宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

しつこい!エリザベート 観劇感想♪

エリザベート 観てきました。

 

ざっくりした感想は昨日書きましたので

今日は、宝塚や、今までと違うところなど

 

鳥頭なので 思いついた分だけ書きます。

 

昨日のキャスト

      20160915172243e08.jpeg

 

長文になりそうな予感…

 

 

ネタバレありますので 知りたくない方はここまで。

 

 

劇場に入るとステージ 左右に斜めに傾いた門があります。

どちらの門も 片方の脚が中の鉄骨がむき出しになって壊れかけ。

舞台中央の高くなったステージ(三分割になります)も斜めになっていて

ハプスブルク家を象徴してるんですね〜

 

新演出では 二箇所にエプロンステージがあり 効果的に使われます・

 

幕開けは、上手から手錠をはめられたルキーニ登場

ってのが 今までの帝劇エリザベート、宝塚版も同じですが

今回は 奥の方から黒天使に担ぎ出されて出てくる感じ。

 

今まで正統派の役が多かった山崎育三郎くんなので

今回のルキーニ役、どう化けるのかしら??と思ってたら、期待以上!!

 

井上芳雄くんファンには申し訳ないけど

育三郎くんの方がうまい!と思いました。

 

役で得をしたのかもしれませんが、昨日書いたとおり

声量も 歌い方も余裕たっぷり、

場面ごとに本当にに多彩に聴かせてくれました。

 

そして 亡霊たちのダンスのあとの

黄泉の帝王降臨、

今までのジャーン!とピンスポット浴びての登場ではなく

上からするするーっと降りて…

まさに降臨。

 

井上芳雄トートはアイメイクがすごくて 最初カラコンしてるのかと思った!

ぞくっとする感じにうまく仕上げてます。

 

シシィ登場は下手から…

全編 宝塚と 上手と下手が逆。。

そして 額縁から現れるのではないのも新演出?

詩を書くためにノートとペンを渡されるのではなく

いきなり パパのライフルを渡されて 父・マックスとのシーンへ。

歌詞変更箇所があります。

 

花總まり様 可愛い! 輝いてました!

 

木登りで木から落ちるところは、涼風真世さんの時は

オーロラビジョンを使って落ちるところを表現してました。

今回は 舞台中央にの大きな窓枠(ミラーの紗幕?が張ってある)の向こう、

シシィが落ちるシルエットが。

 

 

執務室のシーンはほぼ今まで通りです。

フランツ(田代万里生)の母 皇太后ゾフィは涼風真世さん。

2009年に観たエリザベートで シシィを演じておられたけど

キャストの若返りに伴い 今度はシシィの敵・ゾフィに。

 

とにかく声がすごい! 張りのある豊かな声量、

ゾフィの貫禄ありますが ちょい美しすぎ ^^;

恰幅のある方の方が 迫力あって怖そうかも。

 

お見合いのため、バートイシュルへ向かう一行。

育三郎ルキーニは 何故か モーツァルト!の赤のジャケットと

モーツァルトのかつらをかぶります。

 

お見合いの場面で、転がるオレンジを追いかけて

しゃがんだまま フランツの前を横切るシーンはなかったです。

 

フランツから愛の告白をされるところ

少し演出変わってて

 

最初にひとつ話すことがある〜 皇帝は自分のためにあらず

 

この切ない 告白ソングが大好きで 1人エリザベートごっこで歌うのですが

歌詞も変わってました。

 

プレゼント、あげよう 愛の証なんだ、 もちょっと違う。

 

私は以前の方が好きだなぁ〜〜〜

 

黄泉の帝王が司祭の 結婚式のシーンもかなり違ってます。

エリザベートが 黒天使に翻弄されて 軽々と抱き上げられて

ザ・リアル男子の力を見せつけられました。

 

 

で、あの初夜の翌朝のゾフィ訪問からの「私だけに」

これ、聴きたかった! そして すごく良かった!!

ステージの上の台の天板が斜めに持ち上がり 結構 急斜面に。

そこを上って…滑り台みたいにするする滑り落ちる…

なんだこれ?な演出。

 

 

フランツがエリザベートのお部屋訪問。

エリザベート 開けておくれ…のとこ。

やっぱり 今までのセットの反転タイプです。

 

田代万里生フランツ、お歌はとてもよく伸びる声で

さすがに外の舞台はお上手な方ばかり!と思ったのですが

どの お歌にも感情がのってない気がしました。

ここ、一番切ないとこなんですけど、

本当に開けてほしいと思ってるのか、疑問発生。

 

 

ミルク 好きな場面です。曲がいい!!

ミルクはもう無いぜ!と民衆には言うけれど

あるところにはあ〜るさ、と ミルク缶の中から

エリザベートの女官には分けてやるルキーニ。これ初めて。

しかも〜 本当に白い液体を入れてました。こぼさないようにね!

 

 

鏡の間のエリザベート。息を飲む美しさ!!

照明さんが、さらにひときわ明るいライトを幾重にも照らして

もう神々しいというか この世のものではないエリザベート

 

この世のものではない トート閣下との対比がすごい。

 

第一部終了。

 

だいたい、宝塚のお芝居 1時間半の内容でも 1回じゃ覚えられないのに、

 

休憩込みで 3時間10分エリザベート、1回しか観てないのに

もうわからん!

脳みその処理能力を超えておりますっ!!

 

 

一応 覚えてる範囲で 第2部は 追記の展開▼をクリックしてどーぞ。

 

 

は〜い、

エリザベート 第2部の感想です。

 

ルキーニが写真機を手にして 「鳩が出ますよ」とか言わないです。

 

キッチュの音楽が軽快に鳴る中、客席手拍子でノリノリは同じ。

キラキラの燕尾服にシルクハット姿で

育三郎ルキーニが エリザベートの写真や絵皿を売る男に。

客席に下りて、一列目の方に写真をあげるのですが…

何人目かには、「あげへんで!」と関西弁で意地悪言う

客席の笑いを取ってました。

 

各国の衣装をつけた女性たちが踊るシーンもなし。

 

ゾフィと取り巻きが フランツに

娼館の女性と遊ばせようと画策するところ

 

マダムヴォルフのはまこさん(未来優希)がすごい迫力の歌唱でした。

 

以前、レディ・ベスで メアリーチューダーを演じられた時、

ものすごい声量でびっくりでした。

滑舌もよくて 声量も伸びもよく さすが!です。

 

マダムヴォルフのコレクションの美女たちが

妖艶で宝塚のお嬢様な娼婦とちがい、セクシー

貞操帯を外したり つけたり、ん〜〜〜〜〜

 

フランツの行動にショックを受けるエリザベート

 

器械体操で倒れて 微熱があるのは 貧血ではなく

性病を匂わせるようなことを言ってました。 ⬅︎ 初耳

 

流浪の皇妃エリザベート、病院訪問のシーン。

患者の皆さん、お上手です♪

 

すっかり自分はエリザベートだと勘違いしている

ヴィンディッシュ嬢のイマッチさん(真瀬はるか)

リアル過ぎて怖いくらい! 指とか、ね、研究の賜物?

 

今までのヴィンディッシュ嬢はボロボロの扇子持ってたけど

今公演は 長いストールを巻いていて

これがエリザベートとのやりとりに使われます。

 

 

ルドルフとトートの「闇が広がる」何度聴いてもいいねぇ♪

手をつないで一歩ずつトートがルドルフを導いていくところ、無い!です

 

このあたりになると 容量オーバーで記憶曖昧…

 

田代万里生くんフランツは 年を経た感じの方が似合ってて

落ち着いた発声、セリフ回しに好感♪

 

初めて見た演出が ルドルフがナチスよりだったというシーン。

大きなナチスの鉤十字の旗が翻ります。 へ〜〜〜〜!

 

絶望したルドルフに死=トート閣下が忍び寄る

ここで、トートがピストルを渡してルドルフが自分の頭を撃ち抜くのですが

宝塚では、死んだルドルフに口づけるのはトート。

 

今公演では、ルドルフが自ら死に歩み寄って

口づけるんですね。

 

衝撃のシーンも、何十回と見た宝塚版が落ち着くわ。

 

上演各地の舞台を考慮してか セリ下がりがないのも物足りない。

トートは、ゆっくり歩み去り、

ルドルフは、黒天使たちに連れ去られるんですね。

 

夜のボート、やはり聞かされました。。

 

2人が別れたあと、フランツは悲劇のオペラを観る、と

次々にハプスブルク家に訪れた不幸を再現して見せます。

ここ、新演出だけど、これいる?? 蛇足っぽい!

 

ラストにスモークもないし、昇天もしない物足りなさはあるけど、

これは、梅芸の舞台なんだ、自分に言い聞かせる。

 


 

とにかく、出演者の歌唱力がすご過ぎて 圧倒されました。

素晴らしい!!

 

これだから、エリザベート観劇はやめられない!!

 

その他、気づいたこと。

 

*少年ルドルフ 大河原爽介くんが歌唱力あってしかも めちゃくちゃ可愛い!

 

*黒天使ダンサーズの ジャンプ力、迫力、筋肉質な胸板 ヤられます!

 

*バックの映像がリアルで良かった! 結婚式の聖堂や、

ハンガリーの街並みや ギリシャエリザベート滞在の地など。

宝塚のオーシャンズ11でも 映像が効果的に使われていましたが

どちらも奥秀太郎さん、舞台に奥行きがでますね!

 

*レディベスの、せり上がって斜めになったりする

不思議な舞台装置を作られた二村さんが再び担当。

三分割棺を使って 立体的な舞台装置になってました。

 

カーテンコールが三回あって

客席スタンディングオベーションのすごい熱気でした。

 

もう帰り道、しゃべったら口から記憶が漏れそうで

口開きたくないくらいでした。

 

この感動をしっかり書き付けたので

 

明日は 花組のアイラブアインシュタイン

あきら、堂々のバウ初主演、観てきます。