宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

【宙組】ご遺族代理人弁護士記者会見|『パガド』東京公演の幕は上がるのか?

本日、友人とのランチの帰り、友人のスマホにLINEメッセージで、宙組の亡くなられたAさんご遺族の弁護士記者会見があった旨、お知らせが来ました。

 

電車の中で、心がざわざわしておりました。

 

文春記事は、ご遺族に取材されて書かれたものだったのですね。

会見で事実関係が述べられましたが、暴言内容も文春記事通りでした。

 

 

さて、会見は午後3時、厚労省にて行われたようですね。

これは注目度が高い!

しかも、担当弁護士さんは、かの「電通過労死事件」を担当された川人博弁護士。

専門分野は過労死・過労自殺・労災・職業病川人博Wikipediaより)。

 

ご遺族の本気度がわかります。

 

のらりくらりの劇団、今度こそ本気出せるか?

今回の事件の一報を聞いた時に、まっさきに思い浮かべたのは96期事件でした。

あの時も、原告が苦しんでいるのに、相談した先生が、逆に原告を貶めるような発言をして二重に苦しめました。

 

そして裁判で、原告の言い分が通ったにもかかわらず、宝塚音楽学校は裁判所の指示を無視。

結局「和解」という形で幕引きをしましたが、原告が舞台に立たないという条件だったようです。

そんな96期の娘役のひとりを入団から1年も経たない翌年1月、トップお披露目公演のヒロインという大抜擢。

その後もトップ娘役を量産。

過去の汚点などどこ吹く風、なかったことにしようとしているように感じました。

 

劇団が、もっと事を重く受け止め、いじめを撲滅する!ぐらいの気概を持っていたなら、その後の106期の自殺未遂も起きていなかったかもしれません。

 

変革のチャンスはあったのに、目を瞑って流してきたことこそ、一番の失策なのでは?

 

今回のような哀しい事件は起きるべくして起きたように感じています。

 

昔からいじめは報告されていたけれど、多少のいじめもこういう世界では「あって当然」と軽く考えていたのかな?と思わざるを得ません。

 

もっと真摯に受け止めて、改革をしていたなら…と劇団の無策(どこかで聴いた言葉)に歯がゆい思い。

 

宝塚歌劇団は、この際しっかりと改革を進めて欲しい

今回、亡くなられた生徒さんも、上層部に相談していたのに取り合って貰えなかったそうですね。

 

電通過労死事件」で亡くなられた高橋まつりさんも、

勇気を出して、人事や上司に相談していたのに、誰も娘を助けてくれなかったのです」(高橋まつりさんの母)

引用元:光和精鉱ユニオン

 

亡くなられたAさんと同じで、勇気をだして相談しても無駄だったんですね…

もう、これは絶望しかないです。

本当に胸が締め付けられます。

 

新公も長の長、でてんてこ舞いの忙しさ。

実務面の忙しさに加え、演出(立ち位置など)も任されていたと、以前報道されていました。

 

新公は、演出助手が務めるはずなのになぜ?と不思議でした。

宝塚歌劇公式HPのスタッフ欄には、田渕先生のお名前しか出てませんが、

プログラムにはお二人の演出助手のお名前が出ています、この内のどちらかが新公の演出を担当されるはずなんですが…

どこまでも、一人で大変なことを被っておられたようで、泣きそうに心が痛いです。

 

電通過労死事件で、関係者処分、和解金支払に持ち込んだのが、今回Aさんご遺族の代理人弁護士を務める川人博弁護士。

ご遺族は、もう大船に乗ったも同然。

そして、宝塚歌劇団は、今までのような有耶無耶では済ませない厳しい状況です。

 

しっかりとした証拠もあるようですので、劇団は今度こそいい加減な発言は謹んで欲しいです。

 

文春報道が出たからと「事実無根」で応酬、その後「ヘアアイロンの件はあった」と嘘を認めました。

 

亡くなられた1週間後の土曜日、会見が開かれ、きちんとした聞き取りもしないうちに、「いじめがあるとは考えていない」(宝塚歌劇団・渡辺裕企画室長)とフライングで発言したのも拙速でした。

 

今回の会見を受けて、事態を重く受け止め、真摯に対応するという劇団ですが、すでにオオカミ少年になっている感があるので

どのような展開になるか、しっかりと見届けなければ、また繰り返しそうな危うさがある、そんな宝塚歌劇団

 

友人から、膿は出し切って欲しい、とLINEあり。

 

すべてのヅカともさんから「膿は出し切って欲しい」と聞いた気がします。

それほど、みんな、宝塚の内部のドロドロをなんとなく察しているという事。

 

宝塚歌劇団は改革が必要、と感じているのは、宝塚自身ではなく、宝塚ファンの方、というのが哀しいです。

 

東京宝塚公演初日は11月25日、幕は上がるのか?

雪組公演は11月17日(金)に公演実施かどうかが発表されます。

本日、休演者と新公のその他の配役が出たので公演はできそうな感じがしますね。

 

宙組公演『PAGAD』については、どうなるのでしょうか?

 

川人博弁護士が扱われた「電通過労死事件」に則って、ご遺族が求めるのは

関係者処分、和解金支払

 

関係者というのは、劇団関係者と、先日文春報道でお名前が挙がった生徒さんということでしょうか?

もし、生徒さんにも処分が下るとしたら、申し訳ありませんでした、の言葉だけでは済まないのでは?

最悪、退団も考えられます。

組の上級生で大きな役を担われている生徒さんたちが処分されたら…

宙組がどうなってしまうのか、と心配です。

 

そんな状況でどのような公演ができるのか?

 

今日、NHKのゴールデンタイムのニュースでも報道され世間の耳目を集めている中で公演を実施するのが得策なのかどうか、という問題もあります。

 

いろんな意味で、激震が走る宝塚&宝塚ファン。

 

本日、新局面を迎えましたね…

110周年を目前に、小林一三生誕150年の年に、

長年有耶無耶にしてきた年貢を一気に納めるのもひとつのチャンスだと思います。