先日、7月10日に、宝塚110周年となる2024年前半の大劇場公演の演目が発表になりました。
本日は、2024年1月の月組の別箱公演、演目が発表になりましたので、思う所を語っておこうと思います。
目次:
【梅田芸術劇場メインホール公演】2024年1月・月組『G.O.A.T』
月城かなとにも退団フラグ?
パッとページを開いた途端に目に飛び込んできたのは、
主演…月城かなと
え?? 1人という事は??
うみちゃん(海乃美月)は…ミューサロ??
…ということは退団フラグ??と瞬時に飲み込めずに3段階でじわじわ来ました。
5月に、花組トップスターの柚香光さんのコンサートの発表があった時もざわつきました。
12月13日、神戸国際会館こくさいホールで幕を下ろす柚香光コンサート。
これは退団フラグよね??と。
2024年は、95期の二人の「れい」ちゃん(れいちゃんと、れいこちゃん)退団?
先日発表になった2024年前半の大劇場公演。
柚香光率いる花組は『アルカンシェル』で待望の小池修一郎先生演出。
短期でなければ大概一作は小池修一郎作品が来るのに…と思ったら…
漸くれいちゃんに来た〜〜〜〜!!
そしてそれが退団公演になりそうな気配…
もしそうなれば、ひとこちゃん(永久輝せあ)は、2番手2作でトップになる、それはそれで経験不足のような気もします。
美味しい2番手をもう少し演らせてあげて…、と思うのですが、
これ以上 スポンサーのVISAをお待たせできないのかもですね。
月城かなと率いる月組は『Eternal Voice 消え残る想い』。
タイトルから退団臭が立ち上ってましたが…
確信には至らずでした。
今日のコンサートの発表を見て、やはり…とれいちゃんに続くれいこちゃんの退団フラグに寂しさが押寄せてます。
外部の振付家に頼るショーの演出
『Eternal Voice 消え残る想い』の演出は、今まで宝塚のショーの振り付けでおなじみの三井聡先生が、演出・構成・振り付けを初めて担当されます。
若手演出家のショーデビューは捗っておらず、
谷貴矢先生の『Rain on Neptune』のショーデビューから1年。
栗田真美先生が『万華鏡百景色』でショーデビュー(2023年8月)
指田珠子先生が『VIOLETOPIA』でショーデビュー(2024年1月)と続くのは、ショーの演出家を育成のためなのでしょうね。
外部の先生の構成・演出に、興味津々です!
あ、監修に石田昌也先生が入っておられるので、宝塚らしさは損なわれないと思います。
【宝塚バウホール公演】2024年1月~2月・月組『Golden Dead Schiele』
彩海せら、バウホール公演初主演!
あみちゃん(彩海せら)、初主演おめでとうございます!
2002年は、ダブル主演だったという『月の燈影』。
今回は、礼華はる主演で、波線上の主要キャスト入りはしたあみちゃんですが、あくまでもぱる(礼華はる)主演でした。
6月に星組で、同期、102期の天飛華音くんが『My Last Joke』でバウホール公演初主演、と発表されました。
続いて102期のあみちゃんがいよいよバウホール公演初主演です^^
熊倉飛鳥先生の画家シリーズ?『Golden Dead Schiele』
熊倉飛鳥先生の演出家デビューは、星組の『ベアタ・ベアトリクス』(極美慎主演)でした。
『ベアタ・ベアトリクス』を描いた19世紀の画家・ロセッティの生涯を描いていて、いい作品でした。
今日発表になった『Golden Dead Schiele』で描かれるエゴン・シーレも、
オーストリアの若き天才画家。
熊倉先生は、題材をヨーロッパの画家さんから拾ってシリーズにされるおつもりかな?
『ベアタ・ベアトリクス』と同時進行で『Golden Dead Schiele』の構想をねっておられたのかも?
エゴン・シーレはこんな人
天才画家と言われながら28歳の若さで亡くなっています。
ウィーン工芸学校からウィーン美術アカデミーへ進学するも、
窮屈な名門の美術アカデミー(ヒトラーが受験して落ちた)を嫌い、クリムトに弟子入り。
18歳で個展を開くまでに。
未成年をアトリエに招きモデルをしてもらったり、実の妹にモデルを頼んだり(妹と肉体関係あり)
17歳の少女・ヴァリと同棲し、14歳の少女をお泊りさせ、家の向かいに住んでいた姉妹とも付き合い、妹と結婚、姉とも肉体関係を持っていたそうです…
倫理観どうなってるのっ!
25歳の時に第一次世界大戦に従軍。
文化人ということで最前線には送られず、捕虜看守に。
27歳で従軍中に温めていたアイデアを一気に開放して描いた50点以上の作品をクリムトの個展に出品。
一躍有名になり買い取り依頼が舞い込んできたさなか、妻と同じスペイン風邪に倒れ、妻が亡くなって3日後に亡くなりました。
死の間際に描いた「死にゆくエーディト・シーレ」が遺作。
28歳、天才と呼び称せられ、画家として生きた時間は短かったけれど3000点もの作品を制作したそうです。
相手役さんはどなたでしょうか?
バウホール公演ヒロインは、新公経験者から選ばれますから可能性があるのは
103期 白河りり
103期 羽音みか
104期 きよら羽龍
106期 花妃舞音
…の4人の中のどなたか。
羽音みかちゃんは、長身なので小柄なあみちゃんとでは並びが今ひとつかな。
一時期、上げようという兆しがみえていたおはねちゃん(きよら羽龍)にバウホール公演の2回目のヒロインが来るのか、
それとも同じ生徒さんに集中させず、花妃舞音ちゃんを抜擢されるのかも知れませんね。
相手役は少女のヴァリ、17歳だとしたら かなり下級生が望ましいです。
妻のエーディトが作風に影響を与えたようなので、それならばおはねちゃんが良いかも。
2024年、110周年を機に新陳代謝が進みそう
トップさん2人が退団されるのは 望海風斗さん、珠城りょうさんのお二人が退団された2021年以来ですね。
宙組の芹香斗亜さんが新トップになられて、花組月組のトップさんが代わられたら
随分新陳代謝が進む気がします。
若手だと思っていた生徒さんたちが気づけばもう中堅…という気づきを繰り返しながら宝塚を見守っています。
110周年は、まだまだなにかありそうで、気を抜けないな、と思っています。
月組のラインアップ発表でいろいろ考えてしまったアテクシです。