4月18日の木曜日、レビューショップでお買い物をして、ふとフルールの掲示板を見たら…
見たことのないオールピンクのポスターがっ!!
ナニコレ?
えっ?? ベルサイユのばらぁぁぁぁあ?
こんなベルばらポスター、初めて見た!
ポスターの登場人物は3名、
フェルゼン、マリー・アントワネット、オスカル、
全員ピンク色のお衣装に、ブロンズの巻き毛…
バックもピンクでピンクのバラの花びらが舞っていて…
ピンク、ピンク、ピンクの甘〜いポスター、美しいわ…
なんか、花組みたいですけど。
先行画像は、咲ちゃん(彩風咲奈)は軍服、夢白あやちゃんはゴージャスなドレス姿だったから、衣装はそのままで、ポスターになるとばかり思っていました。
ところが、蓋を開けてみれば、ガラリと趣を変えて、
お二人共ピンクの衣装とは!
不意打ちを食らった気分 ^^;
この振り幅、すごいわ!!
ポスターをひと目見て、『ベルサイユのばら』とはわからない
50年間、ずっと軍服にサーベル、縦ロールのかつらのマリー・アントワネットが続いてきたから、
『新しいベルサイユのばら』のチャレンジ、意欲的な試みだと思います!!
そうでなくても、またベルばらぁぁ?ってファンは、『エリザベート』の如く、ちょっと飽きてます。
観たら観たで満足するところもお決まり。
ベルばら、って聞いただけで、先行画像のように漫画から抜け出したような二人、を思い浮かべますが
今回は、いい意味で大きく期待を裏切って来ましたね。
先行画像とポスター、ほぼ同じ、という演出家さんもいらっしゃるなか、まさかのポスター画像に、こちらの心が揺さぶられています。
タイトルを隠したら、なんの公演かわからない、という宝塚の『ベルサイユのばら』始まって以来の快挙 (艸`*)
衣装で『ベルサイユのばら』の世界感を出していたのだな、と衣装の役割を改めて認識させられました。
悲壮感のある二人から、幸せそうな二人へ
先行画像では、お二人共、静かに悲しみを湛えている、というか、夢白マリーは切なげな表情にも見えます。
ストーリーを知っていればなおのこと、心情を汲み取って悲壮感すら感じたり…
ところが!
ポスターの柔和な表情の咲ちゃん、素敵〜〜〜♪
お二人共口を開いているので、笑っているようにも見えて幸せそう。
これ、宝塚マジック♪
どんなに悲恋であろうとも、ラストで天国で結ばれました〜、めでたし!
ロミオとジュリエットは、この世では結ばれなかったけれど、天国で結ばれて、
観るものを幸せにしてくれましたし
天草四郎は、亡くなった後、ハライソ(天国)で流雨と結ばれ、天草の民の心も平穏に…ってあの場面でどれだけ泣いたか。
マリー・アントワネットもコンシェルジュリー(シテ島にある牢獄)にフェルゼンが助けに来てくれるのを断って、フランスの王妃として気高く断頭台への階段を上っていく…
その後に、こんな幸せな場面があったら…?
いや、あるのかしら?
新演出がある、と期待しておこう。
朝美絢のオスカル役は大方のファンが「知ってた」
金髪の巻き毛のオスカルを演じられるのはあーさ(朝美絢)をおいて他に考えられないですよね!!
縣千アンドレでうまく収まります。
黒髪のアンドレはあがちんしかいない、と、こちらも大方の予想のような。
今回、ポスター画像を出すにあたり、主演とヒロインのみ発表になっていましたが、波線上の主要キャストに、2番手のあーさが追加発表になりました。
2番手ですから、次期トップと思って間違いないですよね?
万が一違ったら、そっちの方がびっくりですけど。
オスカル様の衣装もピンク一色で、美しいわ〜♡
今回もトップコンビの横にあーさがいますけど、この構図はいいですね。
以前『Lilacの夢路』のポスターのあーさの姿がとって付けた感があってちょっと話題になってました。^^;
今回のポスターは、色んな意味ですごく美しく成功してますね。
あーさの女役は
月組時代の『NOBUNAGA』の妻木や、『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』のキャロルなど、セクシー美女がハマってました。
ツンデレなアーサー(A-EN)みたいなのもできるし振り幅広いお役をこなせるあーさ、すごいよ。
今回は満を持して、と言っていい、オスカル役、ハマるだろうな〜と今から楽しみ。
50年踏襲してきたベルばらの演出に新しい風が吹いていますように、と祈っています。