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【星組】『ディミトリ』原作本を読んで…お役の比重は、演出によって変わるのか?

本日、星組公演『ディミトリ』の原作本読了

原作本は、本編135ページで、文字も大きく数時間で読めます。

 

『ディミトリ』配役について感じた諸々

⚠️配役は、宝塚歌劇公式HPより引用

ディミトリ 礼 真琴
ルスダン 舞空 瞳
ジャラルッディーン 瀬央 ゆりあ
アヴァク・ザカリアン 暁 千星
物乞い 美稀 千種
タマラ女王 白妙 なつ
エルズルム公 大輝 真琴
チンギス・ハン 輝咲 玲央
イヴァネ・ザカリアン ひろ香 祐
ニノ 紫 りら
ソポ 音咲 いつき
庭師 朝水 りょう
ギオルギ 綺城 ひか理
バテシバ 有沙 瞳
アン・ナサウィー 天華 えま
エレネ 澪乃 桜季
ヴァラム 夕渚 りょう
ベカ・ジャケリ 天希 ほまれ
ガンベダオバ(リラの精) 小桜 ほのか
アスラン 天路 そら
カルマリク 遥斗 勇帆
ニコロス 蒼舞 咲歩
イルマ 七星 美妃
サバ 朱紫 令真
シャルヴァ 希沙 薫
ミヘイル 極美 慎
セルゲイ 碧海 さりお
アルセニ3世 颯香 凜
カハ 夕陽 真輝
ムルマン 天飛 華音
メムナ 奏碧 タケル
カティア(女官長 水乃 ゆり
スィクヴァルリ(リラの精) 瑠璃 花夏
シブルズネ(リラの精) 詩 ちづる
幼少ルスダン 乙華 菜乃
幼少ディミトリ 美玲 ひな
タマラ王女 藍羽 ひより

 

上の配役表で、生徒さんの名前が太字のキャストは原作に登場します

原作のお役と、宝塚でのお役の比重は必ずしも比例しないので、実際見るまでわからないのですが、

原作と同じだとしたら、という前提で書き進みます、ご承知おきのうえお読みください。

⚠️ネタバレあります、ご注意ください

 

 

 

 

 

 

 

主人公は、ジョージア国王女・ルスダン。(演:舞空瞳)

宝塚では、男役が主演ですから、ルスダンの王配(女王の配偶者)・ディミトリが主演ですね(礼真琴)。

 

ここまではいつもどおり。

 

ポスターに4人写りで、先の公演『めぐり会いは再び next generation』『Gran Cantante!!』のフィナーレで、またまた、せおっち(瀬央ゆりあ)とありちゃん(暁千星)の羽根が同じ大きさ、ということでざわつきました。

 

今回、お二人のお役はどんな感じだろう…と思ったら…

 

瀬央ゆりあ ジャラルッディーン

せおっち演じる、ジャラルッディーン、モンゴルに滅ぼされたホラズム・シャー朝の生き残り。

未だ帝王(スルタン)として、部下を率いて中央アジアを転々としています。

どこかに落ち着きたい、とルスダンの兄が治めていたジョージアを狙っています。

 

2番手は、トップと敵対する役か、バッディ感のある役が多いですね。

今回は圧倒的に強くて冷酷な帝王を演じているせおっち。

その残虐さは、『金色の砂漠』のジャハンギールのような怖さ。

いいですね〜、せおっちの黒い役好きです、『ル・ミュゲ 鈴蘭』のときも良かった。

美しいお顔だけに、悪い表情が引き立ちます^^

 

こっちゃん演じるディミトリは、ジャラルッディーンに囚われるのですが、美しいディミトリを見て

「貴公こそ、まさに自然が造りたもうた天然の芸術品だ。」(『斜陽の国のルスダン』P101)

ジャラルッディーンは、ディミトリを丁寧に扱い、アドバイスを請いました。

そうして、安心させておいて…ディミトリは有益情報をルスダンのために収集していたのです。

 

暁千星 アヴァク・ザカリアン

ポスターに載っていますし、時々登場しますが、せおっちのお役、ジャラルッディーンが印象的過ぎて、もし原作のままの比重だと、ちょっと物足りないぐらい。

アヴァクは副宰相、アヴァクの父のイヴァネ・ザカリアンの方がよく登場しますが…どう描かれているのでしょうか…

 

ひろ香祐 イヴァネ・ザカリアン

ジョージア国が一番栄えた、女王タマラの時代からの老宰相で元帥。

国を治めていた母も亡くなり、最愛の兄も戦士して、ルスダンが頼るべき人物。

戦いにいも采配を振るい、議会でも大きな力をもつ重要人物。

これは、普通なら美味しお役の筈。

 

綺城ひか理 ギオルギ

ルスダンの兄、ジョージアの若き王…だったけれど31歳の若さで戦士。

皆に愛される国王だった。。。けど早すぎる死に、出番が少ない?

後半は、回想シーンで出てくるのかしら?

あかさん、星組最後の公演ですけれど…

 

有沙瞳 バテシバ

ギオルギが遠征先から連れ帰った人妻。

ギオルギとの間に王子(庶子)を設けているけれど、1回しか登場せず…

ルスダンは毛嫌いしている…

出番少ない??

 

天華えま アン・ナサウィー

後半の登場なるも、ジャラルッディーンの書記官で度々登場。

美味しいお役だな、と言う印象ですが、実際の舞台はどうなっているのでしょうか。

 

極美慎 ミヘイル

ディミトリに裏切られた、と怒り心頭のルスダンが、自分のことを慕う美しい白人奴隷・ミヘイルを自分の部屋に誘い…修羅場になるのですが。

ここは18禁的場面なので、すごく美味しいお役!!

きわみくんのチャレンジ役ですね!!

楽しみ♪ ジュルっ♪

 

必要不可欠なお役だけれど 原作ではさらりと描かれていたのは…

タマラ女王:   ルスダンの母 ジョージア国の最盛期を作った女王 白妙なつ

エルズルム公:  ディミトリの父 ルーム・セルジュークのスルタン 大輝真琴

チンギス・ハン: 言わずとしれたモンゴル帝国の創設者       輝咲玲央

庭師:      剪定のフリをしてディミトリに情報を伝える男   朝水りょう

 

頭の中に風景が広がります。

 

地名に全然馴染みがないので 遠征に行くところなど、想像しにくいのですが、いつもと違う中央アジアという日本人には馴染みの薄い土地の話で、興味深かったです。

 

キャストがわかっているので、脳内ドラマが楽しかった

こっちゃん(礼真琴)となこちゃん(舞空瞳)にぴったりの作品だから、脳内ドラマがしっかりと描けて楽しかったです。

 

序章で、43歳のルスダンが薬草を前にしているところから、回想で始まるのですが…

ディミトリの死がここへつながるのか、と読み終えて納得。

 

切ない物語です、ディミトリのルスダンへの思いが深くて泣けます。

早く観たい! 観劇が楽しみです!!

 

『斜陽の国のルスダン』感想は、

後日姉妹ブログ(読書ブログ)で感想を語りますので、ご興味ある方はお越しください。

 

ここのサイトでご案内します^^