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夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

【宙組】新生宙組の歌唱力に唸る!『Xcalibur』も楽しい!|ライブ配信視聴

キキちゃん、さくらちゃんの新生宙組の誕生、おめでとうございます。

 

前任の真風体制、相手役を変えてトップ任期5年の長期でしたから、新鮮味半端ない!

 

キキちゃん(芹香斗亜)は、2015年の花組『カリスタの海に抱かれて』 からの2番手8年。

 

御本人はもとより、ファンも痺れが切れるというか、首を長くして待ちすぎて、ろくろ首になってしまうとこでした。

 

 

プレお披露目の別箱公演が東京だけ、って宝塚あるあるなので(真風涼帆『WEST SIDE STORY』、紅ゆずる『オーム・シャンティ・オーム』など)

今回もご多分に漏れず、東京・渋谷のシアターオーヴのみの公演ですから、配信を観ました。

 

歌えるキキちゃんのお披露目に、フランク・ワイルドホーンさんの作品、というのはお祝儀演目かしら??

 

内容も、アーサーが「王になる」という、これからの宙組になぞらえた内容がいいですね^^

 

全体の印象

メインキャスト、トリデンテ(芹香斗亜、春乃さくら、桜木みなと)が歌上手で耳福♪

 

さらに脇のマーリン(若翔りつ)、モーガン(真白悠希)が素晴らしい歌唱力で支えて、重厚感ある作品になっていました。

 

敵役のウルフスタンの悠真倫さんの貫禄と悪辣な感じが素晴らしい!^^

ヘアスタイルといい、フェイスペンディングといい、夜道で出会ったら絶対逃げ出してしまう怖さ。

あっぱれです!

キャスト別感想

芹香斗亜 アーサー

歌上手トップのお披露目公演に相応しい演目♪

ワイルドホーンさんの難曲が次から次へと押し寄せるこの作品、最初に渡された楽譜が分厚くて驚いた、とスカイステージニュースのコーナーでおっしゃってました。

 

朗々と歌い上げるナンバーが多く、喉を傷めそう。

今日、ちょっと、ん?と思ったところがありましたけど…

まだ後1週間あるのでお気をつけて♪

 

アーサーのビジュアル、すごく似合ってますね、ショートの鬘がいい^^

キキちゃん丸顔で可愛いからか、若い、青年らしさを感じました。

 

マーリンに言われ、エクスカリバーを引き抜くも、自分の出自を知って苦悩する、そんな心の揺れを見せてくれて胸が苦しくなる…

 

そして異母姉妹のモーガンから聞かされる事実…

 

その後も、愛するグィネヴィアと兄と慕うランスロットに裏切られ、追放を命じて煩悶。

 

もう苦しすぎる人生を歩むキキちゃんアーサーに感情移入して…疲れた _(┐「ε:)_

 

それでも1幕の、アーサーとグィネヴィア(春乃さくら)、ランスロット(桜木みなと)と3人で踊り歌う場面は楽しくて、

これからは、こんな感じなのね、と新鮮でした^^

 

キキちゃんとさくちゃんのデュエットは声質が合っていてとても綺麗で、素敵でした。

 

春乃さくら グィネヴィア

『NEVER SAY GOODBYE』の新公ヒロインと、東上公演『カルト・ワイン』のヒロイン、

トップ娘役にするために、急遽2回のヒロインを当てました、という急拵え感。

多分、御本人も、トップ娘役に、とお話が来てびっくりだったかもですが、観ている私達も、新公ヒロイン→バウヒロイン→東上公演ヒロインと上がってくるところも観てないし、

下級生の頃からショーなどでも真ん中付近で踊ったり、路線の男役さんと組んで歌ったり踊ったり「路線の娘役」として育ててもらってなかったので、不思議な気分は拭い切れないのですが…

 

『ホテルスヴィッツラハウス』で歌上手さんと知り、ショー『Capricciosa!!』での「カタリカタリ」には心震わされました。

 

今回も透き通るようなきれいな声で、今後に期待大!

歌上手のトップさんには、歌上手の相手役が付くと、人気出そうです〜♪

 

それにしてもさくちゃん、長身!

「宝塚おとめ」に165センチと書いてあるけれど、もう少しあるかも?

ずんちゃんとあまり変わらないという…^^;

 

スタイルがいいので、キキちゃんとの並びも綺麗ですね^^

 

かっこいいお役が似合いそう。

今回も、女戦士ですもんね、立ち回りも惚れる。

そんなグィネヴィアが堂々とアーサーに意見する件がかっこいい!

アーサーの、王に意見する気か?の問にも、夫に対して言ったまで、と、あの時代に、男性に毅然と物言える女性役が似合ってました。

 

桜木みなと ランスロット

1幕の「…ってことは、兄貴みたいなもんだ!」とアーサーと兄弟を名乗って…

ずんちゃんの笑顔弾けてますね、あごひげもお似合い!

 

キキずんのガッツリ芝居を観るの、初めてで、こちらも新体制では、こういうお芝居なのね〜と新鮮♪

 

寂しい気持ちを吐露するグィネヴィアに心惹かれて義弟の妻を…

本当にドラマチックなお芝居。

 

ずんちゃんとさくちゃんの歌唱も合ってて良かったです!

 

歌上手の脇役に度肝抜かれました!

若翔りつ(99期) マーリン

物語のキーパーソン、魔法使いのマーリン役。

りっつはお芝居もお上手ですけど、歌唱が素晴らしい!

 

宝塚の座付き演出家が当て書きで作ったお芝居ではないので、番手無視。

別格のりっつに大きなお役。

 

とにかく、大ナンバーをセンターで歌い上げるという、大抜擢!!

 

モーガンとの歌唱場面もありますし、とにかくモーガンとの確執がすごい深いから感情のぶつけ合いのお芝居、丁々発止のセリフの応酬、もう、かたずを飲んで観てました。

 

眠くなる隙なし!

 

真白悠希(104期) モーガン

すごい! こんなポテンシャルを秘めていただなんて!

 

歌唱はもちろん、台詞回しも滑舌よく、聞き取りやすく、メリハリがあってとにかくかっこいい!

 

初の女役というのに、研6と思えない堂々のお芝居に圧倒されました。

 

アーサーが生まれて、モーガンは20年もの間、マーリンに修道院の一室に閉じ込められ不幸な生い立ちを恨んでいて…

 

それでもマーリンを憎む気持ち以上に慕う気持ちが大きくてラストは…幸せになれたのね…

 

憎悪や恨み、復讐と負の感情を表現するモーガンは新公学年のまっちろくんにはハードル高いかと思ったけれど、なんの!

むしろ見せられて、魅せられました。

 

お顔が、キキちゃんに似てるから、二人並んで姉弟という設定がすんなり入ってきました^^

 

これから、ましろくん、バンバン使われるようになるのかもね?

 

悪の軍団、サクソン族

ビジュアル作り込んでるまりんさん(悠真倫)、ウルフスタン。

本当に怖いw

 

舞台上でも、獣を捌いて手が血だらけw

 

とにかく野蛮で暴力的なサクソン族、というイメージを植え付けるのにぴったりな…まりんさん^^

 

でも、ウルフスタンの息子のアスガル役のりり(大路りせ)が、父・ウルフスタンに似ず? 爽やかイケメンで、ちょっとポッ♪^^;

両肩にファーの付いた真っ赤なマントを翻し〜♪ 

かっこいいです。

 

円卓の騎士もやってて忙しい。

 

円卓の騎士の泉堂成くんとともによく見えるところに映ってましたね〜^^

 

なるくんは『HiGH&LOW』で苦邪組のメイナンツー(美少年ボーイ)役のイメージ強かったけれど、男っぽくイメージチェンジでした。

 

105期は大路りせと泉堂成のダブル使いですね。

 

102期の風色日向と103期の亜音有星とともに番手ピラミッドを支えてくれえそうです。

 

その上は、もえこってぃ、98期・瑠風輝と101期・鷹翔千空。

 

やっぱり、宙組は番手充実♪

 

新生宙組も安泰だ!!