宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

【宝塚OG】朝夏まなと主演・ローマの休日@帝劇 最高〜!

私が発表を聞いて、楽しみにしていた帝国劇場公演「ローマの休日」イープラス貸切公演を観てきました。

 

私、帝国劇場で観劇するのが初めてで。

おぉー、これが帝劇か、と感動でした。

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ポスターも…

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ローマの休日は鉄板のラブコメディ

名作、というのは、いつの時代に演じても色あせる事なく 感動を呼びますね。

 

映画ローマの休日は、50年以上前に公開された映画ですが、今観ても、古臭くなく、愛と笑いの感動作。

 

それを舞台化され、宝塚でも上演され、今再び舞台戻って来ました。

 

宝塚版は、雪組早霧せいな、咲妃みゆのお二人がとても楽しい舞台を見せてくれました。

 

今回の帝劇のローマの休日も、朝夏まなと主演と聞いてすごく期待しておりました。

 

抜群のスタイルを誇るまぁ様のドレス姿、さぞ美しかろう、と。

 

そして。愛くるしいアン王女にぴったりの明るくキュートなお人柄。

 

お相手役に、ミュージカル界のニュープリンスのお一人、加藤和樹さん(役替わりは平方元基さん)。

安定の実力のお二人。

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カメラマンのアーヴィングに太田基裕さん。

 

今日もいっぱい笑って、ほろりとして…

 

誰もが知る「ローマの休日」だけに、難しい部分もあったかも知れませんが、

あ、あのシーン、と分かるのが楽しいですね。

 

幕開けは、中央の大階段に真っ赤なカーペット。真紅のビロードのカーテンが開くとオフショルダーの真っ白のドレスにティアラを付けた正装のアン王女が現れます。

 

ここは、ハッと息を飲むぐらい、一際明るいライトを浴びて美しく輝く朝夏まなと様がキャッチーで一気にローマの休日の世界に引き込まれました。

 

お約束の靴が片足脱げるのも、その後の名シーンも どれも、そうそう‼︎と思い出しながら見るのが本当に楽しかったです。

 

 

スケジュールでがんじがらめのアン王女が自由を求めて滞在先を抜け出す所も、とても楽しいシーンです。

 

街をふらついてジョーと出会ってからも、王女らしい物言いが笑わせますよね♪

 

お花屋さんが、買ってくれと、花束を渡すと、ありがとう、ともらってしまうし、ドアは開けてもらうまでは自分から開けようとはしないし、

着替えるのを手伝ってくださる❓と男性であるジョーに頼むのでジョーは、びっくりw

 

スペイン広場の階段や、Vespaに2人乗りして街を駆け抜けるところも、映像を使って巧い演出でした。

先日ちゃぴ(愛きれいか)のフラッシュダンスで自転車で街を走るのと同じような演出でした。

 

私が1番好きなシーン 

 

アン王女が、真実の口に驚くところ。

純真無垢なアン王女は、学校の寮を抜け出して来た、と嘘をついているので内心ドキドキだったけど セーフ。ホッと一息。

 

ジョーが真実の口に手を入れると…うわぁ…口から手がぁ、手が離れない!

離してみると手首から先がない!と脅かし、ほら、と背広の袖口から手を出して見せるジョーに、本気で心配していたアーニャは、安堵のあまり、勢いで抱きついてしまう…

 

ここ、めちゃ可愛いです、まぁ様。LOVE❤

 

まぁ様と加藤和樹さんがリアル恋人に見えてキュンキュンしました。

 

見所は、随所にあって、アーニャの前で本当の事を言いそうになるカメラマンのアーヴィングに 口封じのためにワインをかけたり、椅子をひっくり返したり、と何度も笑わせていました。

 

サンタンジェロの船上パーティも、映画通りのドタバタで、例の・・・ギターで脳天から竹割りwも披露。

 

笑って笑って、ほっこりして、愛たっぷりのローマの休日、最高に楽しかったです。

 

主演のまぁ様(朝夏まなと)は、美しい立ち姿で、気品あふれるアン王女を体現。かと思えば、とてもキュートなアーニャを生き生きと演じて最高でした‼︎

 

宝塚退団後もスキルを磨いて、ついに劇場の最高峰、帝劇の切符をつかみました。

 

もう、母さん嬉しいよ状態です。

 

ラスト、赤いドレスで王女としての責任を歌い上げる場面では 自分を律して王女として生きる決意を歌って胸に迫るものがありました。

素晴らしい…(泣)

 

他の出演者:

加藤和樹さんは、よく響く声での歌唱、よかったです。

テンポのいい芝居で、コミカルな場面もお上手で楽しませてくだささいましたし、アン王女を思うからこそ、記者魂を封印して、アーニャの事をスクープにしなかった、懐の深い男性を好演してましたね。

 

今までマタハリなどで拝見していましたが、相手役としてみるのが初めてで これからも注目したい役者さんです。

 

久野綾希子さん

アン王女のお付きの伯爵夫人。

幼い頃から育ててきたアン王女の成長を心から喜び、何よりも大切に思っている…そんな心情を歌い上げるお歌が、胸に染みました。

ロミオとジュリエットで言えば、乳母のような存在でした。

 

イープラスの貸切公演なので、終演後のご挨拶の後、会場の皆でイープラスポーズ(両腕を使って+を作る、ウルトラマンスペシウム光線を出すときのポーズ)をやりましたw

 

イープラス!と掛け声を掛けるまぁ様の声が「花組ぃ、最高ぉぉ!と同じぐらい 男前な声で ちょっとほっこりしました。

 

外は冷たい雨が激しく降っていましたが、劇場の中は、とても温かい空気に満ちていて、幸せな観劇でした。

 

まだまだコロナの脅威は続いていますが、出演者の皆様のご健康、ご健闘をお祈りします。

 

ローマの休日、最高!