日本もの作品上演のときに、組子がゆかりの地を紹介する番組「プレ・ステージ 歴史のトビラをたたく」。
この番組も、今回で9回目と回を重ねています。
過去放送分は
1 桜華に舞え(星組)
2 幕末太陽伝(雪組)
4 ANOTHER WORLD(星組)
5 MESSIAH(花組)
8 桜嵐記(月組)
おっと、見事に宙組が入ってないですね。
宙組の「エル・ハポン」は、支倉常長や、伊達政宗が登場し、主人公も蒲田治道で、和物っぽいけど…舞台がスペインだから入ってないんですね。
9回のうち、「幕末太陽傳」だけ。観た記憶がない…orz
さて~ 今回、スタジオに登場しているのは、
柳生家と関わりの深かった沢庵和尚を演じる天寿光希、会津藩の七本槍の1人漆戸虹七郎を演じる瀬央ゆりあ、堀一族の妻子を救った天秀尼を演じる有沙瞳の三人
スカイステージ プレ・ステージ #9より
なんだか安定の芝居巧者の3人が揃いました。
「龍の宮物語」の3人、「ドクトル・ジバゴ」の3人でもありますね。
みっきー(天寿光希)演じる沢庵和尚は、月組の「夢現無双」にも登場して、柳生石舟斎宗厳(演:響れおな)と沢庵(光月るう)の場面もあったような? あとでプログラム確認♪
作品の舞台となった会津鶴ヶ城や東慶寺などを取材し、クイズも交えながら、柳生十兵衛や加藤明成、天秀尼の生き様、足跡を学んでいました。
今回登場されたのは、会津鶴ヶ城の天守閣の方と、柳生家の菩提寺である芳徳禅寺のご住職。
過去の文献などを紐解き、詳しく説明してくださいました。
加藤明成は、小説では、酷い殿様ですが、研究員の方のお話では、当時、どの藩でも半運営が大変だったので、加藤明成が特別酷い、というわけでもなかったようです。
地震で傾いたお城を修復したり、お城の入り口を変えたりとそれなりの功績もあるそうです。
鎌倉・東慶寺は、徳川家が守っていたので、小説のように、七本槍が乗り込んできて、堀家の女達が殺されたり…ということはなかったそうです。
堀主水が望んだように、一度東慶寺の門をくぐった女性たちは、東慶寺の掟により護られていたそうです。
七本槍は架空の人物たちですし、実際にあのような事件も無く。
会津騒動(堀主水出奔からの一連の事件)は実際にありましたが、
小説は、あくまでもエンターテイメントでフィクション♪
そして 柳生十兵衛は、隻眼ではなかった??
実は、柳生十兵衛を描いた絵には、両眼開いていて描かれてます。
父との剣術の稽古の際に右目を切られた…というのは本当でも、潰れてはいなかったのかしら? それとも絵師のお気遣い?
今度、ぷち一人旅、奈良編に行こうと思ってるんです。
で、柳生家の菩提寺の芳徳禅寺にも行ってみようかな、とGoogle Map。
奈良市内でも山の中やん! 電車で行くので諦め~w
クイズコーナーもあって、面白かったのですが、コロナのせいで、映像での紹介だったのが物足りなかったです。
マスクしてお話されているので、声がくぐもって聞き取りにくかった…
テレビのアナウンサーもマスク外してしゃべってらっしゃるのだから、取材のときはマスク外してもらって。
同じコロナ下でも、月組の「桜嵐記」は、楠木正行の愛馬「初霜」(ぬいぐるみ)が縁の地を尋ねるという趣向で可愛かったですね~。
月組も、ちなつちゃん(鳳月杏)と、まゆぽん(輝月ゆうま)の楠木正成、正時親子のトークもふんわり楽しかったし、
今回のおなじみ三人組(三兄妹)のトークも和気あいあいで楽しかったです!!
コロナ下で、今まで、組子が現地に行ってお話を聞いたり、見て回ったり…ができなくなったので、映像に変化を付けるために工夫が欲しいところ。
早く、以前の生活を取り戻して、組子たちに紹介してもらいたいですね!!