宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

【雪組】2024年の『ベルサイユのばら』は、目も心も満たされて大満足!!

雪組公演『ベルサイユのばら フェルゼン編』

2024年7月19日13時公演を観てきました。

 

実際に観たキラキラ感が全く感じられない写真で失礼します。

 

本日、センター後方に3本の大きなカメラ、上手8番扉横、下手最前列にもカメラ…

これはNHKのカメラだと思われます。

 

 NHK大阪放送局は18日、大阪市内で定例の局長会見を開催。同局がBSプレミアムなどで放送する大阪局制作の宝塚歌劇団の舞台録画中継について、森田正人局長代行は「今のところ、公演の放送や収録を再開することは考えてない」と語った。
 同劇団では昨年9月に宙組の娘役の劇団員が転落死する問題が発生。それ以降、舞台放送、劇団員の番組出演を見合わせている。森田局長代行は「もう少し、劇団側の再発防止の取り組みとか推移を見守ったうえで考えたい。

引用元:Sponichi Annex 2024年4月18日

 

NHKが8Kを始めた時の売りが宝塚歌劇だったのに、宝塚歌劇を放送しないなんてクレーム来ちゃう。

劇団の再発防止の取り組みなどを見て、放送再開を決めたのかも?

 

宝塚のベルサイユのばら50周年の公演は収録しておかないとね!

いつか放送されることを期待しましょう♪

 

 

いつもにも増して麗しい『ベルサイユのばら』でした^^

幕開きの電飾からキラキラで、衣装も新調、生徒さんも演出もすべてが夢のように美しくて眼福♪

 

必要な箇所のみクローズアップで、ダンス、ナンバー多めでした!

 

雪組トップスター、彩風咲奈退団公演が、

一本物!と聞いて orz

ベルサイユのばら、と聞いて更に_(┐「ε:)_ズコー 

 

だったのですが、

初演から50年、新しい試みもあり、フレッシュで麗しくて

 

個人的には大好きな『ベルサイユのばら』でした♪

 

何度も再演された本来の『ベルサイユのばら』味は薄れていますが、

その分、新しい風が吹いていて、

何より演者がいきいきして見えて嬉しかった♪

 

特に2幕は、お話が大きく動いて、見どころ満載、は十分周知でしたが、

 

バスティーユの場面は何度観ても泣けますし、

 

なんといっても、夢白あやちゃんの、最期の場面、長丁場頑張ってました!

 

メルシー伯爵との別れ、フェルゼンの誘いを断って断頭台への階段を上っていくところ…涙無しには観れません。

 

私の席周辺の皆さん、皆さんお鼻グスグス言わせてました。

 

お約束の場面でいつも通り涙、なのですが、今回キャストもハマっていて楽しかった!!

 

一緒に観劇したファン歴50年の友人からのLINE

 

「まさかベルばらで満足するなんて…笑」 (笑)

 

ポスターの場面を再現でもう夢心地

まぁ、今回のベルばらでのチャレンジの一つがあのピンクのポスターですね!

 

フェルゼンが軍服じゃない!!

マリー・アントワネットが髪を下ろしている!!

 

衣装がふたりともピンク!!

 

初めて尽くしで、おぉ〜〜〜!!

 

(美しきオスカルもピンクのブラウス!!)

 

この場面は瑞季セレナちゃんと音綺みあちゃんの二人のバレリーナとバラの花弁を彷彿とさせる衣装の娘役さんがバラの蕾のセットを開くと

中からふたりが現れる、という趣向。

 

美しいお二人、美しい場面にうっとり。

 

2幕初めのダンス、ダンサー集結で見どころ!!

2幕冒頭にも、1幕と同じプロローグがあって、2回も要る?と少し疑問に思いました。

 

でも、その後の野々花ひまりちゃん、華世京くん中心のシトワイヤンたちのダンスがもうかっこよくて!!

目が離せませんっ!!

 

新しいシーン挿入で、これも「新」ベルばらチャレンジ。

 

フィナーレの客席入り!!

コロナ禍で封印していた「客席降り」。

 

コロナが5類になって、できなかった頃の分を取り返す勢いで客席降りの公演が多いですね。

 

今回、初めて経験する、フィナーレで男役さんが1番扉と8番扉からの客席入場。

 

階段下りで、通常舞台に居並ぶ皆が 今回は捌けてしまい、咲ちゃん(彩風咲奈)が大階段に一人佇む。

 

そこへ男役さんたちが客席に入場。

 

客席を照らすライト、手拍子、生徒さんの笑顔…高揚する〜!!

 

舞台に上がっていく時には、壁際の通路も使うため、1階ならどのお席でも生徒さんのキラキラしたオーラを楽しめるのがいい!!

 

公演の一番最後に、この演出、キラキラした気持ちをお持ち帰りできるという素晴らしい演出♪

 

今公演、ジャンヌ登場!

ジャンヌというお役は久しぶりの登場のようです。

音彩唯ちゃんは、ソロ歌唱ももらっていますが、

ジャンヌというお役では、役をいきいきと演じています。

 

モンゼット夫人やシッシーナ夫人相手に不敵な笑いを浮かべて渡り合う様は堂にいったもの。

 

楽しんで演じている感じ!

悪役って演じるのが楽しいらしいですね^^

 

貴族が次々にギロチン送りになる中で、身分を隠すモンゼット夫人らの身分を暴くジャンヌが、気風よくてかっこいい、はばまいちゃん(音彩唯)お芝居お上手!

 

テュイルリー宮殿は廃屋になっていた

…と今回初めて知りました。

 

ベルサイユ宮殿から、パリのテュイルリー宮殿(現存せず)に連れてこられた国王一家は、皮肉なことにここで初めて家族水入らずの小さな幸せを噛み締めていました。

 

フェルゼンが国王一家に亡命を勧めに来る…と言う場面。

 

『1789』などでも登場します。

ベルサイユ宮殿の場面ほど華やかではないにせよ、一応宮殿とわかるセットでしたが、

 

今回のセットは、本当に壁の石が欠けていて、彩色なしの地味なセット。

このセットからも、「権力の頂点から転がり落ちた国王一家」を感じて切なくなりました。

 

50周年で50人の大人数ロケット

真っ赤な衣装に、真っ赤なバラの花のヘッドドレスを付けて…

お芝居が終わったら、ガラッと空気を変える華やかさ。

 

それまでが、コンシェルジュリー(牢獄)の場面で、マリー・アントワネットは、フランスの王妃として気高く、潔く断頭台に上っていく…幕

 

で、しんみりしているところに、いきなり明るいライトで

満面の笑みをたたえた若手ジェンヌさんが登場!で

 

明確なコントラストを打ち出すのは、普段のショーなら大歓迎なんですが…

今回は、もう少しお芝居の余韻に浸りたかったわ。

ちょっぴり残念。

 

フィナーレが長い!(大歓迎!!)

ダンサーの咲ちゃんが、コンサートなしの一本物で退団なんてありえない!!

ブーブー!!

 

と思ってたら、さすがに演出家の先生方も考えてくださったようで、

フィナーレはショーを観ているような華やかさで、

目が2つじゃ足りない!!

 

男役さんも、娘役さんも、大勢が咲ちゃんと同じ場面で踊っていて嬉しかったと思います。

 

退団者ピックアップがあるのもいい!

 

咲ちゃんが、踊りまくりで、魅力を十二分に堪能できるフィナーレでした。

 

次期トップコンビのあーさ(朝美絢)とあやちゃん(夢白あや)がおそろいのミント・グリーンの衣装、真っ白な衣装の咲ちゃんと3人で踊るところもありました。

世代交代の場面があって満足^^

 

個人的に、ショーが欲しかったので大満足でした。

 

お芝居に重きを置きたい方には今公演、軽く感じられるかもしれませんね。

 

来週また観に行きます。

 

観るごとに深まりを感じて、また新たな感想が生まれるかもしれません。

 

とりあえず初見で感じたことを書きとめました。