本日、読売新聞オンラインが報じたのは、
劇団員死亡で 阪急阪神HD会長が管理責任を認め、ご遺族に直接謝罪される意向との事。
目次:
1月31日にも文春で報じられていた上述の件再び
「阪急阪神ホールディングス・角和夫会長が謝罪する方向です。交渉は続いており、パワハラをどの程度認めるのか、そして劇団から“誰が”謝罪するかを詰めています」(阪急関係者)
引用元:週刊文春電子版
上記報道がでたのは1月31日。
その後、音沙汰なく3週間、その後どうなったのかしら??と思っていたら
本日2月20日、読売新聞オンラインに
宝塚歌劇団員死亡、阪急阪神HD会長が遺族に謝罪の意向…管理責任認める
の見出し記事が出ました。
1月31日の記事と違うところは、阪急阪神HDの会長が「管理責任を認めた」という部分ですね。
学校でも企業でも、トラブルや事件が起きた時、たいていの場合、トップの方が速やかに責任を認め、謝罪されます。
阪急阪神HDは…
遅っっっ!!!
今頃。
もう4ヶ月以上経って、しぶしぶ謝るんかい!っていうツッコミが聞こえてきそう。
この4ヶ月、傷口を広げ、ブランドを地に落としただけでした。
なぜすぐに謝罪できなかったのか、無駄に流れた4ヶ月余りの時間がもったいない。
謝罪は誠意をもって速やかに
すぐに謝っていれば、謝意も伝わったでしょう。
こんなに時間が経ってから謝られても、
損失が広がる一方だから焦ってるのかな?
年度末までに幕引きしたいんじゃない?
株主総会までに収束しておきたいだけでしょ?
と、ご遺族に対して謝意をあらわすというより、阪急阪神HDのため、「自分たちの保身」のための謝罪と受け取られかねない状況です。
そうでなくても、読売新聞オンラインに、
阪急阪神HD会長「遺族と2月中に話し合いまとまれば良い」という見出しが出て、
「話し合いがまとまれば良い」とは何事っ!? 商談じゃないんだぞ!という、
言葉の言い回しに違和感を覚えた方も多くいらっしゃいました、私も同様です。
阪急阪神HD傘下の団員が亡くなっているという、命の重さをなんと思っているのか。
事務的に処理しようという思惑が見え透いているように感じました。
阪急阪神HD、宝塚歌劇団の隠蔽体質が事態をややこしくしていた
週刊誌報道に対して、すぐさま「事実無根」と言い返すのは拙速だ、と常々思っていました。
きちんと調査してから反論しないと、結果「事実無根は嘘だった」、は却って傷口を広げ信頼をなくします。
他の芸能事務所や吉本興業の例をみても同じ末路。
何事も誠実にことを運ばないから結局馬脚を露わす羽目になるのでは?
かえって恥ずかしいわ。
この期に及んでもジタバタしてて見苦しいな〜と思っていました。
いつか和解の日が来るなら
それは早い方が精神的負担が軽くなるように思います。
ご遺族
宙組の組子たち
私達宝塚ファン
今はみんな苦しい。
一番はご遺族のお気持ちが大事です。
会長が直接謝罪に行かれて、受け入れてもらえるのかどうか。
下手な謝罪は、却って怒りを倍増させてしまう場合もあるようですから。
宙組の組子が笑顔で舞台に立てる日が来るのか、それはいつなのか、
毎日、ジリジリとした思いで 劇団の発表を待っています。
阪急阪神HD・劇団の上層部に読んでもらいたいNIKKEIリスキルの記事
竹中功著『謝罪力』がNIKKEIリスキルに紹介されています。
謝罪なんてしたくない、罪を認めたくない、
社を代表して自分がやってもいないミスを謝らなければいけないこともあります。
謝罪はいかに、謝罪を求めている人の心に添えるかがポイントだと思っています。
拙速な対応はNG 誠意が伝わる最強の謝罪テクニック | NIKKEIリスキリング
- 謝罪の行為自体はゴールではない
- 再発防止策は具体的であれ
- 「謝り損」を避けるためには
- 「反省できない人」がトラブルメーカーに
とても興味深いです。
96期事件でも、親元から離れた未成年の生徒さんたちを預かっておきながら、
裁判になっても自分たち音楽学校の責任や落ち度を棚にあげて最後まで謝罪も会見もしなかった宝塚音楽学校。
阪急阪神HDというところは、謝罪をせずに高圧的に出て押し切るところだな…というイメージがありました。
2023年11月14日、宝塚歌劇団が開いた会見で、現理事長が見事にそのイメージを強固なものにされました。
それ、ダメ 絶対。