宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

エリザベートはやっぱり悪女w|悪女伝説

先日 NHKBSで放送された 「悪女伝説」ご覧になりまして??

 

悪女伝説で取り上げられていた

エリザベートもマタハリも 

私にはミュージカルのタイトルロールとして馴染み深い人物でした。

 

初めてミュージカル「エリザベート」を観たのは 2009年1月。

涼風真世シシィでした。(トートは山口祐一郎さん)

 

その後 2009年5月に宝塚月組で 瀬奈じゅんトートのエリザベートを観劇。

 

素晴らしい楽曲と 波乱万丈の人生を生きたエリザベートに

感情移入して エリザベートの世界に引き込まれたのですが

 

その後 エリザベートを観るうちに なんてわがままな女性なんだろう、

自分の事しか考えていない。

立場をわきまえていない。

いろいろと もやもやするようになりました 笑

 

「エリザベート」には 嫁姑問題や 頼りない夫に対する不満など

現代にも通じるテーマがあるからこそ 感情移入しやすいのだと思います 

 

でも… 小池修一郎先生の創作だと思いますけど

「最初にひとつ話す事がある…」という歌いだす 「嵐も怖くない」

皇帝フランツの妻=王妃としての心構え、

肝に銘じてなかったの?? って シシィに問いたい。

 

悪女伝説の番組の中で、現代女性の先駆けともなった

自分の意志を貫く女性、みたいに称賛されてましたけど

それは 私は違うと思ふ。

 

男性社会で 女性が我慢を強いられた時代に

自己主張したことは 勇気ある行動なのかもしれませんが

それは 一般女性ならこそ。

 

皇妃なのですから 「皇帝は自分のためにあらず」

妻となる人にも等しく、その責務はあったにもかかわらず

人民が苦しんでいるときに 豪勢な旅行に出かけて国家を顧みず、

ヨーロッパ各地に別荘を建てたというから 大変な浪費家です!

 

今すぐ天誅を!と叫びたくなります。

 

当時のエリザベートの旅行には 女官が大勢付いての

数十人の大移動を一年中繰り返していたようです。

 

産んだばかりの子供をゾフィに取られて嘆くエリザベートに

最初のうちは気の毒に思っていたのですが

こんないい加減な 若妻に孫を預けられないゾフィの気持ちも理解できます 笑

 

で、ルドルフにスパルタ教育をしていたゾフィからルドルフを取り戻したのに

やっぱり 宮殿にいないエリザベート。

何のための夫への「最後通告」だったのか。

 

思えば バート・イシュルでのフランツとのお見合い相手の姉・ヘレネは

皇帝の妻になる予定だったから 

母から心構えなど教え込まれていたはず。

 

ところが フランツの一目惚れでエリザベートと婚約、という番狂わせ

プリンスからの求婚に舞い上がったシシィは 結婚当時まだ16歳。

意地悪な見方をすれば 姉に対する優越感で

ドヤ顔だったのでは …と想像に難くないですw

 

自分の美貌のために…

今回番組の情報で初めて知ったのは、

オリーブオイル風呂に入っていて 火傷しそうになった件w

牛肉は食べずに 牛肉を圧搾機にかけてその汁(血?)を飲んでいた件。

 

ミュージカルでは ミルク風呂が登場しますが

そのミルクで何人の飢えた赤ん坊が助かったことか…

自己中ここに極まれり、ですね。

 

ハプスブルク家出身のマリー・アントワネットも

贅沢三昧で 国民の反感を買ってましたけど

 

どうして 国のトップの奥方なのに 国民のことを考えられないのか、

頭が悪すぎ!って思うんですが。

 

 

「エリザベート」は 東宝ミュージカルで観て

宝塚の月組 花組 宙組 と観て 今秋また 月組で再演しますが

以前のように エリザベートに心を寄せてあげられない気がしてます ^^;

 

私の興味は タイトルロールのちゃぴ(愛希れいか)の歌唱とお芝居、

シルベスター・リーバイさんの楽曲ぐらいかな^^

あ、みやちゃん(美弥るりか)のフランツ。忘れてた ^^;

真風、みっちゃん(北翔海莉)、みやちゃん、全然カラーが違うから

楽しみです!

 

一度観たら しばらくは頭の中でリフレイン、

気がつけば 口ずさんでいる状態だけど

さすがに「エリザベート」上演しすぎな気もします。

 

劇団がちゃぴの退団の花道に用意した演目ですよね。

 

そして また東宝で上演するときにはエリザベートを演じる日がくるのかも。

 

あ。悪女からそれちゃった tehe_20180214003019881.gif

 

人に対して残虐な事を行う 則天武后や西太后のような人物は紛れもなく悪女ですが、

 

たった一人の女性が国家予算を食い潰して 国民を窮地に追いやった。

悪女、というか 罪な女 それが エリザベートなんですね。

 

あ~ マタハリを語る時間がなくなってしまった・・・

 

マタハリは 私は「悪女」ではないと思ってます。

二重スパイにされたり、彼女もまた被害者の一面があるので。

 

え~~~と、私の次の宝塚観劇は 7月19日 MESSIAH

あ~ 待ち遠しい!!

 

それまで 宝塚熱低空飛行…飛行機

 

7月になれば 花組と宙組がダブルでやってくる!!

 

楽しみ~~!!