宙組の大劇場公演のラインアップが出ました
『カジノ・ロワイヤル ~我が名はボンド~』…えっ?一本物?
今年6月の東京ガーデンシアターでのリサイタルで、退団フラグ立ちまくりの宙組トップスター、真風涼帆。
1月の東京国際フォーラム公演も、またまたリサイタル、と発表されています。
状況証拠的に、いよいよ真風も退団か~ しみじみ…
と思ってたところに、衝撃の演目を投下、で炎上中?
え?真風、辞めないの?? ( ; ゚д)ザワ(;゚д゚;)ザワ(д゚; )
…というのも、トップ退団の演目は、さよなら仕様のお芝居と、さよなら仕様のショーで盛り上げてお見送り、という図式が定着しております。
お芝居でもラストで、退団するトップが銀橋を通って去っていくのを、本舞台から組子たちが見送る、という場面、
ショーでは、組子全員とハイタッチをしたり、組子の絆を見せる場面があります。
それだけに、一本物で退団されたトップさんもいらっしゃると思うのですが、ヅカ歴が短いのであまり記憶にないです。
小池修一郎先生の新作なのに、すでに既視感でお腹いっぱいの予感
小池先生が手掛けられると、ゴージャスで壮大な作品に仕上がりますね。
なんかスゴイもの観た~、という気にさせてもらえます。
今年2~3月に上演した、『NEVER SAY GOODBYE』、現在公演中の月組の『グレート・ギャツビー』も小池先生の作品ですね。
真風と言えば、2019年、小池先生の再演物『オーシャンズ11』で大人真風全開で楽しみました。
登場人物の一人、ライナスは、星組時代、真風が演じた役であり、花組時代にキキちゃん(芹香斗亜)演じていて、おふたりとも新人公演で主演のダニー・オーシャンを演じたと言う共通点も。
『カジノ・ロワイヤル』もまたまたカジノ登場ですね。
カジノは、華やかでゴージャス、それでいて、犯罪の隠れ蓑になる部分もあってスリリングな場所だから、モチーフとして使いやすいのでしょうね。
華麗なるカジノを舞台に、密かにめぐらされる陰謀と策略。CIAやフランスの情報局員、ソ連側の工作員も加わり、ボンドの行く手には次々と危機が襲いかかる…
宝塚歌劇公式HPより
ジェームズ・ボンドが活躍する映画、007シリーズは、いまだに続いているんですね。
『オーシャンズ11』は、版権がワーナーになっているので映画の潤色ですが、今回の007は、
原作/イアン・フレミング「007/カジノ・ロワイヤル」(創元推理文庫)(宝塚歌劇公式HPより)
…ということで、小説を題材としてるんです。
2010年に星組で上演された『愛と青春の旅だち』、ものすごく版権厳しくて、DVDも出てない? スカイステージでの放送も一度もありません。
コロナ下ですので、版権買うより良さそう。
ジェームズ・ボンド、っていうだけでネームバリューあるのでチケット売れそう^^
てか、真風がこの演目で退団ならチケ難必至。
真風はボンド退団か否か
真風に退団フラ立ちまくってたのに一本ものの演目発表で、またヅカファンに激震が走っております。
ここからは私見ですので、ご理解いただけるかたのみどぞ。
ワタクシは真風、退団だと思っております。
真風は、2009年の『太王四神記』のチョロの時から「水夏希さんに激似の若手」として観始めて、お歌はアレですけど、スターオーラ半端なく、男役らしい男役。
でも、素のかわいい^^真風も大好きで、当ブログでは、真風スキー♥
それでも お歌が、とか言うと、通りすがりに読みに来られた方がアンチ?と思われたことも^^;
真風は、歌、ダンス、芝居バランス型ジェンヌさんだと思っています。
トップになってからは、メキメキ上達して声が伸びるようになりました、発声を変えたのかもしれません。
どれも穴がないのと、長身で体格がいいので男役らしい、というのと、隠してもどうしても溢れ出てしまう、スターオーラ♪
『エリザベート』で皇帝フランツを演じた時は、「ロイヤル感」という言葉が生まれたぐらいです^^
東京オリンピック2020(実際は2021年)の閉会式に、各組の主要メンバーが登場して「君が代」斉唱したのは胸熱でした。
中央がトップオブトップの…轟悠さんならぬ、我らが真風でした!
2024年の宝塚110周年のトップオブトップは、紛れもなく星組トップの礼真琴だと思っていますが、現時点では最高学年でもあり、トップを長く務めている真風がトップオブトップですね。
そんな真風の次回作が『カジノ・ロワイヤル ~我が名はボンド~』
我が名はボンド、このサブタイトルが付いたことで、退団色濃厚、とワタクシは受け止めました。
真風の代表作と呼べる作品を、『カジノ・ロワイヤル ~我が名はボンド~』に定めたのかな、と。
『オーシャンズ11』にしても『NEVER SAY GOODBYE』にしても、再演物ですから、代表作にはなりえませんし…
『アナスタシア』はタイトルロールが女性のブロードウェイ・ミュージカル。
他はコレと言って代表作になるような演目ではなかったような??
それにしても、小池修一郎先生が3作も真風主演で演出されるのもスゴイですね。
ファン層の厚い、メディアミックスの「HiGH&LOW」、東京ガーデンシアターでのリサイタル、とご褒美的な作品が続くのね、と思っていたら、ダメ押しの 『カジノ・ロワイヤル』ですよ^^
派手な演目は劇団的にはお金もかかるのかも知れませんが、宝塚の広告塔的な位置づけでもあるのかな、と思ったり…。
あの、LDHとコラボっていう『FLY WITH ME』、劇団が社運をかけてるのかと思ったほどw
とにかくLDHとのコラボは反響が大きいと思うのです、『CITY HUNTER』も話題だったけど、あれは過去に流行った漫画ですが LDHは現在進行系ですから。
そして8000人規模の会場を客で埋めるって…真矢みき、柚希礼音、明日海りおに次ぐ、人材ってこと。
いつのまにか、真風、そんなにビッグになったのか、母さん嬉しいよ状態でしたw
それでも、今の宙組のトップ2番手3番手、流石に長い。
もう辞めないと駄目だと思うけど、これは真風が決められない。
人事は劇団が決めるもの、劇団を憎んで、真風憎まず。
劇団もショービジネスですから、いろいろとお金のことやら、契約のことやらあるのかな~と思ってます。
ここまで花道を飾ってもらって、お膳立てもできているので、真風は退団、と出ました。
あくまでもワタクシの読みですが。
また、そのうちに、創元文庫さんの「カジノ・ロワイヤル」、読んでみようと思います。
宙組に爽やかな風が吹くのを期待しています…