宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

【雪組】『ベルサイユのばら』大千秋楽、おめでとうございます!また一人トップスターが…

雪組『ベルサイユのばら -フェルゼン編-』大千秋楽、おめでとうございます!

 

咲ちゃん、ひまりちゃん、ともかちゃん、ありすちゃん、せいみぃくん、

ご卒業おめでとうございます!

 

皆さん、明日から、どんな道を歩んでいかれるのか、と今後のご活躍も楽しみです。

 

 

予想の上を行く、新しいベルばらでした

昨夏、2011年の公演ラインアップが一斉に出た時に、

えぇ〜〜〜? ベルサイユのばらぁぁぁぁ〜? _(┐「ε:)_ズコー

 

一度幕が上がれば、原作人気も相まって、注目を集める作品なのは間違いないのに、

なぜか、期待度が薄いのはいつものこと。

 

また〜? もうおなかいっぱ〜い!

 

のはずが…

 

初演から50年目となる記念すべき年の再演は、結果的に咲ちゃん(彩風咲奈)の退団の花道になる素敵な作品に進化していました。

 

50年の節目に、演出が新しくなりました。

 

  • プロローグの小公子・小公女の場面が1幕の他に2幕にも登場
  • バラの花の中からフェルゼンとマリー・アントワネットが登場&ペアダンス
  • 2幕のバスティーユに新たなダンスシーン
  • 植田紳爾作詞、𠮷田優子作曲の新曲「セラヴィアデュー」

 

久々の登場、モンゼット夫人、シッシーナ夫人とジャンヌの場面なども新鮮でした。

 

ずいぶん様変わりしたおかげで、今回のベルばら、すっきり別腹に入れることが出来ました。

 

結果、楽しかった〜!

 

トップさんの退団公演はなぜか駄作が多い、と言われがちですが、

咲ちゃん退団の『ベルばら』は楽しくて(個人的好み)、

咲ちゃんがかっこよくて(特に馬車を飛ばす場面♡)、いい印象で締めくくれて大満足!

 

牢獄の場面は圧巻、夢白あやちゃんの長丁場!

 

一番好きなのは、やはりマリー・アントワネット最期の牢獄の場面。

 

マリーとフェルゼン、なぜ二人は愛し合ってしまったのか、と運命のいたずらに身を捩りたくなるような切なさが押し寄せてきます。

 

ここは毎回固唾をのんで観てしまいます。

 

牢獄には、ロザリー&ベルナール、メルシー伯爵も相次いで登場しますが、

 

メルシー伯爵との会話は、その前のチュイルリー宮で子どもたちとの会話とのつながりもあり、

オーストリーから輿入れしてきたマリーの苦労が忍ばれて苦しくなります。

 

こんなにのめりこめたのは、個人的に咲ちゃんフェルゼンにはまったのと、演出に変化があったおかげ♪

 

関係各位に感謝です!

 

演出で気になるところ(重箱の隅!!)

 

「せめて二人でいるときは、マリー、と呼んでください」と言うマリーに

「マリー・アントワネット」とフルネーム?

やっぱり王妃様にマリーって呼びにくいかしらね…

 

で、マリーがフェルゼン…って呼ぶのも

いつも違和感ありました。

ハンス・アクセル・フォン・フェルゼンのファーストネーム、ハンス、かアクセル呼びがいい。

 

『1789』では、アクセル呼び。

 

フェルゼンはファミリーネームだから、日本で言うと「山田!」とか「佐藤!」とか苗字で呼んでることになるのですが…。

 

伝統を重んじる宝塚は、変更を嫌いますよね…ずっとこのままかな?

 

余談ですが

挨拶で、観客にとっては専科も組子も同じ宝塚なのに、観客の前で専科さんに敬語を使うのも子供っぽいな、といつも違和感、これも改善されることはないのでしょうか。

同じ宝塚の一員として、専科さんを呼び捨て(正しい)されたのは飛鳥裕さんただひとり(私が聞いた範囲で)。エライ!!👏


退団者へのお花渡し まとめ

 

備忘録的に書き留めます。

 

 お花渡し 

彩風咲奈   組:朝美絢   同期:愛月ひかる(元星組 OG)

野々花ひまり 組:透真かずき 同期:諏訪さき

希良々うみ  組:真那春人  同期:眞ノ宮るい

有栖妃華   組:久城あす  同期:咲城けい

聖海由侑   組:杏野このみ 同期:壮海はるま

 

組子4名は、同期が組内にいるので、同期からのお花は予想できましたが、

咲ちゃんには誰がお花を渡しに来るのか、気になるポイント。

 

宝塚大劇場では、雪組で同期、元雪組トップ娘役の舞羽美海ちゃんでした。

ある程度、番手のついた生徒さんを呼ばれますね。

 

そんなわけで、元星組の2番手、あいちゃん(愛月ひかる)でした。


93期は、現在、在団しているのは咲ちゃんと宙組トップのキキちゃん(芹香斗亜)のお二人ですが…

キキちゃんは、もうすぐ全国ツアー公演始まりますし、お花渡しに来て注目を集めない方がいいのかな…。

 

後輩に繋いでいく美学は宝物

次の時代に繋がっていくバトンを渡す一人になれたことが嬉しい、と咲ちゃん。

 

男役の型など、宝塚ならではの芸は、他では教われない、宝塚男役が大切に繋いできたもの。

 

宝塚歌劇は連綿と続く「男役芸」の継承で築き上げられた唯一無二の存在。

これからも、美しいバトンを繋いで欲しい、と思うとともに

 

旧弊や悪習も引き継がれてきた過去は断ち切っていただきたい、と心から願っています。

 

今年3人目のトップ退団

花組、月組とトップスターの退団が相次ぎ、ついに3人目、雪組トップスターの咲ちゃんも退団。

 

9月に宙組、星組のトップさんの退団も相次いで発表され、1年余りで全組のトップが入れ替わることになります。

 

本当に寂しい。

 

急すぎて、心がついていけないけれど、これが宝塚の宿命なので、ゆっくりと受け入れて行けたらいいなぁ…

 

 

本日ご卒業されたみなさんの人生の第二幕もお幸せでありますように♪