ編に花組の蘭寿とむさんと雪組の壮一帆さんがアンドレ役で特出されました。(特出の日のオスカル役は龍真咲さん)
2013年4月の雪組のフェルゼン編は、今度は
の3組のトップさんの特出があり、
雪組内でも
アラン役を 彩風咲奈、彩凪翔で分け合いました。
…というわけで、フェルゼン編ならではの場面はありつつも、オスカルとアンドレの悲恋も比重が大きかったような??
今回は全く違ったフェルゼン編になりそうです。
首飾り事件が描かれる
キャスト表にジャンヌ・ド・ラ・モット伯爵夫人の役名がっ!!
娘役2番手の音彩唯ちゃんがキャスティングされているということは…
「首飾り事件」をしっかり描くのですね〜?
壮大な詐欺を働いて歴史に名を残すほどの悪女、ジャンヌ。
はばまいちゃん(音彩唯)のチャレンジ役ですね。
振り幅の広い役者に、と劇団の期待の現れ、と見た。
2014年、元雪組、星組の有沙瞳ちゃんは、雪組『伯爵令嬢』で研3にして悪役のアンナを好演、当時話題になりました。
今回、悪役・ジャンヌを制すことで、はばまいちゃんの評価もグンと上がりそうな気がしています。
頑張ってほしい!!
そして! ジャンヌの夫のマルク・アントワーヌ・ニコラ・ド・ラ・モット伯爵を咲城けいくんが演じるのですね。
お二人の悪役芝居、どんな風に描かれるのか楽しみです!
新キャストが多いので、新演出かも?と期待しています
1974年の初演から登場しているメルシー伯爵は、オーストリアから14歳で輿入れしてきたマリー・アントワネットの教育係として、最期まで寄り添う優しい人…
なイメージありますけど、実際はすごい策士でマリーではなく、マリア・テレジアの為に動いていた人のようです。
もう一人の教育係としてやってきたのがノワイユ夫人( 妃華ゆきの)。
ガミガミうるさいので「エチケット夫人」とあだ名された夫人もアントワネットと同じく断頭台の露と消えたのでした…。
ヨルゲン陸軍大将に副組長の 透真かずきさん。
オスカルとの絡みがありそうです。
今公演で退団する聖海由侑くんがシャルルというお役なのですが…
シャルルって…フランス人に多いお名前ですが、もしや、
シャルル・アレクサンドル・ド・カロンヌ??
ネッケルの後任の財務総監なのですが…どうでしょう。
カロンヌ夫人(愛すみれ)というお役があるので、夫がシャルルなのかな、と推察。
エストラゴンのつーちゃん(天月翼)、ハーブ? なんだろう??
ウラジミールのあべちゃん(叶ゆうり)、ロシアっぽい名前だけれど、どんなお役?
平成ベルばらからのキャストも
モンゼット夫人(万里柚美)、シッシーナ夫人(杏野このみ)は、
初めて見る名前なので新キャストかと思ったら古キャストだった!
2013年雪組のアルマン(桜路薫)は鳳翔大さんが演じていて、マルス練兵場にいる衛兵隊員。
今回のアルマンも2013年と同じ衛兵隊でしょうか?
1991年月組(涼風真世主演)に登場している古キャストのフランソワ・アルマンという「アルマン」もいます。
スウェーデン国王・グスタフ3世(夏美よう)は1990年花組版で登場。
咲ちゃん(彩風咲奈)演じるフェルゼン伯は、グスタフ3世の寵臣だったので、お二人の場面がありそうです。
夏美ようさんといえば、咲ちゃんのトップお披露目の『CITY HUNTER』や『蒼穹の昴』にも出演されていたので、馴染深い専科さん。
お二人の胸熱シーンを、期待♪
配役について
ブイエ将軍 悠真倫
オスカルの上司、オスカルが女性であることに不快感を示す。
『蒼穹の昴』で栄禄、ダークなお役、悠真倫さん芝居巧者で見せてくれます。楽しみ。
ルイ16世 奏乃はると
優しくおっとりとしたルイ16世役にぴったりなにわにわ(奏乃はると)。適役!
ジェローデル 諏訪さき
オスカルの副官で、オスカルに恋心♡
オスカルの父・ジャルジェ将軍に結婚を願い出るが、思いとどまる。
すわっち、良いお役^^ オスカル役のあーさ(朝美絢)との絡みに期待!
ロザリー 野々花ひまり
オスカルを慕う娘。新聞記者・ベルナールの妻になる。
コンシェルジュリー監獄に囚われたマリー・アントワネットの身の回りの世話をする場面は見せ場で、
この公演で退団するひまりちゃんへの最後のお餞別ですね。
『39 Steps』のヒロインも務めましたし、娘役2番手で退団するひまりちゃんへのお餞別盛々♪
アラン 眞ノ宮るい
荒くれ者の衛兵隊班長でベルサイユに常駐している…
えっ?? はいちゃん??
ちょっとイメージ違い for me
美味しいお役、どう作り込むか楽しみにしています。
アンドレ 縣千
黒髪のアンドレ…絶対あがちんがアンドレだ、と思っていたけど、どんな芝居を店てくれるのかしら?
ついつい、海坊主とか、メイヤー教授(『ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル』)のようなクセのあるお役を思い出してしまって…
オスカル、アンドレはベルばらの中心的存在なので、楽しみにしています♪
ベルナール 華世京
新聞記者で、ロザリーの夫。
義賊・黒い騎士の正体。
かせきょーくん、研5でこのお役、研2で別箱公演の3番手ニニアン役で舞台度胸の良さを見せつけてくれました。
小公子 紀城ゆりや
小公女 華純沙那
小公女 白綺華
劇団推しの若手をキャスティング、皆さん可愛い♪
王子 星沢ありさ
王女 音綺みあ
長女マリー・テレーズと次男ルイ・シャルルかしら?
こちらも劇団推しの実力派若手ですね。
演出が変わってたなら、嬉しい
『ベルサイユのばら』はいつ観ても夢夢しく、美しい。
宝塚といえば、ベルサイユのばら、ですが…
流石に手垢付きすぎてない?
50年前に、歌舞伎の長谷川一夫さんに演出を頼んだゆえの大仰な歌舞伎風セリフ回し。
ハマってしまえば逆にそれが心地いいのかもしれないけど、初演から半世紀が経ちましたし、別演出が観たいと思っています。
場面転換の都度、幕前芝居。
せっかく素晴らしい舞台機構を備えた宝塚大劇場なのだから、利用して欲しいのに。
説明台詞も改善の余地ありのような…
今回は、谷正純先生の演出。
目新しいものになっていますように…