本日、休演していた泉まいら、三空凜花、海叶あさひ、湖華詩、七彩はづき、5名の生徒さんが復帰されました、おかえりなさい。
和礼彩、涼葉まれ、纏涼のお三方の復帰ももうすぐでしょうか。
2023年1月20日 13時公演『うたかたの恋』を観てきました。
幕が上がった瞬間から、19世紀のオーストリアに引き込まれて
真っ赤な大階段に、白い軍服のルドルフ(柚香光)と白いドレスのマリー。
赤と白、オーストリアの国旗カラー。
大階段、というスケールの大きさは、大劇場公演ならではですね〜^^
「マリー、来週の月曜日旅に出よう」
「あなたとならどこへでも」
ヅカファンにはとても有名な 冒頭の、このやり取り。
生で聴けたw
まどかちゃん(星風まどか)は、マリーの年齢が17歳ということもあり、かなり高い声を出していたので、喉の負担大丈夫かしら?とちょっと心配になりました。
れいちゃん(花組トップ・柚香光)は、自分の魅力を知り尽くしているので、最初から最後まで、一ミリの隙もなく、ビシーっと軍服が似合ってカッコよかったし^^
実は、ワタクシが好きな「ジャケットを肘まで捲りあげる」&「ネクタイ緩めて開襟」がダブルで来て、鼻血ブーになりそうでしたw
マリーに会えなくて、イライラがMAXになって自暴自棄になるところ(ザッシェルの店)、ね。
危険なので、皆様、お気をつけください。
ここは…れいちゃん…というかルドルフが、客席に向かって銃を構えるんですが、ワタクシ、どセンターに座っていたため、オペラグラス越しに、なが〜〜〜〜いこと、れいちゃんと見つめ合ってて、もう動けなくなって、オペラを下ろせず固まってました。
幸せな時間でした♪
一番好きなのは、新演出、双頭の鷲から舞踏会の場面への流れ
この場面は、新たに、小柳奈穂子先生が作られたシーンで、新楽曲です。
殆どの出演者が、盆に載って回っています。
ただそれだけなのに、泣けてくるの…なぜかしら?
『フォルティシッシモ』などでも、登場人物が舞台上を通り過ぎる…という場面がありましたが(よくある)、
走馬灯のように、主人公の来し方や、時の流れを表現していて、いつも胸がキュンと痛くなるのです。
そんな時代もあったねと、主人公の過去を反芻して…。
今回も、この双頭の鷲の場面から、冒頭の舞踏会の場面へとつながっていきます。
この流れが好き、と和海しょうくんが言ってましたけど、同感です!
退団の華雅りりかちゃんのエリザベート
いつもいい役付でご活躍のりりかちゃん、卒業公演も破格のおもてなし♪
専科級の女役さんが演じてこられたエリザベート役を、りりかちゃんがっ!!
ここはタイトルロールのエリザベートではなく、息子を心配するひとりの母親として描かれているエリザベート。
声色も変え、台詞回しもゆっくりと威厳に満ちた皇后・エリザベートを巧みに演じていてよかったです♪
ついでに言うと、フィナーレの階段降りもマイティの前に一人下りと高待遇。
りりかちゃんが退団したら、組長の美風舞良さんの下の娘役さんは、97期の春妃うららちゃん!😵
れいまどにぴったりの演目で落ち着きます
予定調和的作品。
あるべきところにスッと収まって気持ちいい、みたいな。
既視感があるのは、ファーストフォトブックの扮装写真で『うたかたの恋』、やってましたものね〜♪
れいちゃんの希望で実現した作品かしらね^^
『うたかたの恋』も役者を選ぶ作品ですから、れいちゃん、まどかちゃん、ベストマッチング♪
れいちゃんもまどかちゃんも、外部でアパレルのモデルを務めているので、自分の見せ方がお上手。
ポスターも一幅の絵画のように美しかったです。
有村淳先生の宮廷服のデザインが素晴らしい
王朝風ドレスのデザイン第一人者の有村淳先生の作品は、高級感あふれる地模様の織りのある布地を使い、たっぷりのドレープ、装飾、本当に品のいいドレス。
ため息ものですね〜
今回のドレスもみなさんの美しいスタイルがさらに映える軍服や舞踏会のドレスが素敵でした。
装置は外部の二村周作さん。
ゴージャスで美しいセット、素敵でした。
名作とは言え、古臭い
1983年の初演から40年。
大御所先生方が書かれた作品は、時間の流れが昭和。
友人は、観終わって一言、「昭和〜!」
近くの席で観てた別の友人は、「前半何度も気を失いかけた」と。
私も前半、何度も睡魔との戦いに破れそうになりました。
舞踏会のシーンが長い
幕前芝居が多い
説明台詞が多い
…というわけで、友人曰く、舞踏会を長々やってる時間があれば、説明しないで済むように芝居を作ればいいのに、と。
激しく同意!
舞台転換の必要があるのは承知していますが、幕前芝居…大御所先生の作品でよく見かける印象。
『ベルサイユのばら』を初めて観た時に、また幕!!って、回数を数えようかと思ったほど。
芝居の流れがブツブツ切れて、つまらなくなるので、セットをうまく利用してほしいし、「語り手」が説明しなくていいようにうまく改編希望。
同じ作品でも、演出家が違えばがらりと雰囲気が変わるはず。
もとの演出家へのリスペクトは残しつつも、
いろんな演出家さんが同じ過去作品(ベルばらなど)をいちから作り直してみるっていうのはいかが?
◯◯先生が手掛けると、『ベルばら』はこう生まれ変わる!みたいな企画希望w
次回はもうマイ楽。
あっという間だわ。