一昨日、組がまとまらないと公演できないのでは?という記事を書きましたが、
今日、ショーのみの公演で、6月〜8月公演再開することが決まったようです。
宝塚大劇場 10日間
東京宝塚劇場 36日間(5週間と1日)
宝塚大劇場公演は慣らし期間でしょうか?
長らく公演できていなかったので、いきなりは不安?
様子を見ながら、ということか、
マスコミや世間の反応をみつつ、ということか。
目次:
宙組公演再開、Xでトレンド入り!!
今日、おでかけしてて知らなかったのですが、NHK関西ローカルのニュースでも「宙組公演再開」のニュースが流れたようです。
本日、宝塚歌劇公式HPで
「宙組公演再開のお知らせ/宙組特別公演『Le Grand Escalier -ル・グラン・エスカリエ-』の上演について」が
「重要なお知らせ」として発表されました。
昨年、宙組の生徒さんが亡くなられてから半年、ずっと公演が止まっていた宙組がいよいよ公演を再開するという、朗報。
正直、複雑な思いではありますが、いつまでも、宙組だけ公演が止まっているのはよろしくないので、劇団が言うように、5組揃っての宝塚であるべき、が実現できて良かったです。
宙組は一旦潰して、まっさらな状態からやり直すべき派もいらっしゃいますが、気持ちはわかりますが、難しいでしょう。
劇団は、110周年の顔として5組5人のトップスターを推していますので、4組は有りえないです。
ショーのみの公演、演出は齋藤吉正先生!
宙組特別公演
■主演・・・芹香 斗亜、春乃 さくら◆宝塚大劇場:2024年6月20日(木)~6月30日(日)<一般前売 未定>
◆東京宝塚劇場:2024年7月20日(土)~8月25日(日)<一般前売 未定>レビュー
『Le Grand Escalier -ル・グラン・エスカリエ-』
作・演出/齋藤 吉正
わが国初となるレビュー『吾が巴里よ<モン・パリ>』が、欧米視察を経た岸田辰彌の帰朝作品として1927年に上演されて以降、様々なレビュー作品を生み出してきた宝塚歌劇。その110年の節目の年に、積み重ねてきた歴史と、携わってきた先人たちへのオマージュを込めた華麗なるレビュー作品をお届け致します。
魅惑のパリに踊る紳士淑女達、グラナダの闘牛場に立つ勇敢なマタドール、ニューヨークの摩天楼を夢見るダウンタウンの青年達・・・。そして彼らが追い求める夢の先には眩い光彩が照らし出す荘厳な大階段(Le Grand Escalier)が! 胸躍る美しい宝塚歌劇の名曲と共にお届けするドリーミングステージ。
[座席料金]
宝塚大劇場: SS席6,500円、S席5,000円、A席3,500円、B席2,500円
東京宝塚劇場:SS席6,500円、S席5,500円、A席3,500円、B席2,500円引用元:宝塚歌劇公式HP
クセ強の作品が多い齋藤吉正先生のショー。
『ラ』と呼ばれる、雪組の『La Esmeralda』や、最近では星組の『じゃがビー』こと『JAGUAR BEAT』など、いろいろとファンの口の端にのぼる作品が多いです。
そんな齋藤吉正先生、ことレビューとなると、
2004年の90周年、レビュー・スペシャル『アプローズ・タカラヅカ!―ゴールデン90―』以来、20年ぶりですね。
レビューは古き良き時代のオマージュ的な作品なので、いつもの齋藤吉正先生の作風とはかなり違う気がします。
「その110年の節目の年に、積み重ねてきた歴史と、携わってきた先人たちへのオマージュを込めた華麗なるレビュー作品」ということで
2013年、宙組のショー『Amour de 99!!』、思い出しました。
99年という長い歴史の中で、これまで宝塚歌劇が繰り広げてきたショー、レビューの名作、名場面の再演を盛り込んだ、華麗なステージ。様々な作品へのオマージュと共に、100周年への架け橋となる作品を目指します。
引用元:宝塚歌劇公式HP
宝塚100周年を前に、劇団の要望だったのでしょうか、
オマージュ、ということで、かつてご活躍された演出家を一人ずつ紹介する、という趣向でした。
これが、一人ずつ、上からかつての演出家のポートレートが下りてきて、紹介するナレーションを組子が語って…とレビューとは言え、いちいち流れが途切れておもしろくなかったのです。
あんな作品にならないよう、華麗に流れるようなレビューにしていただきたいな、と思っています。
作品紹介に名前がある、岸田辰彌先生や、レビューの王様・白井鐵造先生の紹介とか…あるのかしら(汗)
チケット価格が破格値!!
なんと!! チケットが
SS席 48%オフ
S席 宝塚 44%オフ 東京 43%オフ
A席 37%オフ
B席 29%オフ
ショーだけ、ということなので半額らしいです。
以前、スカイステージの番組で、演出家の稲葉先生がおっしゃってましたが、
学生時代、ショーが好きだったから ショーだけなら800円で売ってくれてたので(幕見方式)、ドはまりして学校が終わってからショーだけ見に行ってたそうです。
そんな、「ショーだけ」チケット、今でもあったらいいのに^^
宝塚大劇場では期間が短い上にチケット代が安いということでチケット難になりそうです。
いきなり、大劇場1日2550席、連日埋まるか疑問なのでまずは10日でスタート?
にしても、宝塚と東京の公演日数の差が開きすぎてるのですが…なぜ?
タイトルが「大階段」で匂わせておいてフェイント??
今日、Xを見ていると、先日「週刊新潮」に情報を流したのは宝塚歌劇団だった、という情報が流れてきました。
これ、以前も宝塚歌劇団が「2月中の合意を目指している」と週刊誌に情報流している、と言われていましたね…
先日、謎の「齋藤吉正先生3月末退団」の噂が流れていました、今回のショーを担当されるのに。
これも、逆のことを流していたのかな?
で、ショーのタイトルが『Le Grand Escalier -ル・グラン・エスカリエ-』
日本語で大階段。
大階段と言えば、退団者が最後に下りる…のイメージで、「退団かっ??」と印象操作しておいて、のフェイントなのかな?と。
劇団は裏を書くのが好きそうなので、こちらも深読みしてしまうわ ^^;
以下、個人的な感想です。
感じ方は十人十色、とわかる方のみ、お読みください。
宙組の公演再開は喜ばしい反面…
半年の長きにわたり、舞台に立てていない宙組生。
特に109期生は、宙組生としてお稽古に励んだ期間と、(劇団レッスンに通っていたとしても)お休みの期間がほぼ同じになってしまっていてお気の毒でした。
早く再開して、5組揃って活動して欲しいと思う反面、
半年もの間、謝罪をせずにいて、
年度末にいきなり謝罪へと転じたのは、公演再開のためであって、真摯な謝罪の心があったかどうか疑わしい、と思わされました。
劇団に至っては、96期事件の時から、被害者側の訴えを無視し、加害者側を擁護したとされる宝塚音楽学校・今西副校長を「歌劇の殿堂」入りにしたり、
原告に、いじめの証拠ともなったメモを渡した生徒に、研1でトップお披露目公演のヒロインに異例の大抜擢をしたり、と
世の中の常識の逆のことをして押し通してきました。
今回の事件も、何らその体質は変わっておらず、
劇団は、世の倫理・道徳観に反して「守りたい方を守る」方式で批判を浴びています。
セクハラ、パワハラをなくすとか、過重労働をなくすとか言っていますが、
本質的な企業体質は、この先も変わらないだろう、と暗澹たる気持ちでおります。
劇団はご遺族が望んでおられた「謝罪」はしたし、合意書も締結し、表面上なんの問題もないように見えます。
が、誰一人責任も取らず、処分もされず…というのが、とても気持ちが悪いのです。
一番世間と乖離しているところがそこなのでは、と思います。
謝罪して、合意したから、公演再開します!
…と言われても、諸手を上げて、おめでとう!!という気には到底なれません。
劇団は、一件落着で、万事うまく収まったと思っているかもですが、
有耶無耶にしたことで、却って禍根を残し、この対処は未来永劫語り継がれるでしょう。
類は友を呼ぶ
昨日、中之島美術館に「モネ連作展」をヅカ仲間と観に行ってました。
いつものように、ヅカ話盛り上がりから、宙組の話に。
類友の法則で、全員同じ意見でスッキリ、平和。
今日の宙組公演再開のニュースを見て、また別のヅカともさんからLINEで
「お咎めなしでの公演だから、批判を浴びても 阪急はどこ吹く風でしょう」と
阪急阪神HDの体質に疑問を呈しておられました。
一方で、全く反対の意見の方がおられるのもわかっています。
同じ物事でも、応援の仕方や、立ち場の違いで大きく捉え方が変わってきます。
ワタクシと私の周辺では同意見で、複雑な気持ちで公演再開を見守っています。