星組『ディミトリ』『JAGUAR BEAT』の幕が上がりましたね!
おめでとうございます!!
今公演『ディミトリ』の舞台が、日本には馴染みの薄い、中央アジアのジョージア、ということで、ちょっとワクワクしてます♪
宝塚の舞台は、日本以外だと欧米中心で、フランス、スペイン、イタリアが多い印象。
宙組は、ロシアが多いですが^^
現在雪組が上演中の『蒼穹の昴』は中国で、こちらもとても新鮮です。
演出の生田先生が、ジョージアダンスを演ってみたかった、というところから始まった今公演『ディミトリ』。
ジョージアンダンスは、戦いの場面で使われる、と歌劇の座談会で読みましたが、実際見てみると、その迫力、勇壮な振り、躍動感にあふれていて、画面で観てこれだから、生観劇だとどうなっちゃうんでしょうか^^
画面越しですけど、星組生の意欲というか、本気を感じました。
雪組も芸術祭賞に向かって、一丸となっている感があふれていましたが、星組も、「いいもの見せてやるぞっ!!」という意気込みを感じました。
『斜陽の国のルスダン』を読みましたが、活字、文章から、こんな素敵な世界が紡ぎ出されるのだ…と改めて舞台の保つ力の素晴らしさに震えます。
ネタバレあります…
舞台は総合芸術!
どの作品にも言えることですが、脚本(ストーリー)、舞台装置、衣装、音楽、そして表現者(生徒さん)の力の結晶。
うまく噛み合った時に最高の輝きを放ちますね。
今、「ディミトリ」初日映像から、そんな予感で期待いっぱいです♪
ことなこお似合いで、こんなの待ってました!な作品
なこちゃん(舞空瞳)に寄り添うこっちゃん(礼真琴)が、見慣れない図。
宝塚と言えば、男役さんはあくまでもヒーローでかっこよくグイグイですけど。
それが逆に新鮮で…気の強い王女様のなこちゃんを優しく見守り、つき従うこっちゃん、というのが新鮮で、キュンキュン来ます!
なこちゃん、なんて可愛いの!!
表情が豊かで、生き生きと動いて、掴まれます!
今回は、こっちゃんは、戦いの場面は、最高にかっこいいのに、ルスダンの前では優しくて、落差にヤラれる!
『ディミトリ』では、最初から、ルスダンが王女様で、ディミトリより位が上。
花組『金色の砂漠』で、トップ娘役(花乃まりあ)が王女で、トップスター(明日海りお)が奴隷ってのもありました…究極。
逆パターンもありだな。
ジャラルッディーンのせおっちがかっこよすぎる!
もうひとつのキュンポイント、せおっち(瀬央ゆりあ)演じるホラズムのスルタン(帝王)・ジャラルッディーン。
初日映像でも、情け容赦なく敵の兵を斬り捨ててました^^
髭も似合うし、クールな表情が似合う!
ゾクゾクするから、もっとゆっくり観たいわ。
ジャラルッディーンは、書記官のアン・ナサウィ(天華えま)とも仕事以上の関係?
原作の中で、最も色濃く描かれていた人物ですから、どう作り込んでいるかも、楽しみにしてます。
奴隷・ミヘイルの極美慎くんが可愛い
美しい奴隷、という設定なので、これはきわみしか出来ないお役。
ルスダンは、ディミトリに裏切られたと思って、腹いせにミヘイルをベッドに誘う…というところは映ってなかったけれど、
そのシーンを見咎めて、すごい剣幕でルスダンを問い詰めるディミトリ、は映ってました。。。楽しみ^^
ありちゃん演じる副宰相、アヴァク・ザカリアンはちょっと怖い ^^;
原作では、一言二言発しはするけれど、ほとんど人物像が描かれてないアヴァク・ザカリアン。
王配であるディミトリを信用していないというか、蹴落とそうとしているアヴァク。
童顔のありちゃんがお髭をつけて違和感ないかな?と気になってたんですが…
大成功。
ちょっと押さえた演技で、怖さと貫禄出してましたね〜♪
月組時代とは違う、大人な渋いありちゃんを堪能できそう!
星組での最後の公演、ギオルギ王の綺城ひか理
モンゴル軍との戦いで傷つき、亡くなってしまうのですが…
賢王として、すごくカッコいいし、いいお役ですね!
原作では、ギオルギは戦いの遠征中に、村の既婚者だった女性を城に連れ帰ったと書かれているのみ。
ギオルギ王と妻・バテシバ(有沙瞳)、ディミトリの歌唱シーンが映っていて…
ここは聴かせどころですよね!
楽しみにしとこ。
太陽と月なら、月のような存在のディミトリ
グイグイ引っ張っていくのではなく、そっと背中を押してくれる…そんなディミトリ。
今までないパターンで、逆にころっとヤラれそう^^
早く観たい!!
その他のお役
雪組『蒼穹の昴』の太白白に匹敵する、物乞い役の美稀千種組長。
ボロをまとって…顔が半分隠れてるのでわかりにくいけどメイクもちょっと怖い。
その後ろにせり上がってくるのがオレキザキ(輝咲玲央)のチンギス・ハン。
貫禄半端ない。
真風が星組時代は、同期のオレキザキは、ちょっと陰に隠れてましたけど、オジ専を経て、いまや、貫禄のあるお役担当で大出世ですね〜♪
芝居の厚みを出すためにも末永くいて頂きたい生徒さん。
ジョージアは馴染みのない国だけど
随所に出てくるジョージアンダンスや、独特の衣装で、物語世界に没入できそうです!
星組組子さんたちは、ジョージアンダンス指導のノグチマサフミ先生から、ジョージアの魅力をいっぱい教えてもらって、イメージトレーニングしてるかも!
昨年の『モアー・ダンディズム!』の「ミッション」の場面は、ジョージアンダンスを取り入れたもので、衣装も、男役さんも裾がスカートのように広がって、素敵でした。
今公演も、裾を翻しての戦いの場面がため息ものでした。
私のジョージアへの旅立ちは、来週。
最近、またコロナ感染者が増えてきましたね。
退団が決まっている雪組トップ娘役のひらめちゃん(朝月希和)のミュージックサロンも、中止になりましたが、
日を改めてできることになって本当に良かったです!
星組公演、12月13日の千秋楽を無事に迎えられますように♪