宝塚ブログ 心は青空♪

夢の世界☆宝塚のあれこれを語ります♪ 5組観劇派

望海風斗様出演予定の「INTO THE WOODS」の映画を観たのですが…微妙for me

宝塚在団中は歌上手トップスターとして、名前を馳せただいもんこと望海風斗様。

 

8月には、梅田芸術劇場メインホールで行われたコンサート「SPERO」を観に行きました。

伸びやかな声が心地よく、男役の声も、高い声も自在に操れるだいもん、すごっ!と、退団後もさらなる進化を見せてくれて、耳福でした。

 

早くだいもんのミュージカルを観たい~!と思ってたら…

 

望海風斗 退団後初ミュージカルは「INTO THE WOODS」

宝塚OGの出演される舞台は、阪急阪神東宝グループ東宝が運営する帝劇、シアタークリエなどの舞台が多いので、演出家も、宝塚の演出家さんだったり、ブロードウェイ・ミュージカルでおなじみの演出家さんだったりします。

 

今回「INTO THE WOODS」の演出を手掛けるのは、ジャン・コクトー作「おそるべき親たち」で文化庁芸術祭賞(演劇部門)大賞を受賞されている熊林弘高さん。実力派。

シェイクスピアの「お気に召すまま」や、野田戯曲なども演出されているそうですが、初めてお聞きするお名前です。

どんな演出をされるのでしょうか?

 

トップスターは、在団中から、退団後のお仕事が決まっているといいます。

それが、この作品とは考えにくいんです。

「INTO THE WOODS」でのだいもんのお役は「魔女」。

映画ではメリル・ストリープが演じたとは言え…^^;

 

歌えるだいもんには、もっと歌メインのミュージカルで観たい、という希望があります。

だからといって、男役が抜けないうちに、ガッツリ女性のお役をして、違和感ありありもイヤですしね。

きれいに移行できるといいですね。

一体どんな内容か、ディズニープラスで観てみました

大人のメルヘン、というか…ちょっと笑えない部分もあり、かなりシニカル。

 

ここからネタバレあります。

ミュージカルは映画に忠実に作られているとは限りませんが念の為ネタバレいやな方はここまででブラウザバックお願いします。

 

 

エグい部分は…シンデレラに集中してます。

 

王子様の使いが靴を持ってやってくると…、意地悪なお母さんがお姉さんのつま先を切り落として靴を履かせますが…

靴から血が漏れている、と言う指摘でI(怖すぎ)、もうひとりのお姉さんが履くことに。

こちらも 入らないので、今度はお母さんがかかとを切り落として靴にいれようとします。(悲鳴上げるのわかってるから、タオルを噛ませてました、リアル…)

「どうせ王子様の妃になれば、歩く必要なんてなくなるから」と…こわ~。

 

その二人の姉に、シンデレラの仲間の鳥が 目をつついて盲目にさせてしまうのです。

しかも、あれほどまでに、シンデレラを追いかけていた王子様が、たまたま森で出会ったパン屋の奥さんに、心奪われ、キスをして…その後どうなったのかわからないけど、なんだかな。

シンデレラと王子様は結ばれました、めでたしめでたし、じゃなかった!

 

ラプンツェル赤ずきんちゃんも出てきますが、リアルで怖い。

 

そして、だいもんが演じる予定の魔女は、最初、醜く年老いた魔女なのです。

が、パン屋の夫婦に集めさせた 赤ずきん、黄色い髪、金色の靴を白い牝牛に食べさせて、牝牛のお乳を飲むと、魔女はかっこいいマダムのような風貌に戻るのでした。

 

若返った魔女は、自分の元を去っていくラプンツェルを見送りながら、大切に育てたわが子が、自分の意思で自由を求めて去っていき、寂しさに襲われて歌う歌が素敵…というか身につまされました。

 

最後は、登場人物たちが一丸となって、ジャックを追いかけて巨大豆の木を下りてきた巨人の女と戦うのですが…なんだか微妙。

 

この物語には、言葉には力が宿っているから(日本で言う、言霊)、話す言葉に気をつけなさい…という 人生の示唆が込められているんですね。

 

へぇ・・・

 

俳優陣は、子役も含めて、みなさんすごくお歌が上手で(当たり前)、見応えありましたが、肝心のストーリーが…感動なし。

 

ミュージカルでは、どのように脚色されているかわからないですが、観たあとにほっこりするような、感動的な描かれ方になっているといいなと思います。

 

梅芸で、チケット外れたので、11月7日の一般売に挑戦しようかと思ってましたが、もういいか…

アマゾンプライムの「シンデレラ」(カミラ・カベロ主演)がおすすめ!

ヅカともさんにおすすめしてもらってたアマゾンプライムの「シンデレラ」、観てなかったわね、と昨日、観たのですが…すごく楽しくて、現代風で良かったです!!

 

現代風なのは、衣装もそうですが、ヒロインが、「お妃」に何の魅力も感じてなくて、自分のドレスショップを持ちたい、と言う夢の方が大切と思っている所。

王宮の舞踏会で出会った、世界中を飛び回るセレブにデザイナーとして見いだされるというまたとないチャンスも!

結果、王子様は、即位を諦め、王位を妹に譲って、シンデレラと世界を駆けるたびに出る…というこれまた夢のようなお話。

 

虐げられてきたシンデレラの部屋に、意地悪な母親がやってきて、自分の過去を語って、しんみりと歌う場面も。

お姉さんたちも、それほど意地悪でもなく シンデレラと母親ともいい関係になって みんなハッピーエンド~♪

 

こういうのが好き。私はね~♪

 

「INTO THE WOODS」…観てこられた方のレポート、楽しみにしています。

観なかったことを後悔するような作品になるといいですね…