危惧していたことが現実に・・・
4ヶ月ぶりの公演再開で、みんなの笑顔が眩しい「はいからさんが通る」。
もやもやした空気を払うような キラキラした舞台、楽しく笑える演目に心の底から 宝塚の公演の再開を喜び、感謝の思いでいっぱいになりました。
コロナ下で、いつ中止になってもおかしくない中、日々薄氷を踏む思いで 一日一日、無事務められたことに安堵しながらの公演だったと思いますが、今朝 9:15、LINEで宝塚歌劇のお知らせが!
【重要なお知らせ】本日(8月2日)の宝塚大劇場公演の中止について
・・・というのを観た瞬間、心臓が、ドクン、と大きく打ちました。
つ、ついに来たのか・・・
1回目にアクセスした時は繋がりませんでしたが 2回目にHPに入ることができました。
宝塚歌劇では、感染予防対策の一環として、出演者および劇場従業員全員に対する検温や体調確認を毎日実施し、健康管理に努めておりますが、このたび現在公演中の花組宝塚大劇場公演『はいからさんが通る』公演関係者の体調不良が判明したため、お客様・出演者・公演スタッフ・劇場従業員の健康に万全を期すため、以下の公演を中止させていただくこととなりました。
ご観劇を心待ちにしておられたお客様には深くお詫び申し上げます。宝塚歌劇公式HPより引用
7月17日に幕が開いて、17日目の公演中止になりました。
賢明でした
「 現在公演中の花組宝塚大劇場公演『はいからさんが通る』公演関係者の体調不良が判明した」とし、範囲を広げてぼやかしたのは賢明だと思いました。
スタッフなのか出演者なのか、劇場関係者なのか、宝塚大劇場に関わる人達のだれなのかはわかりませんが、万が一出演者だと、名前が出てしまうことはとても不名誉で、心無いファンから糾弾されかねませんから。
最近問題になっているSNSでの誹謗中傷に発展しかねません。
劇団は、96期事件での現役生とへの誹謗中傷にもきちんと対応せず放置していました、今回スタッフかもしれませんが 配慮が伺えてよかったです。
朝日新聞の月刊タカラヅカ 「複数で食事ダメ 稽古場も分散で」
・・・という見出しで劇団のコロナ対策が紹介されていました
生徒さんは、毎朝体温測定をして劇団に報告。
2人以上の食事やファンとの会食も当面は禁止としました。
稽古場を分散させて、それぞれの映像をリモートでつなぐ取り組みも。
2人以上の食事禁止、って 要するに、ひとりでお食事、ってことですよね・・・皆さん大変な思いで公演の成功のために頑張っておられたのに。
出演者はもちろん、スタッフも、劇場従業員も細心の注意を払って過ごされていたはずです。
それでもコロナ菌は、目に見えないから 知らない間に思わぬところに付着していて、何かの拍子に体内に入ってしまう、いつ誰が罹患してもおかしくない、明日は我が身です。
ただただ、早くよくなられることをお祈りします。
申し出る勇気と英断
体調不良・・・ひょっとしてコロナ?? と思った時にどういう行動をとるか。ここポイントですよね。
一応、上の人にお知らせしないといけない、早いほうがいいです。
が、ただの風邪かも? もう1日様子みようかな、大ごとにしたくないし…という気持ちもわかります。
自分が、待ちに待ってようやく再開した公演を止めてしまう恐ろしさ。
多くの人を落胆させ、損害を出す恐怖。
その恐怖に耐え、よく申し出てくださったと思います。
先の新宿モリエールシアターの公演「THE☆JINRO」では、出演者は、体調が悪いにも関わらず 体温もガイドラインの37.5℃以下だからOKと公演を続けていたとか。
その上、出待ちの人と握手をしたり サインをしたり、と触れ合いの機会を持っていました。
「THE☆JINRO」が非難の嵐にさらされたのは、こういった当事者の認識の甘さがあったからです。
火事はぼやのうちなら大事にならずに済みますが、時間が経つと大火事に発展、火消しに時間とお金がかかり、一番大切な「信頼」を失い、「企業の姿勢」を疑われます。
お金では買えない、大切なものです。
宝塚歌劇団が、公演を中止するのは苦渋の決断だったと思いますが、感染源が宝塚歌劇団、宝塚歌劇でクラスター発生、などと言われないよう、早めに「中止」を決断されたのは大英断だと思いました。
休演と新人公演
本日8月2日日曜日から 3日、4日と休演し、5日の水曜日はもともと休演日ですので 2~5日の4日間公演はお休みになることが発表されました。
木曜日から再開できるといいですね。
で、心配されていた 8月4日火曜日の新人公演。
新公最終学年、100期の一之瀬航季くんが主演を務めます。ラストチャンスでの新公主演、ぜひ実現して欲しい、と思っていたので…
※8月4日の新人公演につきましては、代替公演の実施を検討しております。詳細につきましては、改めてご案内いたします。(チケット・予約番号等は、大切に保管くださいますようお願いいたします。)
宝塚歌劇公式HPより引用
この知らせを聞いて、よかった~!と ホッとしました。
他組も、そして、これから先のすべての公演で
先日7月25日、シアタークリエの「SHOW ISMS」が出演者の体調不良で公演中止になりました。キャスト全員のPCR検査の結果も全員陰性で、公演は再開されました。
宝塚の公演関係者が体調不良、というのもただの風邪であればいいのですが。
シアタークリエの「SHOW ISMS」の判断も賢明でしたね。
PCR検査、PCR検査、と簡単に言っても、検査料18000円と判断料1500円、1人ざっくり20000円かかるそうです。大変な出費になるんですね。
ちなみに抗体検査は、9000円ほど、結果もすぐにわかるようです。
ただ…コロナ下での公演は劇団、劇場の負担が大きく、今後どうなっていくのか、チケット代に反映するのか、心配ではあります。
いつ誰が罹患してもおかしくないコロナですから、公演中止は粛々と受け入れて再開を待ちたいと思います。
体調不良の方が早くよくなられますように、コロナではないことを祈りつつ 再開をお待ちしてます!