衣装や装置のスタッフなど、裏方仕事されているのを観るのが好きなワタクシです。
ミライ演出家は、とても楽しく拝見しています。
ミライ演出家
#1 稲葉太地 花組 Fashionable Empire 8月放送
#2 野口幸作 宙組 HiGH & LOW 10月放送
#3 生田大和 星組 ディミトリ 12月放送
2ヶ月おきだからスケジュールタイトだったのかも?
割と謎だった生田大和先生
1981年生まれ、慶応大学卒、というのも初めて知りました。
そして、ご両親が日本舞踊家、生田先生はバレエを習ってた??
子供の頃から「舞台」というのが身近にあった人生だったんですね。
稲葉先生と野口先生は、先生自身が子供の頃からの熱い宝塚ファンでしたが、生田先生は、宝塚愛はあるけれど、その表現の仕方が割と淡々としてるというか、飄々とされていますね。
岡田先生のロマンチックレビューにあこがれて入ったのに、お芝居ばかり書いている、と。
生田先生がショーを作られたらロマンチックレビュー寄りなショーになるのかしら?
テニスをされるので、熊倉飛鳥先生と演出家助手をされている平松結有さんと仁川のテニスクラブで汗を流しておられました。
テニスをする人を募ったら7人ぐらいで都合がつくひと同志でプレーされてるそうです。
熊倉先生は、初めて生田先生とお仕事したのは雪組の『ドン・ジュアン』(2016年)だったので、シンパシーを感じてらっしゃるような?
背が高くて、メガネをかけている文学青年、な硬派なイメージのある生田先生の私生活が垣間見えて面白かったです。
語りも車を運転しながらで、今回意外な一面を知りました。
本丸写しは、作家の言葉のリズムを叩き込むため
『ディミトリ』の原作『斜陽の国のルスダン』は薄い文庫本ですが、月組の『春の雪』のときも三島由紀夫の『春の雪』を最後まで写したそうです。
そうすることで、作家の言葉のリズムが自分の中に落ちるのだそう。
すごい労力を厭わず…
そこで、初めて、本が書けるのだそうです。
役者は、台詞という言葉をしゃべるわけだけれど、言葉で表せないものを音楽やダンスで表現する、それがミュージカル。
「これ」を表現するには、ダンスがいいのか、歌がいいのか、と考えて歌の場面なのか、ダンスシーンなのかを考えてらっしゃいます。
現実にない世界を描き出す
人生は目的ではなくて手段だ、と哲学的なお言葉。
自分が動いて舞台を作る。
一人ひとり、役者やスタッフがいい仕事をできるように、輝けるようにするのが演出家の仕事だと。
音楽の太田先生と、初日の幕が下りた直後?の退団が映りました。
太田先生には、自由に作ってもらっている。
出来上がった曲を初めて聞くときにワクワクする!とおっしゃってました。
枠をつくらないことで、自分が思っていた以上のものが出来上がってくるそうです。
それぞれのスタッフさんの技量を信じて任されているんですね。
互いの信頼関係が、よりよい作品づくりにつながるのだと思いました。
ミライ演出家#4は田渕先生?
生田先生と同世代の田渕先生が月組公演『応天の門』の演出をされるので、次回は田渕大輔先生でしょうか?
ミライ演出家に演出してもらうのは後、月組と雪組が残っています。
月のメイキングもみたいので、田渕先生でありますように^^
雪組まだですけど、芝居が謝珠栄先生演出、ショーが藤井大介先生なので『ミライ演出家』のコンセプトから外れちゃいますが?
演出家さんも、どの辺りまでピックアップしてもらえるんでしょうか。
これからも楽しみにしています。