本日、午後4時から、宝塚歌劇団が 調査チームの調査報告・提言を受け、会見を開きました。
非常に注目を集めておりましたので、報道各社中継を流していたようですね。
旅行中ですが、車での移動中に、LINEニュースが中継をするというので、見ておりました。
会見終了に、えっ? コレで終わり?とボーゼン。
ポイントは過重労働とパワハラ
遺族側代理人弁護士は過労死・過労自殺・労災・職業病がご専門。
劇団は過重労働については認め、改善策を出してきました。
・年間公演数を減らす
・1週間の公演数を1公演減らす
・新人公演の日程を後ろにずらす
パワハラは認められなかった、で幕引き。
なんと、あっけない。
個人的感覚として、外部弁護士による調査チームが作成した「調査報告書」が、宝塚歌劇団の意向に沿っているように感じました。
前にも記事に書きましたが、弁護士は頼まれれば殺人犯の弁護もします。
依頼人に有利に働くように動くのが弁護士。
劇団は、自ら頼んだ「外部弁護士」に調査を依頼していますから、外部弁護士は劇団の作ったストーリーに見合う調査報告書をあげてるのでは?と疑いたくなる内容でした。
謝罪、理事長辞任で幕引きのもやもや
過重労働について、確かに謝罪されました、改善策も発表されました。
理事長は引責辞任。
報告書の内容通りでなんら問題はないのです。
それなのに、もやもやするのはなぜなのか?
そんなはずはないだろう、という思いが湧き上がってくるのです。
川人弁護士がパワハラについてのたくさんの証拠をお持ちだという印象を持っていましたので、それがご遺族が求める謝罪につながるのかと思っていました。
真実はひとつ、でも、取り方が双方で食い違いがあるとパワハラと認定するのは難しいのかも知れない、との思いも生じました。
2022年のショー『カプリチョーザ』での現トップの態度にファンはざわつきました。
あの態度を見て、宙組の中に不穏な空気があるのでは?と思ったファンも多いのではないでしょうか?
その後のヘアアイロン事件の報道などから、きな臭さが漂っていただけに、調査報告書の内容を鵜呑みにはとうていできません。
ヅカともさんから伺ったのですが
Yahoo!のみんなの意見(アンケート)で、15000人以上が投票して、97.5%が評価しない、になってた、と。
やっぱりね。
劇団は生徒を守った?
今までネットで「犯人」扱いされていた娘役さん。
事実のほどはわかりませんが、調査報告書を信じれば、とても親身にアドバイスされているようでした。
印象がガラリと変わるほどに。
外部弁護士による作文で「いい先輩」な印象にしてもらったのかもしれません。
こうやって、劇団は生徒を守ったのですね。
そして、粛々と予定通りの人事をこなしていくのでしょう。
報道で名前が出てしまった生徒さんを守った理事長は、辞任も決まりスッキリとした表情を浮かべておられました。
反省がないから、何も生まれない
上辺だけを繕った感が拭いきれないでいます。
96期事件の時にも、いじめを訴える生徒さんに親身に寄り添わず、結果裁判になりました。
昨年末の演出家の退団でも、演出家の言い分も聴かず、一方的に退団を促した劇団。
今回も、ちゃっちゃとおわらせそうな気がして暗澹たる気持ちになっています。
これだけ世の中が変わっても、旧態依然で「伝統」の上にあぐらをかいて、変化をおそれるあまり、時代にそぐわないやり方を金科玉条の如く守り続けている劇団。
96期事件から12年、心底がっかりした会見でした。
次期理事長には、今度こそ、大鉈を振るって旧弊を断ち切って頂きたいと一縷の望みをつないでいます。
旅先から更新で、きちんと追えてないかもですが、ちょっとひとこと言いたくて!
UPしておきます。