宝塚大劇場公演は、
11月10日~30日、12月7日11時公演、12月8日~10日の公演が休演となりましたが、
東京宝塚公演は無事に大千秋楽を迎えられて良かった…
大千秋楽、おめでとうございます!
2月3日に東京に来て、まだ東京に滞在中です。
息子宅を拠点に毎日おでかけしてましたが、今日はリビングに鎮座して配信視聴。
宝塚歌劇をDVDですら見たことがなかった息子がリビングでPC作業しながら観てて…面白かった、と言ってくれたのは思わぬ収穫でした。
末っ子も来てて、「客席にオジサンも居るね」、と言い、
オジサン上司もヅカファンで、スマホの待ち受けがジェンヌさんだなのだと教えてくれました!!
え〜〜〜っ!誰が好きなのか聞いといて!!
宝塚大劇場組、関西在住のワタクシは、大劇場公演は観劇できず、
昨年12月13日の宝塚大劇場公演の千秋楽を配信で観ました。
3回目が一番楽しかった、お芝居
そして今回、東京に来て東京公演を観劇、今日の大千秋楽、と3回観たのですが、
1回目の配信、2回目、生観劇ともに睡魔に襲われて…orz
3度目、芝居の理解も深まり、多分役者さんの芝居も熟して、大千秋楽に対する意気込みもあったのか、熱い芝居を堪能出来てよかった…^^
今公演、トップの咲ちゃん(彩風咲奈)がその見た目のかっこよさとは正反対の
おひげも蓄えているヘタレなオジサン、アーサー・コナン・ドイル。
元気いっぱいできゃぴきゃぴの奥様にリードされています。
かっこいい役を演じるだけが宝塚のトップじゃない、
こういうお役でも魅力的に演じることこそトップの実力なのだろうと思いました。
咲ちゃん、夢介も演じていますが、あのぽわ〜んとのんびりしたお人好しの夢介は、宝塚のトップスターが演じる役とは違うだけに、難しかったと思いますが、巧かった。
今回も、奥様の夢白あやちゃん演じるルイーザが良い働きをしてアーサーを助けます。
別箱公演も含めて、咲あやコンビは4作目。
息もぴったりで 妻に押されがちのアーサーと、元気いっぱいのルイーザ、とてもお似合いで観ていて楽しかったです。
アーサーは、想像の産物のシャーロック・ホームズズ(11人いる)に悩まされますが、代表のあーさ(朝美絢)からもグイグイ来られるのも面白い!
いかさまの催眠術師(縣千)とのやりとりも楽しく、
咲ちゃんが演じることで「愛すべきアーサー」になっていました。
ちょっと情けない男の役でも、これもあり!と思わせるのは、役者の力量ですよね♪
悲しい事件が起きた後は、ハッピーミュージカルで良かった
悪人が出てこない作品でも、十分にドラマが描けるものなのだ、と証明してくれたこの作品。
Happy“NEW”Musical、と銘打っているのも納得です。
大団円というわけではないですが、楽しい気持ちで観終われる、まさにハッピーミュージカル。
2023年4月にこの作品を上演することが決まっていました。
「宝塚はひとつ」とよく生徒さんが口にされているとおり、
各組に同期がいます、受験スクールで入団前からの知り合いもいます、姉妹がいる場合もあります。
雪組には亡くなられた生徒さんの妹さんがいらっしゃるので雪組生の衝撃は他の組以上だったと推察されます。
悲しみやショックは、しっかりと受け止め向き合うことで乗り越えていけるもの。
悲しみやショックを隠して笑顔にはなれないし、有耶無耶にすると心の傷はより深くなってしまいます。
こんな時、『PAGAD』(田渕大輔・演出)のような暗い作品だと傷口に塩を塗ることになるのでは?
見ていて暗くなる作品でなくて本当によかった。
みんなが楽しそうにいきいきと演じているのを見ているだけで幸せです。
退団者は3名
96期 和希そら
99期 沙羅アンナ
101期 琴羽りり
3番手のそらくんはもちろん、ナナちゃん(沙羅アンナ)やりりちゃんにもお芝居で目立つ場面がありましたし
ショーでは、そらくんとナナちゃんが短い時間ですが一緒に踊る場面もありましたね。
なんといっても、そらくんのお餞別場面の数々が胸熱で、退団が惜しまれます。
本当に歌って踊って芝居して…
特にショースターとしてのご活躍は、雪組のショーの活性化に一役も二役も買っていたのでは?
あのイケボのセリフを、歌唱をもう宝塚で聴けなくなると思うと寂しさでいっぱい。
切れのあるダンスも大好きですが、ダンサーは多いけれど、歌上手は少ない宝塚の中で、存在感をましている中での退団、もっと観ていたかったです。
退団者の皆様の今後のご活躍を楽しみにしています!!!