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夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

【月組】『Golden Dead Schiele』彩海せら✕熊倉飛鳥 稽古場トークと『歌劇』対談

後10日ほどで幕があがる月組公演『Golden Dead Schiele』。

 

あみちゃん(彩海せら・102期)のバウ初主演作品です。

 

演出は、一昨年(2022年)、星組『ベアタ・ベアトリクス』で演出家デビューされた熊倉飛鳥先生。

 

『歌劇』誌でも対談されていますが、スカイステージニュースのスカイレポートのコーナーでも対談されているので観てみました。

 

初主演のあみちゃんが、キラキラしてました

初めは緊張気味のあみちゃんでしたが、お話するうちにほぐれてきて、だんだん笑顔もニコニコから破顔になり、

最初は膝の上で重ねていた両の手も、お話が盛り上がると、ジェスチャーも大きく、体いっぱいで思いを表現してくれました。

 

まだ、緊張したり 頭がいっぱいいっぱいになったりで、

毎回大劇場の作品のたびに月城さん(月組トップ)がこんな思いをされてるとおもうとトップさんの偉大さがよくわかる…とあみちゃん。

 

バウホールでは、みんなを率いていってるのは間違いなく彩海さん、と熊倉先生があみちゃんフォロー。

 

月城さんの背中を見て育って ぐいぐい男役芸を磨いているのを身近で見て実感されている熊倉先生。

 

雪組から始まって 望海風斗さん、月組では月城かなとさん…どんどん吸収して新しい男役像をつくってくれるのではとわくわくしている、とエールを送る熊倉先生、優しい♪

 

エゴン・シーレを演じるにあたり、あみちゃんは

エゴン・シーレ」を自分で調べた時は すごいインパクトがある、短い人生のなかで色の濃ゆい時間をすごしてる人、という印象だったそう。

 

自分が演じる想像がつかなくて どうなるんだろう、と思ったそうです。

 

エゴン・シーレ、倫理観がないというか、女性にだらしないというか…。

 

だから、これを私が??と不安だったのではないでしょうか?

 

学級文庫みたいに^^ 熊倉先生が持ってこられる資料を読んだり、台本読んだりする最初抱いていたイメージより興味が湧いてきたそう。

 

近づきがたい印象ゆえに、近づいてみたいと思った、と。

 

人間の深みに近づいて行こうともがく姿を 彩海さんが演じるとすごくマッチするんじゃないかと思いエゴン・シーレを選んだという熊倉先生。

その思惑が大当たりかどうか、楽しみにしています。

 

組長はじめ、上級生がしっかりサポート、夢奈瑠音とはガッツリ

あみちゃんより学年上の生徒さんは組長含め6名。

なかでも、96期のるねくん(夢奈瑠音)演じるクリムトは、エゴンの師匠でしっかりお芝居する場面があるでしょう。

 

夢奈さんとは前回大劇場公演で初めて一緒にお芝居をした、とあみちゃん。

初めてだったんですね〜 

反体制グループのアジトの教会の神父がるねくん、そこへ潜入するのがあみちゃんでした。

 

クリムトとの場面は、他の場面と時間の流れが違う、

時間が止まった感じさえする るねくんが魅力を発揮する場面だそう。

 

相手役の白河りりちゃんとのお芝居は初めて

白河りりちゃんとは、ショーで組むことはあるけれどお芝居初めてというあみちゃん。

 

りりちゃん演じるヴァリは、ひとことで言い表せないキャラクター、そこが魅力??

 

お稽古場のりりちゃんは、ありのままの素朴な感じ、純粋な感じが素敵な娘役さんですが、 今回のお役、りりちゃん本人は悩んでて難しいって思ってるそうですが…

少しずつ エゴンとヴァリの関係性をさぐりながらお稽古してるみたい^^

 

 

画家仲間のアントン・ペシュカ(瑠皇りあ)、オッペンハイマー(七白雅)はおなじみのメンバーなので、と嬉しそう^^

応援してくれ、見守ってくれるアルトゥール・レスラー(英かおと)には、お金を無心する手紙を山のように書いているんですって(史実どおり)。

 

自分たちの新しい芸術を目指して走り出そうとする場面は、弾けるパワーにテンションあがるそうです。

 

あみちゃんの言う見どころは

ひとつの絵を観ているようなセットが 素敵らしいです。

どの場面でも画家の作品なので 絵を見てるような いろんな解釈ができるような感じになるんじゃないかな、と。

セットも含めて楽しんでいただけたら…とセット、セットで

セットは額縁風になってるのかしら??と思ったら…

セットのもとになった絵がある※

 

この絵という絵※があり 彩海せら演じるエゴンがどうしてそれを描くに至るのか」

そこに注目してもらいたいとは熊倉先生。

 

フィナーレがあるっ!!

フィナーレ、つけようかなと思って…と。

なんですって?? 嬉しいんですけど!!

 

作品としての色と フィナーレの色がガラッとかわる、それは楽しみ!

あまり明るくない作品(主人公と妻が流行り病で亡くなる)なので、フィナーレぐらい、パーッと明るく華やかに弾けてほしいです。

 

口紅を真っ赤に変えて、弾ける笑顔を見たい!!

宝塚に引き戻してくれるようなフィナーレになるといいなと思う、とは熊倉先生の弁。

さすが、わかってらっしゃる!!

 

以下、「歌劇」誌1月号より内容一部引用しています。

 

熊倉先生とあみちゃん(彩海せら)は同期

「えっ!? そうなの!?」あみちゃんと異口同音に言っちゃった。

入団年が同じ、ということは、2016年ですね。

 

2017年雪組『Dramatic"S"!』から6年、『万華鏡百景色』でようやくご一緒できた、と熊倉先生。

 

新公のギャツビーから、『万華鏡百景色』ではすごく明るい所が目立っていて、そのギャップが面白く、

今回、若い頃のシーレから、芸術家として悩むシーレへと向かう様を上手に表現してくれると思ったそうです。

 

あみちゃん自身、

弟キャラや明るいお役が多かったので、シーレをさせてみようと思っていただけて嬉しい、と話しています。

 

新公を卒業して、ひとりの男役として、新たな扉を開けて今までにない彩海せらを見せてくれそうな期待でいいっぱい!

 

あみちゃん、やりがいがあるお役と巡り会えてよかったですね^^

 

誌上対談でも、

新人公演を卒業し、”ではどういう男役でみせていくのか”という時期にこの作品ができることでなにか道をさがせるんじゃないかなと。とても楽しみです。

「歌劇」1月号P92 

 

シーレを取り巻く登場人物

グスタフ・クリムト(夢奈瑠音)  シーレの師匠、よき理解者、

アルトゥール・レスラー(英かおと)パトロン、美術記者、ストーリーテラー

ヴァリ・ノイツェル(白河りり)  ヴァリのおかげでシーレの絵は変化する

エディト・ハルムス(花妃舞音)  絵を描くためにエディトと結婚(打算?)

 

今回のセットは…

『死と乙女』という絵を作品全体のテーマにしているそうです。

 

音楽  :太田県 多田里紗

振り付け:御織ゆみ乃、森優貴

 

ポスター撮影では ナルシスト感があり茶目っ気もある、というイメージでポーズをとったのが、あのポスターのちょっと謎な感じ???

 

すごく決まっているのに敢えてこのポーズ(笑)というところにシーレっぽさがあるなと思っています、と熊倉先生。 ほんと〜??

 

熊倉先生、『ベアタ・ベアトリクス』のときにも感じましたが、とても優しい、というか温かくて、生徒思い。

 

ものすごく褒め言葉で、初主演のあみちゃんの背中を押しておられるな、と。

 

同期のお二人が創る月組バウホール公演『Golden Dead Schiele』、エゴン・シーレの人となりは感心できないものの、お芝居そのものは面白そうです。

 

あみちゃんの頑張りにも期待が高まります!

 

ところでライブ中継・ライブ配信の日程まだ??

『Golden Dead Schiele

公演期間:2024年1月24日(水) 〜2月4日(日)

 

『RRR × TAKA"R"AZUKA 』『VIOLETOPIA』

公演期間:2024年1月1日(月)〜2月4日(日)

 

『Golden Dead Schiele』の千秋楽と『RRR』の千秋楽が被っているので、途中のどこかでライブ配信あるのでしょうか?

 

『Golden Dead Schiele』のライブ中継、ライブ配信は2月3日の土曜日の可能性が高いですね。

 

もし決まっているなら早くお知らせしてほしいのですが…

 

ひょっとしたら、どちらも観れない可能性あるわ…(大汗)