スゴツヨ!望海風斗ならぬ、喉美風斗様、美声が響き渡る
8月3日セディナ貸切公演と 8月4日13時公演を観てきました。
8月3日 ↓
8月4日 ↓
8月3日は、2階の観やすいお席からざっくり全体を観て、
8月4日は、すご~い前方で、何度もだいもんと目が合った(気がして)内心、キャッ♪な、楽しい90分プラスアンコールでした♪
だいもん(望海風斗)は、今年5月のエリザベート スペシャルガラ・コンサート スペシャルバージョンで、ご自身が、演じたことのない「トート」役を演じました。
退団公演の大千秋楽が終わったのが4月11日で、4月22日から25日まで東京で花組フルコスチュームバージョン ルキーニ役を経て
5月3日から5日がスペシャルバージョン 初のトート役。
お稽古期間が短く、公演をしながらのお稽古だったと思うのですが、完璧に仕上げてきて驚きました。素晴らしいよ!!
そして今回のコンサート。
男役の声もあり、高いキーの歌もあり、これがだいもんの地声なのね、と思うきれなアルトの声もあり、どれも伸びやかで、耳に心地よく、最高でした!!
構成も、シネマ、ジャズ、ミュージカル、J-POPの4部構成で全20曲。
こんなの待ってた~~~!
私の「観たい、聴きたい」が詰まっていて、演出の川崎悦子さんに、心からの感謝、申し上げます!!
自然体のだいもんがすごくいい!!
「組を背負う」とか雪組トップという肩書が取れた、素のだいもんがそこにいて、鎧がとれた、等身大の柔らかで楽しいだいもんを楽しみました。
だいもん自身、今日も、J-POPのときには、どんな曲か、とか考えずのんびり聴いてください、って言ってました。
昨日も、ペンライトは、いつでも自由に振ってください、と リラックスさせてくれて、キャーキャー騒ぐようなコンサートではなく、じっくりとだいもんの歌を楽しませてもらう耳福コンサートなのがよかったです。
宝塚時代のコンサートは、どうしても、休憩挟んで3時間、大勢の組子も使わなくてはいけない、ということで、コントやミニドラマもありました。
それは、それで面白いのですが、ワタクシ&私の周りでは、もっとじっくりだいもんの歌を聞かせて欲しいという意見が圧倒的でした。
退団して、ようやく、望みが叶いましたら…
予想以上に素晴らしいコンサートでした!!
すでに、「SPERO2」はいつだろう?と楽しみになっています。
作り込みすぎてないから、歌唱が際立つ
舞台を作るエレメントに、舞台装置や衣装などがありますが、今回どれもシンプルで。
だからこそ、だいもんがあの大きな空間を歌声で埋めているのを体感できてよかったです。
私が一番圧倒されたのは、大好きなミュージカルの…「モーツァルト!」のヴァルトシュテッテン男爵夫人が歌う、「星から降る金」。
もう心震わされて、感服いたしましたっ!!
泣く~~
劇場の隅々までだいもんの美声で満たされていく…幸せな時間でした。
退団後のご活躍がますます楽しみになったコンサート
だいもんの相手役の、これまた歌上手トップ娘役の真彩希帆ちゃんが、「ドン・ジュアン」「笑う男」と次々に大きな作品のヒロインをゲットしています。
まだ、一度も外の舞台に立ったことがないにも関わらず、です。
在団中から、劇場関係者の目に止まっていたのでしょうね。
元男役さんは、無理に低い声を出す訓練をしていたので、高音が出にくい方が多いですが、だいもんは今回、ライムライトをかなり高いキーで歌っていたので 女優になっても苦労せずに済みそうです。
既にこれだけ歌えたら、もう何でも来い!ですよね~。
舞台、演劇関係者の目にも、在団中から止まっていると思いますので、いろんなお仕事舞い込んでいるのでしょう。
どんな作品に出演されるのか、わくわくで待ちたいです!
だいもんが、選んだ、次回出演作「INTO THE WOODS」では、魔女の役。
映画ではメリル・ストリープが演じたお役でかなりキーパーソン。
役の作り込み甲斐がありそうですね。
どんな役作りをするのか、楽しみです!!
とは言え…演出の熊林弘高さんがコメントで、
「最後にひと言。普通のミュージカルではありません!」(梅芸HPより)と。
え~~~、何~~~??? 怖いよ~w ^^;
共演者の方々
スペシャルダンサー2名 役替りで、今回は、佐藤洋介さんと柳本雅寛さん。
昨日も今日も佐藤洋介さん。
長身で切れのあるダンス、タンゴなどで、お着替えタイムなどにソロの見せ場がありました。
あと、珍しいのは、半澤友美さんと、小林由佳さんの起用。
お二人は、女性アクロバットダンスカンパニー「G-Rocets」の方。
大きなリングを使ってのパフォーマンスや、バランスボールを使ったパフォーマンス、圧巻は、布を使ったパフォーマンス。
上から2箇所に白い布が下りてきたと思ったら…お二人がするすると布を伝ってよじのぼり、開脚したり、逆さまになったり、スルスルっと身体を回転させながら途中まで落ちたり…シルクドソレイユのエアリアルティシューと同じですね。
目を離せませんでした、お耳はだいもんの歌声に^^
後は、バックコーラスの4人。
村井成仁さん、山崎感音さん、大月さゆさん、工藤彩さん。
寸劇、小芝居と、ドリームガールズやマンマ・ミーアでお歌披露でした。
セットリスト
1部 Cinema
ドン・ジュアン Changer
アル・カポネ この国に生きて
ライムライト
オーシャンズ11 愛する日々に偽りはない
2部 Jazz
最初になにか歌ってたけど忘れた一曲w
Lover come back to me
Chicago
Misty
3部 Musical
マンマ・ミーア
ジキルとハイド
星から降る金
4部 Jpop
月光(鬼束ちひろ)
街の灯り(堺正章)←Twitterで教えていただき追記しました!
はじまりのバラード(アンジェラ・アキ)
Super Voyager
SPERO
↑ 昨日、最後に、このコンサートのテーマ曲のSPEROを歌うのを忘れた、とTwitterで読んで知ってたけど、今日、昨日の失敗の話をしてくれました^^
宝塚時代、トップお披露目のショー、望海風斗が船出したショー「Super Voyager」でテンション爆上がりしました!
この曲聞いたら、パブロフの犬状態で、即興奮の域にっ!!
SPEROは、今のだいもんを描きとった歌詞で、これからだいもんが歩んでいく新しい旅路は、果てしない道だっていう、希望にあふれた曲で、素敵でした。
退団後は、歌唱力大事!!
…とつくづく思います。
宝塚歌劇団は総勢400人前後の団体。
外の世界は、尽きることなくタレントさんが生まれてくる場所。
宝塚という井の中の蛙が外でどれだけ通用するか。
先日読んだ森下信雄著「宝塚歌劇団の経営学」には、技の巧拙よりも、唯一無二の男役をどう作り上げるかが重要だと書いていらっしゃいました。
在団中はそれでOKですけど。
見栄えはするが歌唱力がない役者は、外では通用しないので、生徒さん、退団後も舞台に立ち続けるおつもりなら、しっかりと歌唱力をつけておかないとね!!
他にも書くことあるけど(衣装とかMC)、長くなるのでこの辺で!!