先日発表された、大型組替え。
花組、月組から各1名、雪組から2名、専科から1名、計5名もの方が宙組に異動されることになります。
特に、上級生95〜97期の3名の異動が、宙組の空気を大きく変えてくださりそうです。
目次:
次期宙組体制のメンバー(新公学年を除く25名)
*赤い文字は組替えで入られる生徒さん
新公学年省くと上級生25名
組子上から10人中3人が組替え組で強力に刷新の風が吹きそう
組替え、と言っても下級生の、顔も名前も知られていない生徒さんが大勢組替えになるのと違い、
研17の95期がお二人と、研15の生徒さんが来られることで、組の雰囲気はガラリと変わるでしょう。
宙組への組替えはいつ解禁になるのかしら?と思っていたら、
来春、2025年、
1番早いのが花組の二葉ゆゆちゃんで4月4日、
次に専科のマイティ(水美舞斗)の4月28日、
月組のおはねちゃん(きよら羽龍)と続き、
雪組の愛すみれちゃん、叶ゆうりくんが6月23日付けで合流します。
マイティは現在専科なので、公演のしばりがないですから、
4月27日『宝塚110年の恋のうた』『Razzle Dazzle』大千秋楽の翌日から合流ですね。
影響力の強い上級生が3人も入られるのは心強いですし、
95期は孤軍奮闘のずんちゃん(桜木みなと)がいよいよ宙組初の生え抜きトップになるので、
同期が二人もいてくれたら心強いと思います。
ダンスのマイティ、歌唱力の愛すみれちゃん。
技術面でのサポートも万全。
もし組替えがなかったら…
松風 輝
桜木みなと
秋奈 るい
花菱 りず
天彩 峰里
10人中5人が何らかの形で週刊誌に名前が出た生徒さんです。
半数、というのはかなり昨年の印象を引きずりますよね。
宙組色を薄め、「宙組は変わった!」という所をアピールしていくには、組替え5名だけではまだまだだと思っています。
該当生徒さんが退団か異動を進めていくしかなさそうです。
そして…P。
「宙組トップスター」という肩書
「宙組トップスター」という言葉によくない印象がついてしまった、と思っている派です。
ずんちゃん(桜木みなと)は待ちに待った「宙組史上初の生え抜きトップスター」なのに、「宙組トップスター」という肩書は 昨年来、輝きが薄れてしまった気がして残念に思っています。
「宙組トップスター」の文字が踊る週刊誌の吊り広告は電車の車内で大勢の人が目にしましたから、一般ピープルに誤解されるのもコワイです。
宙組体制は変わっていくけれど
宙組生自死当時のトップスターが退団しただけでは禊は終わらないと思っていますし、
責任ある立場の方(阪急社員含む)の処分なしで終わってほしくないです。
口先だけで改革を唱え、改革案を出したところで、きちんと遵守され、改革が推進されているかがわかるには年単位の時間がかかると思います。
劇団は96期事件の反省を生かさず、2023年9月の宙組生急逝でも当初、よく調べもしないうちから強気の発言で顰蹙を買っていました。
劇団は、謙虚さや真摯な態度、他者(劇団員含む)に対する思いやりが欠如しているな、と常々思っていましたから
2023年11月14日の記者会見から年度末のご遺族との合意までのやり取りに開いた口が塞がらなかったです。
以前から、宙組は、他組の生徒が組替えで来て、その後トップスターになる、を繰り返していたので、
人事調整組、と揶揄され、組子のモチベーション大丈夫か??と心配していました。
今回の組替えで、空気が変わるのは大歓迎ですが、これがまず第一歩。
終わりじゃないよ、始まりだよ?
劇団、とそれを動かしている上層部の意識改革が一番必要な気がしてます。
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