久しぶりに、友人を誘って、一緒に雪組公演『ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル』のライブ配信を観ました。
生観劇できなかったけれど、千秋楽ライブ配信、ありがたい！
目次：
雪組トップ・彩風咲奈、天晴れ！
雪組には、亡くなられた生徒さんのご遺族が在籍しておられます。
同期、音楽学校で一緒だった1期上、1期下、受験スクールが一緒の方もいらっしゃるので精神的な影響は計り知れません。
組内が揺れる中、リーダーシップを発揮した咲ちゃん。
組子を思う気持ち、組子がトップさんを思う気持ち、双方向の思いが、今回、より強くなったのではないでしょうか。
なにかトラブルや困難があった時、組の求心力は強くなります。
その時、中心にいる組長やトップさんがブレずに正しくあって欲しいです。
ご遺族が在籍している雪組は、組子思いの正義感あふれる咲ちゃんがトップでよかった、と心底思います。
雪組のみなさんを思う
宙組の生徒さんが亡くなられた件で、みなさん衝撃を受けられ大変な思いをしつつもよくここまで作ってこられたな、と思います。
初日が遅れ、その後も2回中止に見舞われながらも一致団結してしっかりと舞台を務められ、いつも以上にお疲れ様、とねぎらってあげたいです。
温かい雪組
前々トップの早霧せいなさんが音頭を取った、絆コールを思い出しました。
壮一帆さんがトップになられた時も、ステージの端っこにいる下級生も輝いて欲しいというようなことを仰って、温かいな〜と思っていました。
私がよく「温かい雪組」と言うフレーズを使っているのですが、いつからかな？って調べたら、
2017年11月17日のSUPER VOYAGER!の記事からでした。
雪組のみんなが、連綿と「温かい雪組」の歴史を作り続けていることが素晴らしいな、と思います。
咲ちゃんから「雪組のバトン」を受けるトップさんは組子思いの温かい心を持った方であって欲しいです。
千秋楽のご挨拶
千秋楽のご挨拶、こんな時期ですから難しいと思いましたが、いろんな方面に配慮しつつ、でも感謝の思いが伝わってくるご挨拶でしたね。
咲ちゃん自身、体調面で不安があったのでは？とお察ししていますが、今日、千秋楽の幕を下ろせてホッとしているでしょうね。
ずっと心労があったと思うのでゆっくり過ごして欲しいな・・・
退団者の皆さんも、「この愛の溢れた宝塚で」という言葉は封印で、みなさん（和希そら、沙羅アンナ、琴羽りり）あっさりめでしたね。
『ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル』
実際に観てこられた方の、ショーよりお芝居のほうが面白かった、という意見を多く見ました。
シャーロック・ホームズの分身的なキャストがいるのを見て面白いのか？と懐疑的になってたのですが…＾＾；
個人的には、このお芝居で通える！！というほどではなかったけれど、キャストがみんなハマっていて楽しかったです。
ひげを付けた咲ちゃんエドガーは、イケオジなのが面白い。
トップさんは、普通にしててもかっこいいので、オジさんで、原稿を読まれもしない…と嘆いているのが却って愛されキャラ♪
愛すべきキャラクターは、相手役の夢白あやちゃん演じるルイーザも。
夫を信じ、励まし、いきいきと演じていて可愛かったです。
あーさ（朝美絢）、そらくん（和希そら）、あがちん（縣千）、それぞれの個性にあったお役で、生田先生グッジョブ。
…にしても、あがちん…ユニークなお役が合う！というか、ユニークな役こそ、あがちんで観てみたい、と思わせる所がスゴい＾＾
咲ちゃん、今後の演目からして、退団の香りが立ち上っているのですが…次『ベルばら』か…
ショー『FROZEN HOLIDAY』はありきたり感
珍しくショーが退屈で前半寝てしまった、という方の意見がわかる気もしました。
野口先生のお約束のゴンドラ使い（ファラオ降り）に
クリスマスソングがずら〜〜〜〜と続く。
クリスマスシーズンのデパートでBGM聴いてるみたいに次から次へ。
まぁ、新鮮味がない。
生徒さんたちの衣装や構成を観るのは楽しいのですが、宝塚のショーとしては、クリスマスソング、使い過ぎ案件。
演出の野口幸作先生、お忙しいですものね。
元星組トップ・柚希礼音さんのディナーショーも担当されていましたし、
咲ちゃんの別箱公演『ALL BY MYSELF』も野口先生演出ですし…
シーズン物の今回は省エネ作品な印象。
以前、ショーをひとつ作るには300曲は聴くと仰ってた野口先生。
今回はクリスマスソングなので、「聴く作業」は随分減らせたのでは？
クリスマスシーズンのわくわく感は伝わってきました！
幕開けの映像からして、わくわくしますし、衣装がとっても華やか！
大好きなデザイン…は、だいたい加藤真美先生（星組『王家に捧ぐ歌』のヤンキージャンパーを除く）。
夢白あやちゃんの真っ白なドレスをケーキに見立ててイチゴを飾り付ける、という趣向も可愛い＾＾
ケーキやピザやお寿司ｗを持って歌うのって…
野口先生作の宙組ショー『Délicieux（デリシュー）!』みたい…アイデア煮詰まってる？？
中詰の真っ赤な衣装は、クリスマスそのもの！
で客席降り！！ 楽しそうだな〜♪（東京公演しらけそう…）
ワタクシ東京公演を観る予定ですが、2月なのよねー 棒読み
HAPPY NEW YEAR!
そらくんの歌う「蛍の光」（原曲「オールド・ラング・サイン」）素晴らしかった〜！！
泣きそう。
こんなに重厚に、朗々と歌う蛍の光、初めて聴きました。感動！
「蛍の光」は英語圏では新年やお祝いのセレモニーで歌われるのだそう。
日本では、卒業式や、大晦日のNHK紅白歌合戦の最後に歌われて あぁ、もうすぐ年も改まるな…という感慨に浸ります。
ここ、やっぱりカウントダウンでしたね、5、4、3、2、1
ぱ〜っと華やかな、雪組100周年の舞台。
和のイメージの群舞、お正月らしくていい！
100年に一度咲く、という花が開いたら、中央に…誰？
カメラさん、UP UP！ 誰かわからない！
友人とふたりで身を乗り出して観たけどわからず。
背が高そうだから男役さんかな？と話してて…
ネットで調べたら 108期のエンリコ（苑利香輝）ですって！
大抜擢だけど、じーっとしてるだけだし、せっかくの抜擢なのに、なんだかもったいないな…
足技見せる、はシンクロナイズドスイミング風
プログラム買ってないのでわからないけど、いつもより上の学年まで駆り出されているような
大人数での足技。
舞台に寝てるから、鏡に映して見せる、という趣向は珍しいですね。
あれも、雪の花なのかな。
少し冗長に感じました。
大好物！超越雪祭男子
もう、ここだけ何度もリピしたい！
音楽も振り付けも…雪祭男子もめちゃかっこいい！！
あ〜〜、こんな場面があるからこそ、の宝塚のショーですよね。
いや、ホントに素敵♪
新たな勢いを感じたキャスティング
若手の男役さんは、105期の紀城ゆりやくんの活躍が目立ってました。
休演されている102期の一禾あおくんの代わりを務めている場面もあるのだと思いますが…
フィナーレ、4人のエトワールにも入りましたね。
紀城ゆりや（105期）、華純沙那（106期）、音彩唯（105期）、華世京（106期）が雪組の推す若手なのでしょう。
音彩唯、華世京のお二人は早いうちから抜擢されていましたが、紀城ゆりや、華純沙那のお二人も加わって将来安泰。
ダンサーで歌上手の和希そらくんが抜けた穴は大きいと思いますが、すわっち（諏訪さき）がいい仕事してるのが頼もしいです。
次観るのが、2ヶ月も先ですけど、皆様どうぞお元気で！
