宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

【雪組】音彩唯ちゃんの『ヒロインの肖像』|朝美絢から「挑戦」を学んだ

スカイステージで、10月から新たに始まった『ヒロインの肖像』。

 

初回は、雪組の娘役、音彩唯ちゃん。

 

105期の首席で、キュートで可憐な雰囲気。

実力もビジュアルも兼ね備えた「はばまいちゃん」は入団早々から活躍の場を与えてもらっていました。

 

今、娘役2番手として、トップ娘役を狙える位置にいます。

 

 

はばまいちゃんの憧れの娘役は愛希れいかさん

5歳からモダンダンスを習っていたはばまいちゃん、お友だちのお母さんから、宝塚受験を進められ、受験スクールに入ったそうです。

 

月組のショー『CRYSTAL TAKARAZUKA-イメージの結晶-』(2014年)でトップ娘役のちゃぴ(愛希れいか)率いるピックアップの娘役群舞の場面。

薄紫色のドレスで激しく美しく踊るナンバーが好きだったそう。

娘役に憧れた第一歩。

 

 

ベルサイユのばらが大好きだった♪

現在東京公演で公演中の『ベルサイユのばら フェルゼン編』、はばまいちゃんもジャンヌ役で舞台に立っています。

 

もらったお役が漫画が原作だと、漫画を見て、髪型や頭のバランス、見え方などを考え次にスカートを衣装に合わせたものにしています。


本読みの時に、後で思い出せるように台本に自分の感じたことを書き込んでいるそうです。

漫画原作のものはひたすらそのイメージを頭に入れ込むという作業をしているそう。

自分がもつイメージがあるからこそ、そこを追い求めてしまう、

この作品の中で生きるのではなくて、漫画の中の人物を演じてしまっていた。

舞台の演出家の先生がこの宝塚でどう見せるかを考えて作られた、その「台本の中で生きる人物」は大切にしようと、もう一度立ち返って、取り組んでいるそうです。

悪役(ジャンヌ)を演じるのはすごく楽しい、悪役がやりたかったんです、と。

お客様の印象に残りたいなと思っております。

 

ジャンヌのはばまいちゃんはシッシーナ夫人やモンゼット夫人相手に、嫌味たっぷりで高笑い、濃い演技を見せてくれました^^

 

朝美絢さんの言葉がターニングポイントに♪

『海辺のストルーエンセ』(2023年)で、あーさ(朝美絢)の相手役に抜擢されました。

 

朝美絢さんからかけていただいた言葉が、すごく自分の大切なター二グポイントになった、というはばまいちゃん。

 

当時の自分ではできない事が多いのに、完璧を求めてしまい、これはできなくてはいけないんだと思って取り組んでいたそう。

公演中のある日、

「音彩ちゃんはすごく完璧を求めに行こうとしている感じがするけど、そうじゃなくてまだ全然学年も若いんだから荒削りでいいんだから、その成長過程をお客様に見ていただいてもいいんだよ」

とあーさのアドバイス、

 

「すべてをこなそう」とすると、こなすだけとか収まる方に行ってしまう、

そうではなくて

「生きている人間の人間らしさとか、荒削りのところを見せていいんだ」、と気付き

自分の気持ちの取り組み方が変わったそうです。

 

あーさも大切にしていること、それは

とにかく挑戦、挑戦!


いかに自分が失敗を恐れていたかに気づいた。

もっと恐れないで楽しんで。

「挑戦で悩むことがあってもその悩み苦しんでいる過程を楽しんだらいいんだよ」

あーさ、素晴らしい!

 

その言葉で、すごく自分の意識が変わった、というはばまいちゃん。

先輩からの素敵なアドバイスが、舞台人を育てているんだ、と感動!

 

もっと挑戦しようって思ったり、

自分の知らない、自分、自分のまだ見つけていない感情がどんどん見つかっていく感覚があって、それがすごく楽しい。

これが自分の殻を破っていくって言うことをだなっていうのを、すごく身をもって感じました。

 

あーさの言葉がはばまいちゃんのステップアップに繋がったのですね!

 

舞台人としてのはばまいちゃんの心構え

一人で歌ったり踊ったりするよりも

相手役さんと歌うとき、踊る時が好きです。

ファンは娘役さんに心を投影するので、はばまいちゃんは、

「相手役さんの素敵なところを皆さんにも同じように感じていただきたいと思う」とファン心理を熟知していますね〜♪

 

娘役が、いかにそのときめきを体現するか。

そのために、どんなことにでも小さな喜びを見出して、小さな幸せをたくさん見つけるように努めているそう。

 

舞台は自分の心が現れる場所。

「その中で心を育てていく大切さ、娘役として大切なときめきをお届けするには、

常日ごろから、どんなものにでも幸せを見出すことっていうのがほんとに大切だなって感じるんです。」

 

幸せを見出すことを大切に、心を育てて行けたらいいなって思っていますし、育てていっております。

 

男役へのときめきはどんどん大きくしていきたいそうです。

 

愛希れいかさんのようになりたいと思って宝塚に入った。

愛希さんはずっと憧れではあるけれど、

愛希さんになりたいのではなくて、自分が作る娘役、私にしかできない娘役を作っていかなきゃいけないと思っている。


現在、研究科6年。

雪組のたのもしい先輩たちのアドバイスで

実力だけではなく、舞台人としての芯も太くたくましく育っているようです。

 

初回から充実の30分でした!

 

2回目の来月は星組の瑠璃花夏ちゃんだそう、こちらも楽しみ^^