先週、宙組の組子さんの突然の死を受けて、文春記事が出ました。
相変わらず、「ご家族の心情に配慮」という免罪符を掲げてだんまりの宝塚歌劇団に、大阪芸能記者会が強力に会見を要請して、ようやくの会見が土曜日に開かれました。
目次:
⚠️ ここから先は、文春は嘘を書いている、記事はでたらめだと思ってらっしゃる方はお読みにならないようお願いいたします。
読む価値なしです。
デタラメ記事に言及する記事も不快でしょうから、今すぐブラウザバックをお願いします。
取材して書いた記事を嘘だ、デタラメだと、なんのエビデンスも出さずに言うのは子供でも出来ますから、嘘だというからには、ちゃんと嘘だという確たる証拠をお持ちなのでしょうね。
⚠️文春記事引用部分を削除しました(2023.10.12)
十数人の内部告発…もう劇団に任せてはおけないからか?
今回の記事は、生徒さんに取材した…のではなく、
先週の報道後、
編集部には宙組の生徒を含む内部の関係者からの情報提供が相次いだ。十数人の告発によって浮かび上がったのは、彼女を死に追いやった魔物の正体だった。
引用元:週刊文春(無料部分)
義憤に駆られた組子や関係者が、自発的に内部告発されたんですね。
宝塚では、外部へのお漏らしは、徹底的に犯人探しが行われるそうなので、今頃、誰がもらしたんだ!と1人ずつ大声で面罵され詰問されているのかもしれません。
この度知ったのは、組の内情は、親兄弟にも話してはいけない、ということ。
学校や職場でのイジメや不満は、家族に聞いてもらってアドバイスももらったり、精神的ケアもしてもらえると思うのですが、それもダメ。
かばってくれていた同期も呼び出され、罵声を浴びて辞めていった、と書かれています。
それで宙組103期が極端に少ないのですね。
公式に休演理由の出てない亜音有星くんの謎のお休みも絡んでいるのかしら?
劇団上層部に相談しても無駄だった時の絶望感、同情するに余りあります。
今回の内部告発も、劇団に申し立てても捻り潰されると案じた組子の必死の思いが告発へ繋がったのかな、と感じています。
亡くなられた生徒さんは、集団リンチのような目に遭っていた、と記事に。
これが清く正しく美しくの宝塚で起きたことなの?
相変わらず、ぬるい劇団
劇団は、ヘアアイロン事件について「事実無根」から「故意ではなかった」に変化。
コレには失望しましたね…
あの時は、文春砲を受けて、強がって「事実無根」としたのでしょう。
が、これから調査が入ることを踏まえると、嘘は良くないから認めざるをえなかったんですね。
今回、こういうことに発展したから、事実無根、と劇団が嘘をついていたことがわかりましたが、なにも無ければ、事実無根で押し通したのでしょう。
会見も、時を見て開く予定だった、と劇団は言っていましたが、大阪芸能記者会が強く要請しなければ、今回もスルーしてた可能性は大だな、と思っていました。
さらに、亡くなった生徒さんは劇団上層部に相談していたのに、劇団は取り合わなかったそうです。
イジメの事実をなかったことにされ、むしろ総攻撃されたことによる絶望が彼女を追い込んだのですね。
絶望
彼女は組の中に居場所はなく、毎日責め苦を受けていた、
それを上層部に相談したのに劇団は彼女のSOSを無視した!
こんなところある?信じられない。
いや、信じたくなくて、文春は嘘を書いている、と逃げている人もいますが、
これは正面から取り組まなければいけない問題だと思います。
怒りと哀しみが押し寄せてくる
なぜ、劇団は、SOSを発している生徒にきちんと対応しなかったのか。
上級生から毎日罵倒され、それは公演中の出番直前でもあった、と書かれています。
土曜日の会見で、理事長は、プロデューサーにも聞いたといっていましたが、プロデューサーはこの状況を知らなかったはずはないと思うのです、亡くなった生徒さんは上層部にも相談していたので。
こういう発言も、後から訂正が入るのかもしれませんね。
同じ組の先輩にこんなことをされ続けていた彼女の哀しみを思うと胸が押しつぶされそうです…
宙組のチケットが売れないことも彼女のせいだ、と責められていたと記事に書かれています。
今回のことはひどすぎる事実ですが、
何故腹立たしいかというと、10余年前の96期イジメ裁判から何も学んでないから。
あの時、もっと真摯に対応し、反省していれば今回のことは起こらなかったのでは?と思っています。
理事長の「なぜこういう事案が起きたか、全くわからない状況です。」
お口アングリだわ。
96期事件では、裁判所のいいつけすら無視し、守らなかった宝塚歌劇団。
政財界に太いパイプがあるからコワイものなしなのかも知れません。
でも、あれが生まれ変われるチャンスだったんです。
110周年まで持ち越してしまいましたね。
今回の件、きちんと対処しないと、スポンサー企業が離れていくおそれがあります。
J、K、Tと並び称される、ジャニーズ、歌舞伎、宝塚。
少し前、歌舞伎俳優のセクハラ・パワハラから、自殺幇助へ発展したニュースがあり、
今、世間を騒がせているのが故・ジャニー喜多川氏のセクハラ。
1999年、週刊文春が報じ、ジャニー氏側が名誉毀損の裁判を起こすも敗訴しています。
敗訴を機に、身を正す必要があったのに有耶無耶に20余年が経過。
BBCで放送されて初めて問題提起されたかっこう。
自浄能力がないんですね。
外圧によってはじめてのそり、と動き出しました。
宝塚もまた、あの2010年は変われるチャンスだったのです。
が、示談に持ち込んで幕引き。
そして反省のないまま、今度は犠牲者を出してしまいました。
本当に重く受け止めているのか、先日の理事長の会見の様子からは感じられませんでした。
小林一三先生は草葉の陰で泣いている
小林一三先生、今年生誕150周年で、特設サイトも開設し、大茶会や展覧会など目白押しですが…
宝塚歌劇を創設した小林一三先生の清く正しく美しくの教えを…全然守ってない!
草葉の陰で泣いてらっしゃるのでは?
初舞台生は、皆 小林一三先生の清く正しく美しくの教えを守り、と口上で述べますが、どうなっているのでしょうか。
劇団が生徒に、「清く正しく美しく」を課すことで、不本意な思いで辞めざるを得なかった人たちから言葉を奪った可能性も。
今回新たにお名前が出た生徒さんがいて、公演再開可能?
以前、ヘアアイロンで火傷をさせた、とされる生徒さんがネットで「犯人」「人殺し」と誹謗中傷が激しいです。
さらに、今回、魔物とされた方々もお名前が上がっています。
信じたくないけれど、何もなければ、こんな悲惨な事件は起きなかったはず。
宝塚関係者の話、として「目下、宙組では数十人単位の退団希望者が出ており、収拾が付かない事態になっている。」と書かれています。
こんな状態で公演再開はできるのか、謎です。
これこそ、本当に宙組の危機です。
今すぐ辞められると困りますが、どうされるおつもりなのか、理事長。
以前、宝塚関係の本(タイトル忘れました)で、辞める時は引き止めない、と書かれていました。
もし、辞めたい、と大勢の宙組生が言い出したら…
『パガド』どころか次の別箱公演『Excalibur』も『FF16』もどうなるのでしょうか。
最後に
今日は、記事を書くのをやめようかとも思ったのですが、劇団が目眩ましのように『RRR』のポスターを出してきたので
このタイミングで、きちんと正面から受け止めなければ、という思いで書きました。
劇団に対して、本当に失望と言うか、言葉で言い表すことのできない怒りと哀しみの入り混じった気持ちでいっぱいです。
文春の記事には今までから、虚実ないまぜな印象を持つ時もありました。
雑誌を売るために煽っているなというタイトルだったり、脚色がオーバーだったり。
でも、宝塚歌劇団もまた、嘘が多く、隠蔽体質なので、「劇団の脅威」としての存在意義を果たしてほしいです。
尊い命が亡くなりました、劇団は逃げずに心を込めて劇団運営にあたり、二度とこのような哀しい出来事を繰り返さないよう誓って頂きたいです。