花のみちの桜が満開を通り越して、葉が出始めていました。
明日は、宝塚音楽学校の二次試験ということもあってか、駅周辺で髪をシニヨンにまとめた学生さんをちらほら見かけました。
実力を出し切れるといいですね♪
本日、花組公演『二人だけの戦場』のその他配役と、雪組公演『Lilacの夢路』の新人公演の一部の配役(主演・ヒロイン)が発表になりましたね。
語りたいのですが、宙組公演『カジノ・ロワイヤル』を観てきたので、感想を書き留めておきます。
明日は、なんと!
奇跡的に『Le Rouge et le Noir ~赤と黒~』のお声がけを頂いたので観てきます。
タイムラグが生じるけど、花、雪ネタはそのうち更新します。
さて〜、友の会には見放されていた『カジノ・ロワイヤル』。
ライブ配信で我慢するしか無いのかな…と納得仕掛けていたところ、友人が誘ってくれて、初日から4日目に観劇できました。
そして本日、ヅカともさんからお声がけ頂き! 2回目、観てこれました。
トップコンビの退団公演で、チケット諦めてたから 感謝感激!
2回目観劇で思ったこと
やっぱり二本立てで、ショーが観たかった!!
これに尽きる。
真風涼帆&潤花 トップコンビ退団の総決算のようなこの公演で、
小池先生の真風愛が詰まった過去作品オマージュシーン満載で、
ずっと真風を観てきたからこそのお楽しみがあります。
男役の中の男役、リアル男子よりかっこいい真風の持ち味にピッタリのジェームス・ボンドで卒業、ってすごい!と思う。
昨年の『FLY WITH ME』から盛り上げてきた真風涼帆退団の花道。
劇団が華々しく真風と潤花ちゃんを最高の形で送り出そうとしているのを感じる公演です。
が、そこに集中しすぎて、実際のストーリーの骨が細い。
見た目の派手さ、華やかさは素晴らしく、小池先生らしい小ネタもたくさん盛り込まれ、娯楽作品としては楽しいのですが…
何も残らない。
真風も宙組も大好きだからこそ、もっと充実の作品で、いいものを観た…という満足感がほしかったです。
感動作を観た後は、すぐに席から立ち上がるのが惜しくなるぐらい、余韻に浸っています。
深いためいきをついて、は〜〜〜良かったね〜と友人と顔を見合わして頷き合うのです。
今回は、観終わった後は、虚無感一色。
夢を観てたのね、目の前の美しく華やかな世界に幕が下りたら、すべて消えてしまいます。
やっぱりショーが観たかった!
真風スキーな友人から、2回目観劇どうだった? 薄〜い内容だけど、とLINEが。
本日初見の友人は、私コレ、後2回観るのか…orz と。
退団公演が一本物と聞いた時に、少しがっかり感がありました。
ショーがあれば、演出で、組子がトップさんを見送る場面や、退団者のピックアップ場面もあって、感動できるのですが。
宙組のトップから下級生まで好きなワタクシにしてみたら、若手の見せ場がないのが残念で…
ショーでは、下級生でも歌上手さんのダブルトリオの場面があったり、銀橋歌い継ぎでワクワクしたり、
適材適所の配役で歌、ダンス、それぞれの持ち味を存分に活かして、みんな生き生きしているのを観て元気をもらっています。
下級生ファンの方は見どころがないのでは、とちょい心配。
今回それがない上に、お芝居に感動もないので…
真風と潤花ちゃんの退団のお膳立てをほぼ1年かけて準備して、
『FLY WITH ME』
↓
『HiGH&LOW-THE PREQUEL-』『Capricciosa!!』 ←最高潮!!
↓
『MAKAZE IZM』
…と、盛り上げてきて、
↓
『カジノ・ロワイヤル〜我が名はボンド〜』
_(┐「ε:)_ ずこ〜〜 やっぱり、期待しすぎたのかしらね…
フィナーレは、イルカ以外 良きです!
フィナーレのキキちゃん(芹香斗亜)銀橋渡りの曲が「イルカがひとを愛するように」(イルカの歌)
♪知ってるか〜〜〜い♪ ( ゚д゚) ポカーン
知ってるよ、それを歌にするんか〜〜〜い?
小池先生、ちょっとね。
いろいろ脱力。
劇中のダンス、男役群舞、かっこよいです!
長身の男役はそれだけでかっこいい!
そんななか、小柄なキヨちゃんの全身バネのダンス、きびきびした身のこなしに目が釘付け…
娘役さんと真風が絡むダンス場面もしなやかで美しく好きですが、男役さんたち、真風と踊る最後のダンス。
みんなの心のなかに、真風との思い出が去来しているのだろうな、と想像しながら見ていると胸アツ。
特に次期トップのキキちゃんがセンターで踊るところは、今までもあったのに、今回はいよいよだな、という感慨でジーンと。
長らく宙組組長を務めたすっしーさん(寿つかさ)さんもセンターで。
ひときわ大きな拍手が劇場内に響いてここも胸アツでした。
トップさんの退団公演はさまざまだけれど…ショーが欲しい!
トップさんの退団公演は、公演タイトルに、お名前が入ったショーが上演されることが多いです。
吊物や大階段に電飾でお名前を出したりして、退団公演らしさがでますね。
上述したように、退団者を送る場面もあり、
最後は黒燕尾でビシッと締めるのが宝塚の真骨頂。
今回、つくづく、退団公演で一本物は残念、と思いました。
あくまでも、ワタクシ個人の意見です。