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【雪組】久々に刺さる『ベルサイユのばら』2回目観劇|キャスティングの妙と新しい風

雪組公演『ベルサイユのばら フェルゼン編』2024年7月26日13時公演を観てきました。

 

 

お久しぶりの『ベルサイユのばら』は、フェルゼン編。

 

咲ちゃん(彩風咲奈)がフェルゼンにハマりすぎていて、雪組の次回ラインアップが『ベルサイユのばら』だ、と聞いたときの落胆をキレイに払拭してくれた…

 

どころか、ワタクシが観たベルばらの中で一番好きな作品になりました!!

 

 

キャスティングの妙ゆえに引き込まれた!

以前、花組で『ポーの一族』の公演の際に、主要なキャストが皆さんピタリとお役にハマっていて奇跡のめぐり合わせだわ…と思ったものでした。

 

今回もまさに、奇跡のめぐり合わせ!

フェルゼン       彩風咲奈

マリー・アントワネット 夢白あや

オスカル        朝美絢

 

メインの3人が美しく、素晴らしい演技!

 

王室と対立する立場、革命軍の…

ロザリー        野々花ひまり

ベルナール       華世京

 

専科の御三方の貫禄のお芝居!

メルシー伯爵      汝鳥伶

グスタフ3世       夏美よう

ブイエ将軍       悠真倫

 

好みは分かれるかもですが新しい風が吹いた今回のベルばらが好き!

昨日もこんなこと書いてたわ、ドン・ジュアン、今回のほうが好き、って。

 

とにかく、ベルばらは再演を重ねて50年、古すぎて、見飽きすぎて、お腹いっぱい!

 

だからタイトル聞いただけで、期待より、うんざりが勝っていました。

 

がっ!! 今回のベルばらは新しい場面や、久しぶりに登場する場面もあり新鮮でした。

 

  • 新場面・夢幻 今公演のポスター再現のピンクのバラの場面
  • モンゼット夫人(万里柚美)とシッシーナ夫人(杏野このみ)
  • ジャンヌ(音彩唯)
  • スウェーデン王・グスタフ3世(夏美よう
  • 新場面・2幕冒頭 ロザリー、ベルナールと革命の市民のバク踊り

Blu-rayのHDDに入っている過去のベルばらを見返したら、とても古臭く感じました。

 

今回は色んな意味でビジュアルも含めて最高に楽しい観劇でした!

 

男役・彩風咲奈がすばらしくかっこいいフェルゼンだった!

フェルゼンの咲ちゃん(彩風咲奈)とマリー役のあやちゃん(夢白あや)、

お二人のお芝居に胸が絞られるように苦しくなりました。

 

結ばれない愛と知りながら、心のままに求め合う二人…切ない。

 

フェルゼンが出会った時、マリーは既に王太子妃。

その後王妃となり、立場に縛られて、自分の心のままに生きられないもどかしさ

母故に、子供とフェルゼン、2つの愛の間で苦しむマリー。

 

愛する人のために命をかけてお守りする!

なんと潔い言葉、

愛は人に力を授けますよね〜^^

 

1幕ラストは、スウェーデンに帰国し、幽閉されていたフェルゼンが国王一家の窮状を聞きパリへ行く決意を固めます。

グスタフ3世の誕生祝にかけつけ、どさくさに紛れて逃げ出す作戦。

フェルゼンの愛の深さを知り、グスタフ3世は逃がしてやります。

 

ここの立ち回りがかっこいいですし、1幕ラストでさっとマントを肩にかけて客席通路を走り去る様はため息ものです♪

 

スタイルがいいから軍服姿にうっとり、身のこなしも美しく、きれいなトップさんだな〜と目がハート!

 

夢白あやちゃんのお芝居に引き込まれました

フェルゼンの胸に抱かれるマリーもうっとりですが、

私は断然コンシェルジュリー(牢獄)のマリーのお芝居が好き!!

 

牢獄には、身の回りのお世話をするロザリーと

「カペー未亡人!」しか言わないベルナールが常駐していますが、

 

珍しいお客様が二人。

 

一人目がメルシー伯爵

マリーが14歳で嫁いだ時に持ってきたステファンという名前をつけた男の子のお人形を取り上げてしまったメルシー伯爵。

この期に及んで、返しに来ます。

言葉も慣習も違う異国に一人嫁いでどんなに心細かったか、せめて故郷から持ってきたお人形がいてくれたら、寂しさも少しは癒やされたかも…

 

あなたにはよく叱られたわね、私が悪い子だったから…

そんなマリーの言葉にも泣けてきて。

 

メルシー伯爵がひざまずいてドレスの裾を掴むのをサッとかわすのも、今はもう王妃ではなく死刑を待つ身とわからせるため。

 

二人目はフェルゼン伯爵

メルシー伯爵と入れ替わるように、フェルゼン登場♪

 

王妃様と呼ぶ声も幻か…と思えば会いたくて会いたくて仕方なかったフェルゼンがここに。

 

まだ、逃亡させる気マンマンのフェルゼンでしたが…

肝心のマリーは、王妃として死ぬのが最後に残された自分の務め、と断ります。

 

最後はフランスの王妃として死にたい、というのは、国民からオーストリア女がフランスを食いつぶしている、と罵られ、

いつまでもオーストリア人と言われていたこともあり、

母であるマリア・テレジアからも立派なフランス人になるように、と言われていたからですね。

 

途中で革命軍が来たときに、フェルゼンにステファン人形を渡しました。

 

それが、1幕冒頭で咲ちゃんが登場した時に手に持っているお人形だ、ときちんと繋がっていて胸熱。

 

最後に断頭台への階段を、迷いなく背筋を伸ばして上っていくところも涙、涙。

 

ここの長丁場を、あやちゃんが熱演、素晴らしかったです!

 

今宵一夜とバスティーユ健在であーさオスカル!!

ベルばらがいくら古臭くても、名場面と言われる今宵一夜とバスティーユがないとベルばらじゃない!!

 

今宵一夜は好きですが、「私を抱け!」っていうセリフがあり得なさすぎて、もっと普通の言い方に変えてほしいけど、著作権で守られてるのかしら?

 

設定はアンドレアガちんが、オスカル様大好きな本心を隠していたけれど、

ここでオスカルの一押しでたがが外れて、オスカルへの愛全開でキュンキュンします。

 

何度観てもキュン場面、飽きずに楽しめるわ〜♪

 

オスカル演じるあーさ(朝美絢)は、漫画から抜け出したみたいな、金髪の巻き毛が揺れる、

まさに絵に描いたように美しいオスカル♪

 

白い軍服が似合いすぎてて、眩しかった!!

 

今公演彩風咲奈退団公演ということもあり…

雪組生の熱演が愛おしい🥰

 

フィナーレは、咲ちゃんの魅力満載でした!

 

ダンサーの咲ちゃんの退団公演なのに一本物〜? しかもベルばらだって〜orz

 

な、ファンの嘆きを知ってか、さきちゃんの退団仕様のフィナーレは通常の2倍の長さで

本舞台に組子、銀橋に咲ちゃん、で、新曲「セラヴィ・アデュー」熱唱の退団仕様、胸熱でした。

 

咲ちゃんの一人舞台、バク踊り場面も眼福♪

 

こんなの初めて!!なパレード、客席入りでわくわく

フィナーレの客席入りで久しぶりに生徒さんの微笑み返しをもらって大満足✨

友人が通路側席2席当たったので、キラキラ笑顔の生徒さんとほほえみあって楽しかった〜♪

 

こんなに楽しいベルばら、初めてだわ!!

 

今日、書こうと思ってたことメモしてたのに、全く書けず!!(笑)

 

また今度暇な時に書けたらいいなぁ…

 

観劇被りは、カチャ(89期・凪七瑠海)、まゆぽん(95期・輝月ゆうま)、せおっち(95期・瀬央ゆりあ)の御三方と、

ちゃんと見えなかったけど、下手側の通路を誰か…

 

友人がはなこちゃんぽい(花組・一之瀬航季)と言い、そんな気もしたけど誰だったのかな?