宝塚の制作スタッフにも興味津津なので、裏方仕事が垣間見えるスカイステージの番組が大好き♪
昨年から新たに始まった『ミライ演出家』
ミイラに空目。ミイラ演出家…
昨年の稲葉太地先生に始まって、今回で4回目
毎回、タイムリーに出してこられますね。
ミライ演出家
#1 稲葉太地 花組 Fashionable Empire 8月放送
#2 野口幸作 宙組 HiGH & LOW 10月放送
#3 生田大和 星組 ディミトリ 12月放送
現在公演中の田渕大輔先生
野口先生の回にも登場の装置作家・大橋泰弘先生と装置打ち合わせ。
最初の場面、道真が座っている門が盆の上で回るのを模型をつかって動きを確認されてました。
田渕大輔先生は、1975年 大阪出身 大阪芸術大学出身
えっ? 48歳?? 若見え! お若いですね…
田渕大輔先生と宝塚の出会い
★宝塚を目指したきっかけ
大阪芸術大学の舞台芸術学科の時に、オンシアター自由劇場を観て、多幸感を味わったそう。
友人に誘われ『雪之丞変化』『サジタリウス』(1994年、1995年)をよくわからずに観てノックアウトされた、ちょうどその時に 演出助手を募集していたので応募。
★座付き演出家として
座付きであるがゆえに劇団に入りたかった、当て書きがしたかったそうです。
自分がこう見えてますよ、というのをお伝えしたい。
他のカンパニーなどの一期一会の役者さんとちがって 稽古場を共にして生徒さんと一緒に作っている関係を作品に集約したい。
★大切にしていること
スターの持ち味と個性
普段のイメージを大切にしているが、グラフ誌などで見て、こんな表情もあるんだ、と知ることも^^
裏方さんと ←これ好き^^
小道具コーディネーターさんと、鬼が引く荷車につける青い炎の大きさを検証。
もっと大きくできないか??と。
希望だけ伝えて、作ってもらっているそう。
映っていたのは 昭姫のお店の棚? 柳行李や巻物などが並んでいました。
敷物?? 180センチで作っていたら、
「礼華さんが思ったより大きくて…」と演出助手の中村真央さん。
もう少し大きく作ることに…^^
荷車にかかっているゴザ?(畳表)の色を側面に合わせて…などと細かい指示が飛びます。
嘘くさくならないように 市名さん(小道具コーディネーターさん)におねがいしているそう。
繊細なものをお願いするが、モチベーション高く提案してくださる。
小道具は、生徒の芝居のモチベーションを高くする重要なアイテムなのだそうです。
制作の裏側
太宰府天満宮にお参りに行った帰り、宝物殿で企画展示をしていた『応天の門』と出会い、(原作者の)灰原薬先生の世界観にひきこまれたことで、月組公演『応天の門』が生まれました♪
先生は、絵画と音楽が流れている環境が好きなので、仕事するときは、
『プラダを着た悪魔』を流しているそうです。
この作品がちょうど、1時間50分、集中の区切りが1時間50分なので、
1プラダ、2プラダ…と プラダが単位になっているのが面白い^^
1時間で2万文字なんですって。1時間半だと3万文字ぐらいに押さえたい。
曲やダンスも入れたら 結局削る羽目になる、って16、7年やってて確実にわかるそう。
先生の月城かなと評
瞬発的な感情を大事にするれいこちゃん。
感じたものをとても大事に芝居をしてる。
芝居には段取りが多いけれど 冷静に時間を俯瞰している理性がある。
感情のままに、過不足なく気持ちをマックスに表現する技はれいこちゃんならでは。
冷静に時間を俯瞰する…なんかわかる〜
作曲の青木朝子先生
優雅な平安時代の前の、権謀術数がうごめく時代のアクティブでアグレッシブな部分を出していきたいと、それを念頭に置いて作品づくりに臨んだそうです。
『異人たちのルネサンス』で一緒にお仕事された時に知った、
先生、絵がめちゃくちゃうまい!!
自分ではおっしゃらないけど…とカテリーナ(演:星風まどか)の鉛筆のスケッチ画が写りました。
お上手〜 ドレスのドレープも、人物像もプロみたい。
作曲の青木朝子先生は、ポスターでインスピレーションをもらっているので、ポスター画像は携帯の待受にしているそうです^^
信頼しているスタッフの先生方は
ここは面白くないとか、こういう風にしたほうがいいよ、ってこともはっきりおっしゃってくださるので 勉強させて頂いています。
経験値が全然違うので…と謙虚^^
観客とのキャッチボール
お客様との反応でこれからどんな風に変わっていくのか、変化を楽しめる余白がたくさんあるのはさすが月組の芝居。
お芝居のピラミッドと 宝塚ならではの番手的ピラミッドを応援して見守ってくださるお客様による宝塚独特の空気感。
見守ってくださる熱量がすごく心地いいそうです。
宝塚歌劇団にいる若くて一番美しくて短い時間を毎日の公演に惜しげもなくすべてのエネルギーを注いであんなにキラキラしている生徒さんたち。
お客さんは、オンシアター自由劇場の『上海バンスキング』を観た時に感じたのと同じ多幸感を、宝塚歌劇に感じてくださるから何回も観に来てくださると思う、と。
田渕先生への50の質問が尺取ってました…
スカイステージで出てきそうな質問もあり…興味深いものもあったけど、もっと舞台稽古の様子とか観たかったです。
田渕先生の得意料理…筑前煮 えっ?あんな面倒な煮物を? 好きなもの、の間違い?
演出以外で演ってみたいセクション 衣装デザイン
田渕先生ご卒業が1998年で、入団が2006年。
それまで、どこか他の劇団にいらしたのでしょうか…ちょっと気になります^^
本日、演出助手募集のニュースが出てました
マイナビのリンクがあったのでポチっと押してみると興味深い内容が…
社内研修制度に ハラスメント研修 なるものが…
去年、あんなことが発覚したから、今年から始まったのかしら?
それとも、研修あっても、効果なし、だったのか…
教育のための研修は、可能な限り全員が受講し、かつ定期的に実施することが重要です。(あかるい職場応援団HPより)
ちゃんとできるのでしょうか?
月平均所定外労働時間 12.8時間
演出家の丸投げとかある世界だから、12.8時間はなかなか疑わしいけど…本当かな?
団員数 246名(2023年2月1日現在)ほ〜
新公卒業したら劇団とのタレント契約、と言われてますから、新公学年の生徒さんの人数かな?
チェックしてないけど
昨年、実力のあるヒットメーカーの演出家さんがお二人退団されました。
劇団にしたら、すごい痛手だと思います、1年に2人も、しかも実力者。
一人前になるには時間がかかるし、昨年も新卒離職者がおひとりいらしたようですから、多めに採用しておかないと。
それにしても 平均勤続年数 12年とは??