いよいよ明日、初日を迎えるシアターオーブ公演『BIG FISH』。
前日の今日になってようやくスカイステージニュースで稽古場情報が流れました。
目次:
こっちゃんの老け役が新鮮!
宝塚のトップスターが老け役をされるって…自分の中では、月組の『今夜、ロマンス劇場で』ぐらいかな?
あまり思いつかないけれど…
『BIG FISH』では、エドガーは通し役でこっちゃん(礼真琴)が演じます。
結婚相手になったサンドラにプロポーズする場面では、105期の詩ちづるちゃんが、
エドガーの妻となって、ウィルのお母さんでもあるサンドラは99期の小桜ほのかちゃんが演じます。
今回、稽古場映像で何箇所かこっちゃんの晩年のエドガーの場面が映りました。
身振り手振りも大きく、ゆったりとした動きで歳を重ねた感じをうまく表現していました。
こっちゃんには、青年時代の場面もあるので、演じ分けが大変なのかもわかりませんが、観客側からすれば、
とても見応えがあるのでは?と思いました。
父親と幼い息子の場面が良さそう
宝塚歌劇公式HPの主な配役には記載がありませんが、
108期の首席で歌上手の茉莉那ふみちゃんが、ウィルの子供時代を演じています。
稽古場映像でも何回かこっちゃんとふみちゃんが歌う場面がピックアップされていました。
先日のスカイステージニュースのスカイレポートでも、見どころとして、茉莉那ふみちゃんの場面がいい、と星咲希ちゃんがおっしゃってました。
二人で歌っている横顔が映るのですが、
こっちゃんがしっかりお父さんに見えて頼もしかった…
恋人同士のデュエットとは明らかに違う感じでした。
今までの宝塚の演目でトップスターがこういうお役をするって珍しい気がして、新鮮!
極美慎くんの芝居、進化
今までふわふわした印象が強かった極美慎くんですが、『1789』『ME AND MY GIRL』と芝居が骨太になった気がしています。
今回もウィル役で父親と対峙する役で、堂々と演じている姿は成長を感じさせてくれます。
父子の確執を描いた作品なので、トップのこっちゃんとガッツリ芝居をしてたくさん学んで頂きたいな、と思っています。
サンドラとジェニー・ヒル
サンドラとジェニーの若かりし日を詩ちづるちゃんと鳳花るりなちゃんが演じま。
エドガーは、サーカスを観に行ってサンドラに一目惚れ、プロポーズするのですが、
エドガーに対してプンスカしている姿が映りました。
後のジェニー役は副組長の白妙なっちゃん。
大人になったウィル(極美慎)を見て、その成長に驚いていました。
その他のお役
ドン・プライス(蒼舞咲歩) ザッキー・プライス(夕陽真輝) 兄弟
ドンは、荒っぽい人物。
サンドラのことが好きなので、「オレの女だ!」とエドガーをぶっ飛ばす!
久しぶりにさきっぽの演技を見れる!
あ、観れない、チケットない ^^; 配信もない…
『ME AND MY GIRL』のジャスパー卿から振り幅が大きいお役、いい感じ。
ザッキーは、強いお兄ちゃんと凸凹コンビ的に人の良さそうなタイプ?
エーモス・キャロウェイ 碧海さりお
ちゃりお(碧海さりお)は芝居巧者。
『My Last Joke』でも『RRR』でもちょっとダーク味のある役を好演してますね。
今回、悪役ではないけれど、クセ強めのお役で、ピッタリだと思う!
派手めのシルクハットで怪しさ抜群♪
カール 大希颯
大男役、で、あいみちゃん(大希颯)が抜擢されるのもわかる、と思った長身175センチ。
本当の大男になるべく、大道芸人が履く高下駄のような、竹馬のような道具を使って、身長2メートル以上になっていました^^
配信も放送もBlu-rayもないから稽古場だけが頼り
版権厳しいって本当に不自由。
演じている姿を見れるのは、稽古場映像だけ?
実際の舞台とは違うでしょうけれど、少し雰囲気を味わった『BIG FISH』の稽古場映像でした。