『蒼穹の昴』を上演する、と決まったときから、衣装がすごいことになりそう…とは思ったのですが、予想以上にお金をかけてますね!
最初の紫禁城の場面でバーンと「すごい!!」と唸らせる作戦?
今公演では、ほとんどモブの西太后付きの女官でも、豪華な衣装に髪飾り。
男役の蟒袍(マンパオ)の胸元の刺繍も精緻で素晴らしいです!
これだけの時間とお金をかけた衣装、1回きりでお蔵入りはもったいないので、いつか再演されるかもですね〜♪
衣装にお金をかけた、と言えば2014年、宝塚100年の年の幕開け、お正月公演、星組の『眠らない男 ナポレオン』。
戴冠式のマントは、ナポレオン(柚希礼音)のみならず、ジョセフィーヌ(夢咲ねね)も、で2着、当時1000万円とかいう噂がありました。
宝塚は、海外ミュージカルの版権を買っている「輸入」一辺倒なので、今度は宝塚から世界へ!と『ナポレオン』の版権を「輸出」する目論見がある、と言われていた記憶。
でも…派手な装置と衣装が真骨頂の宝塚の演目を上演する劇場が海外にあるのかどうか?
ブロードウェイミュージカルなど、カンパニーの人数も少ないし、舞台も小さいですよね?
ナポレオン役は、演者を選ぶので、宝塚内でも再演はなかなか難しいのかと思ってました。
昨年雪組の「fff フォルティシッシモ」で、当時2番手だった、咲ちゃん(彩風咲奈)がナポレオン役で、あの!マントを羽織りました^^
ようやく日の目見たね〜と友人と語り合ってました^^
で、今回のマンパオは、次回いつ日の目を見るのか。
「中国もの」と言っても、時代が違うと、あの衣装使えないですし…
清朝の、官吏の衣装だから限定的。
もう、いつか『蒼穹の昴』を再演するしかないわ!という
衣装ありきの発想で…ごめんなさいです。
あの、春児が着ていた、京劇の衣装も素晴らしかったですね〜!
西太后が、京劇の演目に「挑滑車」を急遽所望した時に、衣装部屋がせり上がってくるのですが…セットは一切使わず、
春児が、黒牡丹から教えてもらって「挑滑車」ができるので、西太后の前で披露するため着替える、というのを暗示するセット。
そのためだけに、たくさんの衣装が吊るしてある衣装部屋も豪華。
私が中国ものを観たのは、2010年花組の『虞美人』。
時代が違うから、男役さんの衣装も随分違ってて…
衣装の使い回しが難しいですね。
今週、また、『蒼穹の昴』を観に行きますが、先日からずっと音楽が頭の中を流れているので 生で聴いたら泣いてしまうかもしれない…
12月末、クリスマス頃の「芸術祭賞」の発表が楽しみです!^^